MONOCHORMEのその先へーキミイロプロジェクト最大の挑戦ー

MONOCHORMEのその先へーキミイロプロジェクト最大の挑戦ー

MONOCHORMEのその先へーキミイロプロ
ジェクト最大の挑戦ー

多種多様な強みを持つメンバーに迫る!

──UtaTenには初登場ということで、まずは自己紹介をお願いします!

高槻:はいっ! キミイロプロジェクトのリーダーその1、高槻あくびです。歌うことがすごく好きです。お洋服をつくることも好きで、キミイロプロジェクトの衣装製作を担当しています。

──衣装担当! デザインから縫製まで全て担当されているとお伺いしたのですが‥。

高槻:あ、そうです! 家でミシンを使ってカタカタ作っています。
──全部お1人で、ですか?
高槻:はい。全員分なので、11着…(笑)

──すごい‥! 第2弾の『共有』の時に“メンバーの能力を共有する”というきっかけで製作を始められたとお伺いしました。

高槻:今回で3回目なんですけど、毎回メンバーのことを想いながら作るのは楽しいです!

瀬川:瀬川のどかです。最近はまっているのはメイクとお洋服で、お休みの日にインスタとかに動画をあげたりしています。メンバーのヘアメイクを担当することもあります。
──ヘアメイクまで!

瀬川:そうなんです。基本はそれぞれ自分でやるんですけど、私と(星海)あおい以外みんなあまり器用じゃなくて。あくびなんて衣装作れるくらい器用なのに、髪の毛が巻けなかったりするんですよ。

高槻:のんちゃんが巻いてくれると綺麗にくるくる巻けるのに、あくびだと言うこと聞いてくれなくて(笑)
──ちゃんと役割分担ができているのが素敵ですね。

瀬川:『魔法がかかってる〜! 』っていつも喜んでくれるのが嬉しくて、私も楽しみだったりします。ネイルも趣味で、今は押し花を使ったデザインにして、指先から気分を変えていこうって思っています。


星海:すごいセンスがあるんです! メンバーものんたんにネイルしてもらって、すごく喜んでいたよねっ。

──ネイル中はメンバー同士でゆっくりお話もできますし、さらに可愛くもなれるなんて素敵な時間ですね。

星海:メンバーに合わせて色を選んでくれたり、デコレーションを考えてくれたり。

瀬川:私の中のイメージと本人が好きなもの、例えばあくびだったらキラキラが好き、というのをネイルに詰め込めたらいいなって。ファンの方から『ネイル変わったね』って声をかけてもらえるのもとても嬉しいです!

星海:リーダーその2の星海あおいです。特技は幼稚園生の頃からずっと習っているダンスです。グループ内の役割としてはダンスが苦手な子のフォローをしたりお休みの子が出てしまった時のフォーメーションチェンジを考えたり、パフォーマンス面を見ています。
──表舞台に出るときの全体を見るリーダーなんですね!

高槻:あおいは全メンバーのポジションを頭に入れていて、それがすごいなと思うんです。

瀬川:全曲だもんね。他のメンバーが聞く時も『あなたはここ、あなたはここ』ってちゃんと的確に指示するんです。『移動はここを通って』ってところまで細かく。

星海:フォーメーションを変えなきゃいけない時は急なことが多いので、頭の中でぐるぐると考えて、こうしようって。でもそれが実現するのは、みんなのおかげ。あおいの提案を、メンバーもすぐに受け入れて、協力してくれるんです。

山田:山田小豆です! 10月30日のワンマンライブでキミイロプロジェクトに昇格したばかりです。他メンバー「初! 昇格メンバーです!(パチパチ)
──夏のドキュメンタリーで、講師の方々に「伸び代があるって言われていましたよね。昇格したばかり、もしかして今日一番緊張されているのでは…?

山田:すごい、すごい緊張しています(笑)
──自己紹介も兼ねて、好きなもののお話をお伺いできますか?

山田:えっと、オムライスが好きで自分で作ることと、洋服のタグを集めるのが趣味です!
──洋服のタグ、ですか?

山田:ブランドのお洋服あるじゃないですか、あれのタグを集めるのがすごく好きで。しっかりした紙のやつ。

高槻:初めて聞いた!(笑)

山田:好きなブランドのロゴを見ているのが好きで、集めるようになったんです。AnkRouge(アンクルージュ)っていうブランドが好きで、あんまり高くて買えないんですけど、買えた時に嬉しくて集めちゃうんですよね。

瀬川:あ、わかるかも! 好きなブランドの袋を集めちゃうみたいな感覚かな?

山田:そうですそうです!
──憧れのものを買えた喜びってありますもんね。何一つ捨てたくない、みたいな。

山田:思い出ですね。また買うために頑張ろうってたまに見返したりしています(笑)

高槻:小豆、ちょっと変わっているんですよね。初めて聞いた時にびっくりしたんですけど、濃い味が苦手みたいで。お味噌汁を水で薄めて飲んだり、ポテトの塩味が濃いときは紙ナプキンで全部拭いてから食べるんです。それが普通だと思っていたみたいで。

瀬川:変わっているなーって思うことが多々あるんですけど、まだまだ小豆は奥が深いので、これからも何が出てくるのか楽しみです(笑)
──お話を聞いていて、メンバー同士がすごくお互いを尊敬しあっているところが素敵だなと思いました。

瀬川:一緒にいる時間は家族よりも長いので、理解はしている方だと思います。自分が持っていないことを持っているメンバーだらけなので、尊敬できますね。

キミイロ史上最大・最高のワンマンライブ決定!
──キミイロプロジェクト、史上最大規模のワンマンライブ開催決定ということで、イベント決定の時のお気持ちをお伺いできますか?

高槻:発表されたのは小豆の昇格が決まった10月30日のイベントの時です。ファンの皆さんには映像で発表されたのですが、それをリハーサルで見るはずがすごくバタバタしてしまって、結局見ないまま本番が始まるという…。

──えぇ! まさかの、ご本人たちも知らなかったと。

高槻:イベントが終わって、急いで楽屋でアンコールの準備をしている時に会場の映像を見ていたら流れてきたんです。楽屋で「えっえっ?って(笑)以前、TOKYO IDOL FESTIVAL(TIF) 2018の全国大会で一度だけSELENEのステージに立ったことがあるんですが、とにかく広くて大きい会場だってイメージだったので、次のワンマンがSELENE!? って、嬉しさと色々な感情が混ざり合いました。

──初めてのワンマンライブは、2017年にSHIBUYA CLUB ASIAで300人規模を満員にされていますよね。今回はどれくらいの規模ですか?

高槻:SELENEは最大800人入るんです…!
──他のメンバーの皆さんも、同じように知ったんですか?

星海:私とのんたんはリハーサル中にちらっと映像を見てしまって。あ、やるんだなって。

高槻:えっ!知っていたの!?

瀬川:たまたま見ちゃったの。でもこれからライブだから1回忘れようと(笑)

星海:みんなバタバタしているし、本番前に言ったら動揺させちゃうから、見なかったことにしようって。

高槻:それは正しい判断…(笑)

瀬川:アンコールも終わって特典会の準備をしている時に思い出して『えっ、大丈夫?かな』って。私もTIFの思い出が蘇ってきたんですよね。あの悔しさは、塗り替えたい。だからこそワンマンライブを成功させたいし、ユースの子達にも、会場を埋める大変さを知ってほしい。

──大変さというと、例えばどのような?

瀬川:これまで席が埋まらなかった時は、駅で手売りでチケットを売ることもありました。そういう大変さを知っているからこそ、今のままじゃダメだっていうのもわかっているので。『黒星を白星へ』というスローガンがあるんですが、これに倣ってキミイロプロジェクトを好きでいてくださっている方とユースのみんなと一緒にワンマンライブを成功させたいなって思っています。
──単なるワンマンライブではなく、1年前の自分たちを超えるという目標があるんですね。星海さんはいかがですか?
星海:私はキミイロプロジェクトの結成当初からの目標に『絶対立つぞ武道館!』というのがあるので、『あぁ、やっとSELENEだな』って思いました。

瀬川:かっこいい…!

星海:今まで本当にゼロから一歩ずつやってきて、悔しさはもちろんあったけどそのステージにワンマンライブでまた立てる。キミイロプロジェクトってただシンデレラストーリーじゃないんです。言い方があっているかわからないですけど、泥臭く戦って突き進んでいくグループだなって思っているので。私の中ではやっとワンマンでSELENEだって思っています。
──まだまだ通過点ということですね。山田さんは正規メンバーになるという夢を叶えたばかりだと思うのですが、すぐにワンマンライブが決定してどんなお気持ちでしたか?

山田:私も、楽屋でみんなが噂しているのを聞いて知ったんです。昇格したてですけどもうユースじゃないし、新しい子たちもいっぱい入ってきたので、先輩たちのように自分もみんなを引っ張っていける存在になりたいなと思っています。このライブは『MONOCHROME』の集大成。10月30日に正規メンバーに昇格した時によりも、パワーアップしたパフォーマンスを見せたいなと思います。


新曲で魅せる新たなキミイロプロジェクトとは?
──泥臭く、というワードを聞いて、新曲『あぁどうせ、Don't say』は皆さんの今の気持ちが表れているような気がしました。この曲は皆さんにとってどのような曲ですか?

高槻:もう、特別な曲です。個人的には今までで一番多くソロをいただいた曲で、歌詞の内容も今までのキミイロプロジェクトの楽曲とは真逆ですね。
──真逆、ですか?

高槻:ちょっと後ろ向きな歌詞だなと思っていて。今までの曲で自分が任されていたものとは違う表現を求められているなって思ったんです。伝えたい想いがある、その世界観を表現できるのって、自分の世界が広がって楽しいなって思いました。
──まさに色が変わっていく瞬間なんですね。

高槻:落ちサビの歌詞がすごく好きです。ちょっとだけ前を向く歌詞になります。

瀬川:すごくメッセージ性が強い曲だよね。モヤモヤした気持ちや、躓きそうな時の気持ちが歌詞とリンクしたり、ファンの方の気持ちも入っているような気もする。サビの終わりにある“大事なこと見つけたから”っていうフレーズ、そこが一番好きです。
アイドルをやっているとくじけそうになることも多いけど、この歌を聞いていると、私は大事な居場所を見つけられたなって前向きに思えたりして。何よりあくびの歌い方がすごく好きなんです。落ちサビの時、私あくびの横顔が見える位置にいるんですけど、初めてお披露目した時に泣いてしまいそうになって。

星海:いや、泣いていましたよ(笑)歯を食いしばって我慢してた。
──泣いていたんですか!

星海:私の位置からはのんたんの顔が見えるんですけど、あくびのソロの時にもう震えをこらえているのがわかりましたもん。

瀬川:思い出すと泣いちゃいそう。

高槻:えっあくびも泣いちゃいそう…!

瀬川:あぁちゃんと歌詞の意味を考えて、ファンの人に伝えるんだっていう気持ちが伝わってきて。すごい、すごい好きなんです。
──熱いグループ…! 努力しているとこを見ていてくれるメンバー同士の関係性が素敵ですよね。

瀬川:かっこいいなって単純に思いました。

高槻:嬉しい…。

瀬川:キミイロプロジェクト自体、メインボーカルをたてた曲が初めてだったので、すごく緊張しただろうなって勝手に思っていて。なんかもう親心みたいな。『あぁあくび、あんなに冴えなかったのに、キラキラしてる、アイドルだ!』って。

星海:オーディションの時なんて、学校の緑色のジャージ着ていたものね…(笑)

瀬川:そんな子がグループのセンターなんだって。色々な思いがあの歌詞とリンクして…。一緒にやってきた中で一番綺麗なあくびを見た瞬間だったなって。だからこそ、たくさんの方に聞いてほしいです。
──キミイロプロジェクトが皆さんにとっての居場所。思い入れのある大事な曲ですね。

星海:キミイロプロジェクトの曲の中で一番ダンスの難易度が高いのもポイントだと思います。魅せられる曲。私のモットーは、見てくださっている方が何かを感じるパフォーマンスをすること。ちょっと暗い気持ちになってしまった時に、この曲を聴いて少しでも心が動いてくれたら嬉しいです。
──無理して前向きになろう! というイメージではなく、小さくても進もうと思わせてくれる曲ですよね。
山田:正規メンバーに昇格して初めてこの曲を聴いた時に『この曲と自分がちょっと似ているな』と思ったんです。見え隠れする強い意志や心の奥底の想いを感じて、私もこのままじゃダメだって。『この曲で戦っていこう』って思えました。

星海:すごい…!

高槻:かっこいい…!
──ファンの方に届けたいのはもちろん、歌っているご本人も、パワーをもらえる曲なんですね。

瀬川:徐々に強くなっていく様子が見えるような曲です。みんなに寄り添ってくれる歌だなって思います。
白をまとい、衝動を起こしたい

──今回の衣装について教えてください。

高槻:MONOCHORMEという言葉を聞くと黒と白をイメージする人が多いと思うんですけど、 本来の意味は“1つの色”なんですね。それを踏まえてどっちだろうって考えた時に白だって思ったんです。本当に強い色は白だっていうのがあくびの中であって。今思うと、ワンマンライブのタイトル(※黒を白へ)にもぴったり合うし、よかったなって思っています。

星海:テーマを聞いただけで、この衣装のデザイン出来るのがすごい。

高槻:ファッション界に『黒の衝撃』というものがあるんですけど、あくびの中では白の方が強いなって。衝撃になる前の衝動を起こすのがアイドルだと思っているので、白の衝動が起こるようにって思いながらこの衣装を作りました。

──黒は何色にも染まらないイメージがありますけど、白なのに染まらないって強い意志を感じますね。

高槻:その強さを持っていたいという想いがこもっています。
──メンバーの皆さんは、次の衣装はこれだよって見せてもらうんですか?

瀬川:最初はあくびが衣装を作れるなんて知らなかったから、突然パッと見せられた時はびっくりしました。毎回必ず衣装の説明をしてくれるんですけどそれを聞きながら泣いてしまうメンバーもいて。

高槻:あくびにしかわからないメンバーの魅力を衣装に取り込みたくて。今回は袖のデザインがそれぞれ違うんですけど、この子にはこれが似合うって近い存在だからこそわかることがあるかなって。そういうのを意識して、作っています。
──リーダーとしていつもメンバーを見ているから、活かすデザインを考えられるんですね。

高槻:シーズンごとに1着作るので、みんながテーマを乗り切るための戦闘服になったらいいなって思いますね。
キミイロプロジェクトにとっての運命を変える日
──では最後に、5月16日のワンマンライブに向けての意気込みをお聞かせください。

瀬川:キミイロプロジェクトが世界を変えるくらいの勢いで挑みます。このグループはすごいんだって思って欲しい。あまりアイドルっぽくないかもしれないんですけど、泥臭い部分とか、あの日SELENEのステージで流した悔し涙とかも、きっとリンクする部分があると思います。
あの時よりパワーアップした最高のパフォーマンスを見せて、逆に皆さんを泣かせるくらいの気持ちで作り上げていきます。綺麗なものばっかりじゃないけど、全部ひっくるめてキミイロプロジェクトでありたいなと思っています。
──運命を変える、キミイロプロジェクトの革命ですね。
星海:これまで泥臭くやってきたからこそ、ただ楽しませますとか、私たちの覚悟はそれだけじゃなくて。『あぁどうせ、Don't say』を筆頭に、色々なテイストの曲があるので、見てくださる皆さんの感情をグイグイ動かせるような、そんなライブにします。皆さんの人生にとってその1日が本当にかけがえのない時間になるように挑むので、皆さんの大切な時間を私たちにくださいっ!
──初めての大舞台へ、意気込みはいかがですか?

山田:TIFの全国選抜の時は、私はSELENEには立っていなかったんです。先輩達がSELENEでライブしているのを見た時に、私も絶対ここに立ってやるって思いました。キミイロプロジェクト史上最大規模のワンマンライブ、絶対に客席を埋めたい。私は先輩達とは活動してきた年月が違いますが、5月16日に魂を込めたいと思います!
──客席で見ていたからこそ、一員となったいま力になりたいと強く想う、その覚悟が素晴らしいですね。
瀬川:暑苦しすぎますよね、大丈夫ですかね? 自分たちでも暑苦しいっていうのはわかっているんですけど、抑えられなくて‥(笑)

高槻:過去に一度立ったSELENEでは、すごく綺麗な景色を見たけど、すごく悔しい思いをしました。このワンマンライブは、あの悔しさやみんなの色々な想いを抱えて、絶対に成功させたい。5月16日、ファンの皆さんと一緒に、これまでで一番綺麗な景色を見たいと思っているので、ぜひ遊びに来てください! 絶対いい日に、しようね。

──言葉を発するたびにお互いの好きなところ、尊敬するところを伝え合うキミイロプロジェクトのメンバーたち。本日は熱いお話をありがとうございました。
走りきった過去を超え、未来へ飛び出す彼女たちの勇姿を、見に行ってみてはいかがでしょうか。
TEXT しばたさよこ

UtaTen

歌詞検索・音楽情報メディアUtaTen

新着