Rush×300、
TDCホールでのワンマン直前の
心境を訊いたインタビュー
&ライブレポートを公開
【ライブレポート】
2019年1月4日、18時10分。ステージが暗転すると同時に、この日のために用意されたオープニング映像が流れ始める。Rush×300仕様にデコレーションされたトラックが映し出され、メンバーがひとりずつトラックから降りてくる様子。スクリーンに映されたメンバーに向けて、会場からは黄色い歓声が上がっていた。5人が円陣を組み気合いを入れ、ステージ裏にスタンバイする様子が映し出されると、会場の熱が一気に高まった。
1曲目「Whyell」が流れ始めると、真っ白な衣装で着飾った5人がステージに登場。5人を待ちわびたファンからは“キャー!!”と歓声が送られる。ステージいっぱいを駆け巡り、激しいダンスとともにファンの歓声にこたえていく。2曲目に披露されたのは、ファンのコールが印象的な「mrBOY」。メンバーのダンスに合わせてペンライトを振るファンに対し、千葉良祐が“いくよ~!”と声をかけてさらに盛り上げていく。
“TOKYO DOME CITY HALLにお越しのみなさん、あけましておめでとうございます! 僕たちがRush×300です! よろしくお願いします!”と、5人が声をそろえて元気良く挨拶。リーダーでもあるユウキカズヤは、“今日、メンズ地下アイドルの歴史を変えるためにTOKYO DOME CITY HALLやってきました!”とライブへの意気込みを語った。
ひとりひとりの自己紹介が終わって「Red Siren」を披露した後にステージが暗転。スクリーンでは映像が流れ、Rush×300のアニマル曲に合わせて誕生した漫画キャラクターが着ている衣装を、メンバーが着て登場するというアナウンスに客席から歓声が上がる。
アニマル曲の1曲目は「Strike Eagle」。メンバーカラーの羽をまとった衣装でステージ上を駆け巡り、その様子はまるで5羽の鷲が舞うようだった。ステージ上でそのまま衣装チェンジが行なわれ、2曲目は「xxHolic Crazy Cat」。猫耳のついたフードの衣装がなんとも愛らしく、猫のような動きをするダンスがとにかくかわいくもカッコ良い。3曲目の「Invisible Monkey(パラパラver)」では、バブル期を思い出させるような派手な衣装にチェンジし、“いっしょにパラパラ踊ろう!”とファンを盛り上げた。4曲目「Rush for your mind ~soul of a tiger~(Japanese ver)」では曲に合わせた和の衣装で、間奏では5人で正座をして三味線を弾くようなパフォーマンスを披露して観客を魅了する。
そしていよいよ、今回のワンマンライブで初めて挑戦するコントへ! 今回は、女子高生のコスプレで“どうもすいませんでした”でおなじみの響・長友がスペシャルゲストとして登場。アドリブも盛り込まれたコントに会場が何度もドッと湧いていた。長友がステージから去るときに、会場のファンに向けて“みなさん、この子たち、ただただいい子です。応援よろしくお願いします”という言葉を残していったのも印象的だった。
次のスペシャルゲストにはRush×300と同じ事務所に所属するHAYATEを迎え、6人で「フルスロットル ~Psycho Rabbit~」を披露。結城伽寿也と2人でバク宙を披露したり、ブレイクダンスを披露してステージを盛り上げる。
ここからはソロパートへ。トップバッターは結城伽寿也。曲に合わせた執事のような衣装で、曲中のセリフ“俺に会いに来い”ではひときわ大きな歓声が上がる。2番目はラップ担当の小笠原慶顕が、得意のラップで1曲を歌い上げ、3番目の有働拓磨は紫の傘&スーツの衣装でパフォーマンス。バラード曲で会場のファンを惹き付けた。4番目はムードメーカーの千葉良祐。“千葉ジュニア”と銘打ったバックダンサーを従え、自身もカラフルなアフロをかぶって元気いっぱいに歌を披露していく。ソロパート最後は、長島翔平がバラードをしっとり歌い上げた。
続いての曲は、有働拓磨がデザインした衣装で登場。新年ということで、袴や桜をモチーフにしたデザインになっているそう。今回の衣装ではメンバーから“機能性を重視してほしい”ということで、動きやすい素材を使って衣装を作ったと裏話が話す。“メンバーが、ファンの方からカッコ良いって言われる衣装を作れることが嬉しい。僕だけが感じられる感性みたいなものがあるんですよ”という言葉とともに、今まで有働拓磨がデザインしたRush×300の衣装が映し出され、それぞれの衣装に込められた想いを話してくれた。
次は、このワンマンライブで初公開となる「Doggy man」のPVで実際に着用した衣装でのパフォーマンス。この衣装は、それぞれ犬種をモチーフに作られているそう。サビの尻尾を振るような振付が印象的な1曲だった。“初出しPV、どうでしたか!?”という結城伽寿也の問いかけに対し、ファンは拍手で答える。
続いては、こちらも初挑戦になるRush×300バンド。Over BeatのボーカルOB Kadoをヴォーカルに迎え、「Rush!! for your heart! バンドver」を披露した。初めてとは思えない演奏・堂々としたパフォーマンスに、驚いたファンも多いはず。Rush×300バンドが終わったあとは“これで肩の荷が降りたわ~”、“すごく緊張した…”とバンドへの挑戦がいかに大変だったかを思わせる言葉を口にした。
そして、初公開となる新曲のPV「Forever blue」の撮影の様子がモニターに映し出される。今回のPVは、実写とアニメーションを融合して作られていて、ステージではPVと同じ衣装を身にまとった5人が全力でパフォーマンス。“今までの僕たちの楽曲にはない爽やかな曲。どうぞ皆さん、覚えてください”と観客に投げかけた。
“ここからラストスパート! 4曲連続で歌います!”と会場を盛り上げ、「Tnight's the Kind of Night」「White Edge」「T.O.P ~As King Cobra~」「灼熱 ~Despacito IGUANA~」を立て続けに披露し、最後は結城伽寿也の“これからも、自分たちのため、応援してくださるファンの皆様のため、支えてくださるスタッフさんのために上を目指し続けますので、僕たちの応援よろしくお願いいたします”という挨拶で本編が終了。
アンコール前にはサプライズで「Doggy man」が3月1日に発売されること、“Rush Doggy号”トラックが1月11日より都内を走行すること、全国30都市ツアー『Monster』がスタートすること、海外でのワンマンライブが計画されていることなどが立て続けに発表され、会場からは歓声が上がった。何も聞かされていなかったメンバーも、ステージに登場すると同時に“アンコールありがとうございます! 俺らも重大発表全然知らないんだけど!”と驚きを隠せない様子だった。
アンコールでは、Over Beatのメンバーをステージに迎え、生バンドをバックに「xxHolic Crazy Cat(Rock ver)」を披露。3時間超のライブだというのに、まったく疲れを見せずにキレキレのダンスで会場を盛り上げ、3月1日に発売する「Doggy man(バンドver)」ではステージを駆け巡る。“次が、本当に最後の曲になります。心を込めてお届けします”という言葉の後に披露された「Rush!! for your heart!(バンドver)」では、サインボールを客席に投げるというパフォーマンスに、会場の熱がさらに上がった。
最後はファンとRush×300とともにステージを盛り上げたメンバーと記念撮影をしてライブが終了。TOKYO DOME CITY HALLのワンマンライブを大成功に収めたRush×300は、アンコール前のサプライズでも発表された通り、2019年はさらに飛躍の1年となりそうなので、ぜひライブ会場に足を運んで彼らの魅力をその目で確かめてほしい。
photo by 三浦 えり
text by 世良菜津子
1曲目「Whyell」が流れ始めると、真っ白な衣装で着飾った5人がステージに登場。5人を待ちわびたファンからは“キャー!!”と歓声が送られる。ステージいっぱいを駆け巡り、激しいダンスとともにファンの歓声にこたえていく。2曲目に披露されたのは、ファンのコールが印象的な「mrBOY」。メンバーのダンスに合わせてペンライトを振るファンに対し、千葉良祐が“いくよ~!”と声をかけてさらに盛り上げていく。
“TOKYO DOME CITY HALLにお越しのみなさん、あけましておめでとうございます! 僕たちがRush×300です! よろしくお願いします!”と、5人が声をそろえて元気良く挨拶。リーダーでもあるユウキカズヤは、“今日、メンズ地下アイドルの歴史を変えるためにTOKYO DOME CITY HALLやってきました!”とライブへの意気込みを語った。
ひとりひとりの自己紹介が終わって「Red Siren」を披露した後にステージが暗転。スクリーンでは映像が流れ、Rush×300のアニマル曲に合わせて誕生した漫画キャラクターが着ている衣装を、メンバーが着て登場するというアナウンスに客席から歓声が上がる。
アニマル曲の1曲目は「Strike Eagle」。メンバーカラーの羽をまとった衣装でステージ上を駆け巡り、その様子はまるで5羽の鷲が舞うようだった。ステージ上でそのまま衣装チェンジが行なわれ、2曲目は「xxHolic Crazy Cat」。猫耳のついたフードの衣装がなんとも愛らしく、猫のような動きをするダンスがとにかくかわいくもカッコ良い。3曲目の「Invisible Monkey(パラパラver)」では、バブル期を思い出させるような派手な衣装にチェンジし、“いっしょにパラパラ踊ろう!”とファンを盛り上げた。4曲目「Rush for your mind ~soul of a tiger~(Japanese ver)」では曲に合わせた和の衣装で、間奏では5人で正座をして三味線を弾くようなパフォーマンスを披露して観客を魅了する。
そしていよいよ、今回のワンマンライブで初めて挑戦するコントへ! 今回は、女子高生のコスプレで“どうもすいませんでした”でおなじみの響・長友がスペシャルゲストとして登場。アドリブも盛り込まれたコントに会場が何度もドッと湧いていた。長友がステージから去るときに、会場のファンに向けて“みなさん、この子たち、ただただいい子です。応援よろしくお願いします”という言葉を残していったのも印象的だった。
次のスペシャルゲストにはRush×300と同じ事務所に所属するHAYATEを迎え、6人で「フルスロットル ~Psycho Rabbit~」を披露。結城伽寿也と2人でバク宙を披露したり、ブレイクダンスを披露してステージを盛り上げる。
ここからはソロパートへ。トップバッターは結城伽寿也。曲に合わせた執事のような衣装で、曲中のセリフ“俺に会いに来い”ではひときわ大きな歓声が上がる。2番目はラップ担当の小笠原慶顕が、得意のラップで1曲を歌い上げ、3番目の有働拓磨は紫の傘&スーツの衣装でパフォーマンス。バラード曲で会場のファンを惹き付けた。4番目はムードメーカーの千葉良祐。“千葉ジュニア”と銘打ったバックダンサーを従え、自身もカラフルなアフロをかぶって元気いっぱいに歌を披露していく。ソロパート最後は、長島翔平がバラードをしっとり歌い上げた。
続いての曲は、有働拓磨がデザインした衣装で登場。新年ということで、袴や桜をモチーフにしたデザインになっているそう。今回の衣装ではメンバーから“機能性を重視してほしい”ということで、動きやすい素材を使って衣装を作ったと裏話が話す。“メンバーが、ファンの方からカッコ良いって言われる衣装を作れることが嬉しい。僕だけが感じられる感性みたいなものがあるんですよ”という言葉とともに、今まで有働拓磨がデザインしたRush×300の衣装が映し出され、それぞれの衣装に込められた想いを話してくれた。
次は、このワンマンライブで初公開となる「Doggy man」のPVで実際に着用した衣装でのパフォーマンス。この衣装は、それぞれ犬種をモチーフに作られているそう。サビの尻尾を振るような振付が印象的な1曲だった。“初出しPV、どうでしたか!?”という結城伽寿也の問いかけに対し、ファンは拍手で答える。
続いては、こちらも初挑戦になるRush×300バンド。Over BeatのボーカルOB Kadoをヴォーカルに迎え、「Rush!! for your heart! バンドver」を披露した。初めてとは思えない演奏・堂々としたパフォーマンスに、驚いたファンも多いはず。Rush×300バンドが終わったあとは“これで肩の荷が降りたわ~”、“すごく緊張した…”とバンドへの挑戦がいかに大変だったかを思わせる言葉を口にした。
そして、初公開となる新曲のPV「Forever blue」の撮影の様子がモニターに映し出される。今回のPVは、実写とアニメーションを融合して作られていて、ステージではPVと同じ衣装を身にまとった5人が全力でパフォーマンス。“今までの僕たちの楽曲にはない爽やかな曲。どうぞ皆さん、覚えてください”と観客に投げかけた。
“ここからラストスパート! 4曲連続で歌います!”と会場を盛り上げ、「Tnight's the Kind of Night」「White Edge」「T.O.P ~As King Cobra~」「灼熱 ~Despacito IGUANA~」を立て続けに披露し、最後は結城伽寿也の“これからも、自分たちのため、応援してくださるファンの皆様のため、支えてくださるスタッフさんのために上を目指し続けますので、僕たちの応援よろしくお願いいたします”という挨拶で本編が終了。
アンコール前にはサプライズで「Doggy man」が3月1日に発売されること、“Rush Doggy号”トラックが1月11日より都内を走行すること、全国30都市ツアー『Monster』がスタートすること、海外でのワンマンライブが計画されていることなどが立て続けに発表され、会場からは歓声が上がった。何も聞かされていなかったメンバーも、ステージに登場すると同時に“アンコールありがとうございます! 俺らも重大発表全然知らないんだけど!”と驚きを隠せない様子だった。
アンコールでは、Over Beatのメンバーをステージに迎え、生バンドをバックに「xxHolic Crazy Cat(Rock ver)」を披露。3時間超のライブだというのに、まったく疲れを見せずにキレキレのダンスで会場を盛り上げ、3月1日に発売する「Doggy man(バンドver)」ではステージを駆け巡る。“次が、本当に最後の曲になります。心を込めてお届けします”という言葉の後に披露された「Rush!! for your heart!(バンドver)」では、サインボールを客席に投げるというパフォーマンスに、会場の熱がさらに上がった。
最後はファンとRush×300とともにステージを盛り上げたメンバーと記念撮影をしてライブが終了。TOKYO DOME CITY HALLのワンマンライブを大成功に収めたRush×300は、アンコール前のサプライズでも発表された通り、2019年はさらに飛躍の1年となりそうなので、ぜひライブ会場に足を運んで彼らの魅力をその目で確かめてほしい。
photo by 三浦 えり
text by 世良菜津子