格闘ゲーマーの熱い戦い、決戦の地は
福岡!「EVO Japan 2019」記者発表会
レポート

2月15日(金)から17日(日)の3日間、福岡県・福岡国際センターで開催される格闘ゲームの祭典「EVO Japan 2019 Presented by NTT DOCOMO」の記者発表会が1月21日(月)に行われた。
数々のドラマを生み出した「EVO Japan 2018」から1年。第2回大会「EVO Japan 2019」の開催地は福岡となった。「EVO Japan」は、長い歴史を持つ世界最大規模の対戦格闘ゲームトーナメント「EVO(Evolution Championship Series)」の理念を受け継いだもう一つの世界大会として、2018年に第1回大会が開催された。
EVO Japan 2019 実行委員会 藤澤孝史氏
第1回大会は予想を上回る多数のプレーヤーが参加し、入場者数は12,000人を超え、ストリーミング配信は1,000万ビューを記録し、格闘ゲーム人気の高さを証明した。記者発表会冒頭の主催挨拶に登壇したEVO Japan 2019 実行委員会の藤澤孝史氏は、「EVO Japan 2019」のチャレンジテーマが、今後も「EVO Japan」を継続的に開催できるような基盤作りであったことを明かす。第1回の経験から、余裕のあるプレイ環境の確保が必要と考えていたという。一民間企業ではクリアすることが難しい問題点も、福岡市からの手厚いバックアップの提案により解決され、福岡市での開催にこぎつけた経緯を説明していた。
福岡市長 髙島宗一郎氏
福岡市の単位認定を受けられる専門学校生が数百名、ボランティアとして参加することも決定している。自治体による選手のバックアップが、選手、そして大会のステイタスアップに繋がることに期待を寄せていた。
続いて登壇した福岡市長・髙島宗一郎氏は、「世界中から多くの選手を福岡に迎えられることをうれしく思う」とし、福岡市が10年前からゲーム産業の振興に力を入れていることや、市民にe-スポーツの魅力を伝えるために福岡eスポーツ協会を発足したり、学校の部活動にも取り入れたりと、官民学をあげてゲーム関連産業に力を入れていることを説明。さらに、「福岡市全体で、大会開催後にレガシーを残していきたい」と意気込みを語った。
福岡地域戦略推進協議会事務局長 石丸修平氏(左)と髙島市長
次に登場したのは、福岡地域戦略推進議会事務局長の石丸修平氏。「EVO Japan 2019」の開催に向けて、西日本鉄道のICカード「nimoca」が「EVO」仕様で発売されること、福岡市の駅前にあるベスト電器では「EVO Japan」のクリアファイルを作成・配布するといった盛り上がりを見せていると伝えた。
また、今回特別協賛のNTT DOCOMOは「EVO Japan 2019」仕様のオリジナルポイントdカードを1万枚限定で配布する。利用登録すると200ポイントが進呈され、抽選で100名に1,000ポイントがプレゼントされる。また、海外からの来場者には、訪日外国人向けプリペイドSIMサービス「Welcome SIM」で300MB分のクーポンもプレゼントされることや、会場内に無料Wi-Fiも数多く設置され、快適な通信環境のためのサポート体制が万全であることもアピールしていた。
福岡の思い出について語る両選手
協賛企業の紹介に続き、プロゲーマーの板橋ザンギエフ選手、たぬかな選手がステージに登場し、トークセッションを繰り広げた。今大会の開催地・福岡について板橋ザンギエフ選手は、「福岡の『ストリートファイター』のプレーヤーは、粘り強いプレイをするイメージがある」とし、たぬかな選手は「福岡には個性的な『鉄拳』プレーヤーが多い。大きな大会は東京で行われることが多いので、今まで大会に出場できなかったプレーヤーに、この機会にぜひ出場してほしい」とコメントした。
福岡のプレーヤーについて語る板橋ザンギエフ選手
参加する「EVO Japan 2019」への意気込みを訊かれた板橋ザンギエフ選手は、「『ストリートファイターV』は昨年12月に新しいフェーズに移行してから初めての大会になるので、今後を占う意味でも今回の大会は大事だと思っている」とし、「しっかり準備して臨み、勝っていきたい」と力強く語った。たぬかな選手は、「EVO Japan 2018」を体調不良で棄権したことを振り返りながら、「今回はトップ8狙っちゃいましょうか!」と笑顔で語り、「いや、せっかくなら欲張って優勝をめざします」と宣言した。
大会への意気込みを笑顔で語る両選手
発表会では、人気コミック『ハイスコアガール』の押切蓮介先生描き下ろしのコラボコミック掲載の冊子も配布され、オフィシャルツイッターアイコンなどのコラボ展開や、「EVO Japan 2019」の会場でのアニメオリジナルのコラボビジュアルを使用したグッズ販売などを予定していることも明かされた。
(c)押切蓮介/SQUARE ENIX・ハイスコアガール製作委員会
「EVO Japan 2019」のメイントーナメントのエントリーは1月31日(木)23:59まで。最終日のチケットは発売中!「鉄拳7」、「BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE」、「SOULCALIBUR VI」、「THE KING OF FIGHTERS XIV」、「STREET FIGHTER V ARCADE EDITION」、「GUILTY GEAR Xrd」の6タイトルがメインステージで行われる。

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