男としての生き様を教わった！オメで
たい頭でなにより・324が影響を受け
たアーティストBEST3

1stアルバム『オメでたい頭でなにより1』を1月9日にリリースする、日本一オメでたい人情ラウドロックバンド・オメでたい頭でなにより。ギターの324に影響を受けたアーティストBEST3を答えてもらいました！彼が高校の頃にどハマりしたバンドから、作曲に当たって影響を受けたバンドなど国内外のアーティストがランクイン。聴いたことがない人はぜひ一聴してみては？そして、アルバムの聴きどころについては作曲者視点で、2019年の野望についてはプライベートについて答えてくれました!!

【1位】MUSE

作曲を始めた頃から多大な影響を受けています。2018年に久しぶりのニューアルバムが出まして、ここ数年は昔のUK独特の陰鬱な雰囲気からの狂気的なエモーショナルの解放といいますか、激情的なサウンドはあまりなくなり、全体的にスケール感がとてもビッグになったなぁと。ライヴに行くとわかるのですが、やはりスタジアムクラスの会場でそんな曲をやると、演出も相まって惚れ惚れするような映え方をするので、キャパシティすら見据えた曲作りはとても参考になるなぁと言った感じです。中でも「Break It to Me」は狂気的なギターのリフレインとメロディ、そして緩急が絶妙でとてもリピートしています。

【2位】Frost＊

こちらもUKのバンドなのですが、初めてアルバム『Milliontown』を聴いた時の衝撃は凄かった。10年以上前のアルバムになりますが、サウンドの作り方が完全に未来を行っていて、個人的に言うなら未だに時代が追いついているかどうか？といった感じです。うねるようなシンセサイザーとリズムの応酬によって目に浮かぶ情景はとても色鮮やかで、それでいて哀愁のような陰陽を感じさせる曲の作り方は、当時の僕を100回ノックアウトして余りあるくらいでした。個人的に時代の先を行っていた作品として挙げるならば、Fredrik Thordendalの『Sol Niger Within』と同等くらいにこのバンドがランクインしています。

【3位】the pillows

高校生の時に初めて聴いてどハマりしたアーティストです。30歳を目前にした自分が今聴いても当時と同じ感情になるような、とても深みがある歌詞は今でも僕の心を震わせて止まないです。自分がステージに立つ人間になったからこそよりわかるのですが、the pillowsというロックバンドが日本にいたからこそ、日本のロックンロールはまだ脈々と生き続けているんだと断言できるほど、このバンドが各地に与えた影響は計り知れない。音楽のスタイルこそ違えどロックに生きる男としての生き様とは何か？を教わったバンドです。

■324が語る1stアルバム『オメでたい頭でなにより1』の聴きどころ＆2019年の野望！

作曲者であり、アレンジャーでもある僕の視点から話しますと、今回のアルバムはサウンド面でたくさん新たなアプローチをした1枚。とても1組のアーティストが作ったとは思えないバラエティに富んだ作品になっていまして、曲によって様々な表情を見せられたかなと思います。しかしながらふざけ倒しているわけではなく1曲1曲に真剣にメッセージが込められているので、そこも含めて楽しんでいただきたいです。

野望ですが、2018年はバンドに費やす時間が多かった分、あまり他の作品で感動するといった体験に乏しかったので、2019年は上手く時間を作っていろんな本を読み、いろんな映画を観て、いろんな感動体験をしたいなと思います。個人的には歌舞伎を観に行きたいです。