Bibio、新曲「Curls」リリース 去年
始めたマンドリンとバイオリンを使用

イングランドはウエスト・ミッドランズ在住のプロデューサー・Bibioが新曲「Curls」を2月6日(水)にリリースした。

2016年発表の『A Mineral Love』ではGotyeと共演をし、サカナクションの山口一郎やBoards of Canadaなどを筆頭に、国内外のアーティストから賞賛を集めるBibio。本作は、昨年11月にリリースされたEP『Phantom Brickworks (IV & V)』以来の新曲となる。
Bibio

【Bibio コメント】

僕の多くの歌やインストルメンタルの楽曲と同様に、この曲はギターのリフから始まる。そこから、去年始めたマンドリンとバイオリンで演奏した主旋律に繋がる。歌詞については、一見すると関係なく見えるけど、実は結びついている人生の小さな物事――異なる記憶の断片やこの目で観測したこと、そして空想――がインスピレーションになっている。ここ数年のことを振り返ってみると、自分にとって大切なもののいくつかは、日常の小さな観察や体験だと気づいた。木に染み付いた雨の匂いだったり、外から部屋に入ってきた人の髪の毛が持ち込んでくる新鮮な空気だったり。そういう瞬間は喜びに満ちているし、とても意義深いものだったりもする。人生がどんなものかってことや、生きることの意味、もしくは意味すら超えた何かだってことに気づかせてくれる。それはまた、歌詞を乗せた曲よりも、言葉を持たない曲の方が多くを語りかけてくれることに気づかせてくれる。そういう日々の瞬間が、生まれ持った資質や、野心的に物事を達成することよりも重要だったり、記憶に残ることもある。それは太古まで遡っても存在することだし、個人の心の中の世界を超えたものなんだ。こういった意識っていうのは恐らく何千年も昔から体験されてきたことなんだろうと思う。新鮮な空気以外にも世の中には素晴らしいものがたくさんあって、そういった存在を目の当たりしたとき、人は幸せを感じることができる。だからこそ、日々の小さな物事が自分の心に響くし、それらを曲の中で歌うことは意味のあることなんだ。

Stephen Wilkinson


【リリース情報】

Bibio 『Curls』

Release Date:2019.02.06 (Wed.)
Label:WARP RECORDS
Tracklist:
1. Curls

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