Foals、2部作となる新作『Everythin
g Not Saved Will Be Lost』第一弾を
3月にリリース 新曲MVも公開

オックスフォード出身の4人組バンド、Foalsが2部作となる新作の第一弾、『Everything Not Saved Will Be Lost Part 1』を3月8日(金)にリリースする。続いて、今秋には“Part 2”がリリースされる予定となっている。個別にリリースされながらも対となる今作は、共通のタイトル、テーマ、アートワークを擁しているという。

本日、“Part1”よりリード・シングルとなる「Exits」のMVが公開された。
Foalsはこれまでに発表してきた4作のオリジナル・アルバム全てがUKアルバム・チャートのTOP10入りを果たしている、10年を超えるキャリアを持つベテラン・バンド。前作『What Went Down』(2015年)リリース以降、結成メンバーのWalter Gervers(ウォルター・ジャーヴァース)が2017年8月に脱退、バンドは再充電、再編成。フロントマンのYannis Philippakisがベースのパートも担当する形で、本作の制作はスタートしたという。新作に関して、Yannisは「この2作はロケット・ペンダントの片割れ同士なんだ。それぞれ個別に聴いて楽しむこともできるけど、本質的には対になっているのさ」と語っている。

また、2枚で構成される新作『Everything Not Saved Will Be Lost』は、10分を超えるプログレ的な楽曲も収録されているとのこと。Yannisは本作について、次のようにもコメントしている。「世界がもう昔みたいに暮らすことができない場所になっているという確固たる考えがあるんだ」「不吉な危険のようなもの、予測の出来なさ、それから対峙する門外の大きさに圧倒されてしまうような感覚。反応はどんなものになるのか? そしてひとりの個人がし得る反応の意図は何なのか? ということだね」。

今回MVが公開された「Exits」には、この惑星自体の生物的多様性まで、どんなことも不可逆的に消し去られてしまう危険にさらされ得るという警告が含まれているという。アルバムの題材全体に通じるテーマである、今の文化的風潮に誘発された世間のノイローゼを描写。国家による監視のパラノイア、環境破壊の恐怖、圧倒的な不安感といった内容を、黙示録的な曲の中で歌っている。本楽曲について、Yannisは「せめてそういうもののいくつかと向き合うことができないなら、このご時世にミュージシャンであることに有用性なんてないだろう? そんな気がするんだ。これらの曲は白旗、あるいはSOSだったり、助けを求める叫びだったりするんだ。それぞれの形でね」と語っている。


【リリース情報】

Foals 『Everything Not Saved Will Be Lost Part 1』

Release Date:2018.03.08 (Fri.)
Tracklist:
1. Moonlight
2. Exits
3. White Onions
4. In Degrees
5. Syrups
6. On The Luna
7. Cafe D’Athens
8. Surf Pt.1
9. Sunday
10. I’m Done With The World (& It’s Done With Me)

※国内盤CD:歌詞・対訳・解説付

■ Foals オフィシャル・サイト(日本)(https://www.sonymusic.co.jp/foals/)

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