あいみょん、
自身初の日本武道館公演は
360度観客に囲まれた弾き語りライブ
ニューアルバム『瞬間的シックスセンス』も絶好調のシンガーソングライター・あいみょんが開催した日本武道館でのワンマンライブ『AIMYON BUDOKAN -1995-』のライブレポートをお届けする。
あいみょんにとって初となる武道館公演は、念願だった弾き語り形式で行われ、360度を観客に囲まれたセンターステージで全18曲を熱唱した。
客電が消え、ステージ中央がスポットライトに照らされる中、黄色いセットアップを着たあいみょんが登場し、ライブは「マリーゴールド」からスタート。『NHK紅白歌合戦』でも披露された代表曲を一曲目に持ってくるところから、この日に対する並々ならぬ気合いが伝わってくる。“360°のこの景色はなかなか見れないですね”と場内を見渡し、「愛を伝えたいだとか」から「わかってない」へ繋げると、“あんまりやらないんですけど、初めての武道館で初めてのことをやろうと思って、手拍子してもらっていいですか?”と呼びかけ、会場中の手拍子とともに「満月の夜なら」を軽やかに歌い上げた。
日本武道館はこれまでのワンマンライブで過去最大キャパであり、14,000人が場内を埋め尽くしたが、MCでは“意外と距離近くない?”と話したように、どこかアットホームな雰囲気が漂っているのは、あいみょんらしいところ。四方のお客さんが同じように楽しめるように、回転するステージは大掛かりだが、“恥ずかしい”と笑う表情は素のままだ。椅子に腰をかけて歌われた「風のささやき」、アルバムにも弾き語りで収録されていた「恋をしたから」ではさらに親密な空気を作り出し、まるであいみょんの部屋の中に呼ばれたかのようだった。
「あいみょん」という名前の名付け親である古くからの友人に向けて作った「○○ちゃん」を歌い終えると、映画『クレヨンしんちゃん』の主題歌を担当することを報告。“太陽の塔、吉田拓郎、ベッツィ&クリス、しんちゃんからいろんなことを教わりました。自分以外の家族のことを歌うのは初めてだけど、野原一家への私なりの恩返し。今日が初披露です”と話して、新曲の「ハルノヒ」を堂々歌い上げる。難波と渋谷で弾き語りをしていた頃の思い出を語ってから始まった「貴方解剖純愛歌~死ね~」では途中で間違えてやり直す場面があったものの、場内は逆に盛り上がって自然と手拍子が起き、あいみょんもアコギを勢いよくかき鳴らした。
ここで20分の休憩に入り、その間はあいみょんがMCを務める「SNACK TIME RADIO」が場内に流れ、ゲストに○○ちゃんが登場するというサプライズも。その後、Tシャツに着替えたあいみょんが再び登場し、「憧れてきたんだ」から後半戦がスタートすると、「今夜このまま」では歌詞になぞらえて泡のような照明が映し出され、幻想的な雰囲気に。カントリー調の「ふたりの世界」では“武道館が決まって、この曲で日本一のアレが聴きたいと思った”と、お決まりのSEXコールが起こる。アカペラで始まった「どうせ死ぬなら」の凛々しい歌声も印象的だった。
会場中を見渡しながら歌った「GOOD NIGHT BABY」に続いて、「いつまでも」では歌詞の内容に合わせて、“ゴッホは死んでから評価されたけど、生きてるうちにちゃんと評価されたい”と曲中で語り、大歓声が起こる。「生きていたんだよな」ではモニターに歌詞が映し出され、赤を基調とした照明によるドラマチックな演出も加わり、シアトリカルな雰囲気が作り上げられた。
“お母さんに武道館が決まったことを報告したら、紅白が決まったときよりも喜んでくれたから、私を産み落としてくれた年を今日のタイトルにしようと思った。1995年は私の原点、弾き語りはシンガーソングライターである私の原点”と『AIMYON BUDOKAN-1995-』のタイトルの由来を話すと、“今日のために作った”という新曲「1995」を披露。“ラララ”というコーラスを会場中で歌うと、この日のラストナンバー「君はロックを聴かない」でもさらに大きな大合唱が巻き起こって、場内は素晴らしい一体感に包まれた。
「君はロックを聴かない」を歌い終えると、“今日は私に一番の特等席をありがとうございました!”と大声で話し、感動的な光景とともに、あいみょん初の武道館公演が幕を閉じた。
本公演のライブの模様をスペースシャワーTVにて、ライブと当日のドキュメンタリーも交えて独占放送することが決定。ぜひ会場でライブを楽しんだ皆様も、会場に来れなかった皆様も放送で改めて本公演を楽しんで欲しい。
5月からは対バンツアー『AIMYON vs TOUR 2019 “ラブ・コール”』、10月からは自身最大規模のホール&アリーナワンマンツアー『AIMYON TOUR 2019 -SIXTH SENSE STORY-』を開催。2019年も精力的に活動するあいみょんに注目してほしい。
photo by 鈴木友莉、永峰拓也
あいみょんにとって初となる武道館公演は、念願だった弾き語り形式で行われ、360度を観客に囲まれたセンターステージで全18曲を熱唱した。
客電が消え、ステージ中央がスポットライトに照らされる中、黄色いセットアップを着たあいみょんが登場し、ライブは「マリーゴールド」からスタート。『NHK紅白歌合戦』でも披露された代表曲を一曲目に持ってくるところから、この日に対する並々ならぬ気合いが伝わってくる。“360°のこの景色はなかなか見れないですね”と場内を見渡し、「愛を伝えたいだとか」から「わかってない」へ繋げると、“あんまりやらないんですけど、初めての武道館で初めてのことをやろうと思って、手拍子してもらっていいですか?”と呼びかけ、会場中の手拍子とともに「満月の夜なら」を軽やかに歌い上げた。
日本武道館はこれまでのワンマンライブで過去最大キャパであり、14,000人が場内を埋め尽くしたが、MCでは“意外と距離近くない?”と話したように、どこかアットホームな雰囲気が漂っているのは、あいみょんらしいところ。四方のお客さんが同じように楽しめるように、回転するステージは大掛かりだが、“恥ずかしい”と笑う表情は素のままだ。椅子に腰をかけて歌われた「風のささやき」、アルバムにも弾き語りで収録されていた「恋をしたから」ではさらに親密な空気を作り出し、まるであいみょんの部屋の中に呼ばれたかのようだった。
「あいみょん」という名前の名付け親である古くからの友人に向けて作った「○○ちゃん」を歌い終えると、映画『クレヨンしんちゃん』の主題歌を担当することを報告。“太陽の塔、吉田拓郎、ベッツィ&クリス、しんちゃんからいろんなことを教わりました。自分以外の家族のことを歌うのは初めてだけど、野原一家への私なりの恩返し。今日が初披露です”と話して、新曲の「ハルノヒ」を堂々歌い上げる。難波と渋谷で弾き語りをしていた頃の思い出を語ってから始まった「貴方解剖純愛歌~死ね~」では途中で間違えてやり直す場面があったものの、場内は逆に盛り上がって自然と手拍子が起き、あいみょんもアコギを勢いよくかき鳴らした。
ここで20分の休憩に入り、その間はあいみょんがMCを務める「SNACK TIME RADIO」が場内に流れ、ゲストに○○ちゃんが登場するというサプライズも。その後、Tシャツに着替えたあいみょんが再び登場し、「憧れてきたんだ」から後半戦がスタートすると、「今夜このまま」では歌詞になぞらえて泡のような照明が映し出され、幻想的な雰囲気に。カントリー調の「ふたりの世界」では“武道館が決まって、この曲で日本一のアレが聴きたいと思った”と、お決まりのSEXコールが起こる。アカペラで始まった「どうせ死ぬなら」の凛々しい歌声も印象的だった。
会場中を見渡しながら歌った「GOOD NIGHT BABY」に続いて、「いつまでも」では歌詞の内容に合わせて、“ゴッホは死んでから評価されたけど、生きてるうちにちゃんと評価されたい”と曲中で語り、大歓声が起こる。「生きていたんだよな」ではモニターに歌詞が映し出され、赤を基調とした照明によるドラマチックな演出も加わり、シアトリカルな雰囲気が作り上げられた。
“お母さんに武道館が決まったことを報告したら、紅白が決まったときよりも喜んでくれたから、私を産み落としてくれた年を今日のタイトルにしようと思った。1995年は私の原点、弾き語りはシンガーソングライターである私の原点”と『AIMYON BUDOKAN-1995-』のタイトルの由来を話すと、“今日のために作った”という新曲「1995」を披露。“ラララ”というコーラスを会場中で歌うと、この日のラストナンバー「君はロックを聴かない」でもさらに大きな大合唱が巻き起こって、場内は素晴らしい一体感に包まれた。
「君はロックを聴かない」を歌い終えると、“今日は私に一番の特等席をありがとうございました!”と大声で話し、感動的な光景とともに、あいみょん初の武道館公演が幕を閉じた。
本公演のライブの模様をスペースシャワーTVにて、ライブと当日のドキュメンタリーも交えて独占放送することが決定。ぜひ会場でライブを楽しんだ皆様も、会場に来れなかった皆様も放送で改めて本公演を楽しんで欲しい。
5月からは対バンツアー『AIMYON vs TOUR 2019 “ラブ・コール”』、10月からは自身最大規模のホール&アリーナワンマンツアー『AIMYON TOUR 2019 -SIXTH SENSE STORY-』を開催。2019年も精力的に活動するあいみょんに注目してほしい。
photo by 鈴木友莉、永峰拓也