【04 Limited Sazabys
ライヴレポート】
『SOIL tour 2019』
2019年1月16日 at Zepp Tokyo
3rdアルバム『SOIL』のレコ発ツアー『SOIL tour 2019』のワンマンシリーズ、Zepp Tokyo公演2デイズの最終日を観てきた。昨年は結成10周年を迎え、アリーナツアーも大成功に収めた彼ら。そんな矜持を胸に、汗と熱が入り交じるスタンディング形式のライヴに舞い戻り、そこでどんなパフォーマンスを観せてくれるのだろうか。その点に注意しつつも、会場の規模どうこうを超えて、さらなるスケールアップを図った演奏、楽曲、ショー構成に何度も唸った。というのも、『SOIL』は自らのルーツ音楽=メロディックパンク、エモ、パワーポップ、ラウドを落とし込んだ原点回帰作にもかかわらず、豊かな表情を手に入れた傑作であることをライヴでもビシッと証明してくれたから。随所に挟まれる新曲たちはいい起爆剤となり、ダイナミクスあふれる流れを生み出していた。
「Milestone」はその堂々たるロック感が際立っていたし、ポップな陽光さでフロアーを踊らせた「Brain sugar」、2ビートで突っ走る「My HERO」の足回りの強さに改めて驚くばかり。また、「Alien」におけるラウドな爆発力も音源以上のインパクトで度肝を抜かれた。そして、ライヴ後半に“普段着のフォーリミを観せてる”とGEN(Vo&Ba)は口にしていたけれど、下ネタがちょっと多めのMCを含め、力みや角が取れた開放感がバンドのパフォーマンスを勢い付けていたように思う。それがリスナーにもダイレクトに伝わり、この日の凄まじい活気に直結していた。
加えて「Shine」などの歌ものナンバーも精度を上げ、確固たる世界観で聴く者を惹き付ける。もはや痒いところまで行き届いた楽曲の数々に、時間を忘れてしまうほど心酔した。GENは“みなさんにとってのパワースポットでありたい”と発言していたが、ひとり残らず観客を笑顔に導く圧倒的なエネルギーを全放出していた。恐るべし、フォーリミ。たゆまぬ進化を続ける彼らを、今後も追い続けていきたい。そう思わせる盤石のショーだった。
「Milestone」はその堂々たるロック感が際立っていたし、ポップな陽光さでフロアーを踊らせた「Brain sugar」、2ビートで突っ走る「My HERO」の足回りの強さに改めて驚くばかり。また、「Alien」におけるラウドな爆発力も音源以上のインパクトで度肝を抜かれた。そして、ライヴ後半に“普段着のフォーリミを観せてる”とGEN(Vo&Ba)は口にしていたけれど、下ネタがちょっと多めのMCを含め、力みや角が取れた開放感がバンドのパフォーマンスを勢い付けていたように思う。それがリスナーにもダイレクトに伝わり、この日の凄まじい活気に直結していた。
加えて「Shine」などの歌ものナンバーも精度を上げ、確固たる世界観で聴く者を惹き付ける。もはや痒いところまで行き届いた楽曲の数々に、時間を忘れてしまうほど心酔した。GENは“みなさんにとってのパワースポットでありたい”と発言していたが、ひとり残らず観客を笑顔に導く圧倒的なエネルギーを全放出していた。恐るべし、フォーリミ。たゆまぬ進化を続ける彼らを、今後も追い続けていきたい。そう思わせる盤石のショーだった。
撮影:Viola Kam (V'z Twinkle)/取材:荒金良介
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