『コードギアス 復活のルルーシュ』
12年を経た新たな物語に、福山潤「す
べてを出し尽くした」

2月9日(土)、新宿バルト9にて行われたアニメーション映画『コードギアス 復活のルルーシュ』公開初日舞台あいさつに福山潤櫻井孝宏、村瀬歩、メガホンをとった谷口悟朗監督、オープニング主題歌を担当した家入レオが登壇した。
『コードギアス 復活のルルーシュ』は、アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』の完全新作。TVアニメと劇場版3部作のその後を描いた劇場版だ。谷口監督のほか、脚本の大河内一楼氏、キャラクターデザイン原案・CLAMPが再結集して製作された。

初日舞台あいさつには、シリーズの主人公ルルーシュ役の福山潤、ルルーシュの親友スザク役の櫻井孝宏、そして新作の舞台・ジルクスタン王国の若き国王・シャリオ役の村瀬歩が、谷口監督とOP主題歌の家入とともに登場。満員の客席の前に登場した5名は、雪が降る中で初回上映に集まった観客に感謝を述べた。
福山は公開を祝し、シリーズお馴染みの掛け声「オールハイルブリタニア!」と乾杯の音頭をとり、イベントがスタート。プロジェクトの製作発表から2年をへての公開に、谷口監督は「ファンとの約束が果たせた」と安堵の言葉。福山は「今までのキャリアの中でも、どう表現していいのか分からない」と 、12年続いたシリーズに感慨深い様子だった。続く櫻井は、「皆さんを巻き込むような形でコードギアスの世界に浸れたことが嬉しかった」と語る。また、シリーズ初出演の村瀬は、自身が高校生の時にTVシリーズからファンになったことを明かし、「自分が観ていたキャラクターと一緒の場にいられたことが今でも信じられない」と出演の際の感激を振り返った。また、「ファンとしても劇場の大画面でも観たいです」とも。
福山は、谷口監督と登壇するのは、2016年のイベント以来。「今回のプロジェクトがひとつの区切りとして、谷口監督が本作を大事に考えていると思った」と監督の想いを汲んだ。一方で、TVシリーズ時の谷口監督に“怖い印象”をもっていたことを明かしている。新作製作時にずっと笑っていた谷口監督について、福山は「逆に怖かった」と冗談めかし、会場の笑いを誘っていた。村瀬は、谷口監督に“哲学”を感じたそうで、「本能に任せて演じることが多いため、熱の持ち方など勉強になった」と印象を語っている。
新キービジュアル (c)SUNRISE/PROJECT L-GEASS Character Design ?2006-2018 CLAMP・ST
オープニング曲「この世界で」を担当した家入は、「“退廃的”や“世界の果て”というイメージが湧きそのスケール感に圧倒された」と、初めて同作を鑑賞した際の印象を語る。また、「スケール感のある無駄なものを一切省いた音数の少ない曲でいこうと決めた」と想いを明かしていた。谷口監督は、女性の立ち位置から歌えるアーティストとして、家入にオファーしたことを明かす。さらに、画を見ながら曲のスピード感の調整などを行い、家入とキャッチボールしながら作り上げていったことなど、エピソードを語った。今作で初の映画オープニング主題歌を担当した家入は「こんなに愛されているアニメに関われてうれしかった」と述懐。そんな家入に対し、櫻井は、「すごく大事な部分を担っている」とコメントしている。
最後に福山は、「すべてを出し尽くした完全新作」と本作を自信満々にアピール。「どういった言葉で、どういった気持ちで皆さまが語っていただけるのか楽しみでなりません」と期待を込めて語り、イベントを締めくくっている。
『コードギアス 復活のルルーシュ』は公開中。

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