東京ステーションギャラリーで『アル
ヴァ・アアルト もうひとつの自然』
展 フィンランドを代表する建築家の
魅力を再発見

展覧会『アルヴァ・アアルト もうひとつの自然』が、2019年2月16日(土)~2019年4月14日(日) まで、東京ステーションギャラリーにて開催される。
ネモ・プロフェタ号に乗るアアルト、1960年代 (c)Schildt Foundation, photo: Göran Schildt
アルミン・リンケ撮影、ルイ・カレ邸/Alvar Aalto, 1956-59/61-63 (c)Armin Linke, 2014
アルヴァ・アアルト(1898-1976)は、「マイレア邸」「パイミオのサナトリウム」「ヴィープリ(ヴィーボルク)の図書館」など、個人邸宅から公共建築までを設計したフィンランドを代表する建築家だ。建築にあわせて、家具をはじめ壁面タイルやドアノブに至るまでをデザインするなどディテールへのこだわりも徹底していた。また、アームチェアやスツール、照明器具、流線形のガラス器など、彼が手がけたプロダクトデザインは、今やフィンランドデザインのシンボルといえるほど世界中で親しまれている。アアルトは、人々の暮らしをより豊かにしたいというヒューマニズムの考えに基づきながら、フィンランドの豊かな自然のなかに見出した有機的なフォルムを設計やデザインにとり入れた。その建築やデザインに触れると、周囲の環境との親和性や、空間と光の調和のなかに、「もうひとつの自然」のような存在を感じるのはそのためだろう。
アルミン・リンケ撮影、パイミオのサナトリウム/Alvar Aalto, 1928-33 (c)Armin Linke, 2014
アルミン・リンケ撮影、ヴィープリ(ヴィーボルク)の図書館/Alvar Aalto, 1927-35 (c)Armin Linke, 2014
本展はヴィトラ・デザイン・ミュージアムとアルヴァ・アアルト美術館の企画による国際巡回展で、ドイツを皮切りに、スペイン、デンマーク、フィンランド、フランスの各国で開催され、生誕120年を迎えた2018年、日本においては20年ぶりとなる個展が実現した。アアルトの魅力の再発見の機会をどうぞお見逃しなく。
パイミオのサナトリウム/Alvar Aalto, 1928-33 (c)Alvar Aalto Museum, photo: Gustaf Welin
ヴィープリ(ヴィーボルク)の図書館/Alvar Aalto, 1927-35 (c)Alvar Aalto Museum, photo: Gustaf Welin
フィンランディア・ホール/Alvar Aalto, 1962-71 (c)Alvar Aalto Museum, photo: Rune Sneliman
アームチェア 41 パイミオ/Alvar Aalto, 1932 (c)Vitra Design Museum, photo: Jürgen Hans
アアルトのマテリアル・スタディ(レリーフ) (c)Vitra Design Museum, photo: Ursula Sprecher

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