【神使轟く、激情の如く。
ライヴレポート】
『謹賀神年〜平成最終兵器-神激-〜』
2019年1月9日 at TSUTAYA O-EAST
昨年9月の恵比寿LIQUIDROOMでのワンマン公演を成功させて7人での新体制をスタートさせた神使轟く、激情の如く。が、1月9日に『謹賀神年〜平成最終兵器-神激-〜』をTSUTAYA O-EASTにて行なった。恵比寿LIQUIDROOMから約3カ月。2019年最初の大舞台となるO-EASTワンマンを成功させるために尋常ではない本数のライヴを重ねてさらなる成長を遂げ、新たなストーリーを作り上げてきた神激。ファンと一体になる激しいライヴと、メンバーそれぞれが思いの丈をフロアーに伝える心の叫びのようなMCで観客を魅了し、デビュー以来独自の道を切り開いて前進する異端のアイドルグループが魅せてくれた熱狂の一夜をレポートする。
美しいピアノの旋律にメンバーと観客の熱を上げるようなアジテーションを乗せたオープニングナンバー「残響カタストロフィー」のイントロが会場に響き渡ると、ステージを隠していた黒幕が左右に取り払われ7人のメンバーが登場。涙染あまねの“今夜はお前らにとって忘れられねぇ夜にしてやんぞー!”という力強い雄叫びに応えるように、メンバーカラーのサイリウムで埋め尽くされたフロアーから怒号のような歓声が上がりライヴはスタートした。
昨年リリースした2枚のアルバム『月影フィロソフィア』『光彩パラノイア』から「Rainy」以外の全曲を披露したこの日のステージは、初期メンバーの実久里ことのと生牡蠣いもこが引っ張っていた新体制初披露の前回ワンマンとは違い、7人の個性がひとつの束となってぶつかってくるような気迫とパワーを感じ、神激がネクストレベルに上がったことを実感させられた。中でも本編最後のMCも任された三笠エヴァの成長が素晴らしく、ライヴの流れを作る上で重要な前半終わり「王道アンチテーゼ」と中盤から後半に入る「自己都合主義メタモルフォーゼ」でのフロアーに降りての煽りは、観客の心を掴む特攻隊長としての役割を十二分に果たす素晴らしいパフォーマンスだった。
アンコールでは特別な時にだけ歌われ、ファンからも音源化が望まれている「暁光センチメンタル」を新体制になって初披露。しかし、そんな特別だったO-EASTはすでに彼女たちにとっては通過点であり、この日発表された9月30日の2周年記念のZepp DiverCity Tokyoワンマンに向けて走り出している。
美しいピアノの旋律にメンバーと観客の熱を上げるようなアジテーションを乗せたオープニングナンバー「残響カタストロフィー」のイントロが会場に響き渡ると、ステージを隠していた黒幕が左右に取り払われ7人のメンバーが登場。涙染あまねの“今夜はお前らにとって忘れられねぇ夜にしてやんぞー!”という力強い雄叫びに応えるように、メンバーカラーのサイリウムで埋め尽くされたフロアーから怒号のような歓声が上がりライヴはスタートした。
昨年リリースした2枚のアルバム『月影フィロソフィア』『光彩パラノイア』から「Rainy」以外の全曲を披露したこの日のステージは、初期メンバーの実久里ことのと生牡蠣いもこが引っ張っていた新体制初披露の前回ワンマンとは違い、7人の個性がひとつの束となってぶつかってくるような気迫とパワーを感じ、神激がネクストレベルに上がったことを実感させられた。中でも本編最後のMCも任された三笠エヴァの成長が素晴らしく、ライヴの流れを作る上で重要な前半終わり「王道アンチテーゼ」と中盤から後半に入る「自己都合主義メタモルフォーゼ」でのフロアーに降りての煽りは、観客の心を掴む特攻隊長としての役割を十二分に果たす素晴らしいパフォーマンスだった。
アンコールでは特別な時にだけ歌われ、ファンからも音源化が望まれている「暁光センチメンタル」を新体制になって初披露。しかし、そんな特別だったO-EASTはすでに彼女たちにとっては通過点であり、この日発表された9月30日の2周年記念のZepp DiverCity Tokyoワンマンに向けて走り出している。
取材:山村哲也