日本映画史に燦然と輝く傑作、『映画
「砂の器」のシネマ・コンサート』が
4度目の再演

『映画「砂の器」シネマ・コンサート』の再演が、2019年4月29日に大阪、4月30日に東京で開催されることが決定した。同コンサートは2017年8月に東京で初演されて以来、2018年4月、同年9月には橋本忍、加藤剛を偲んで追悼公演が行われた。今年は原作者の松本清張の生誕110年、監督の野村芳太郎の生誕100年にあたり、4度目の上演が決定した。このコンサートは洋画系シネマ・コンサートがブームの中、日本映画史に燦然と輝く傑作が支持を集め、すでに1万人を超える人々を感動で包み込んでいる。
(c)1974・2005 松竹株式会社/橋本プロダクション
待望の再演が決定した本シネマ・コンサートは、劇中のセリフや効果音はそのままに音楽パートをオーケストラが生演奏する映画上映とコンサートの複合型イベント。
本作といえば、後半40分のクライマックス・シーン全編に渡って流れる組曲「宿命」だ。物語中で気鋭の音楽家・和賀英良(加藤剛)が作曲、自ら指揮・演奏するシーン、緊迫した捜査会議シーン、和賀の回想として描かれる、お遍路姿の親子が四季折々の全国を旅するシーン。この3つのシーンを交互に織り交ぜながら、背景に演奏されるのが、オリジナルで書き下ろされた組曲「宿命」である。ラスト40分のあいだに綴られる音楽と映像の融合によるカタルシスが、映画「砂の器」シネマ・コンサートの真骨頂であろう。
(c)1974・2005 松竹株式会社/橋本プロダクション
本コンサートの演奏は大阪公演を日本センチュリー交響楽団、東京公演を東京交響楽団。指揮は竹本泰蔵、ピアノは前回公演に引き続き近藤嘉宏が担う。
日本映画史に燦然と輝く不朽の名作が、巨大スクリーンで映画全編上映と共に、80人編成のフル・オーケストラで生演奏される本シネマ・コンサート。大阪、東京両公演の一般発売のチケットは2月9日(土)10:00より開始される。

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