MACOアルバムリリース、交換日記は幸せを共有できる4つの言葉

MACOアルバムリリース、交換日記は幸せを共有できる4つの言葉

MACOアルバムリリース、交換日記は幸
せを共有できる4つの言葉

『交換日記』というタイトルに込められた想い

──『交換日記』というタイトルに込められた想いからお聞かせいただけますか?
MACO:日常の何気ない幸せを共有できる楽しさを4文字で伝えたかったんです。2ndAlbum『loveletter』っていうアルバムでは、不器用に綴るラブレターだったんですが、今回4枚目のアルバムでは想いを伝え合う交換日記にしました。少しステップアップした一枚です。

──MACOさんご自身、交換日記はやられていましたか?
MACO:やっていました!お友達と小学生とか、中学生の頃に。でも今の時代って交換日記のアプリとかがあるらしくて。だから好きな人と二人だけの事を共有するのっていつの時代もみんな好きなのかな?とも思いました。

──アプリで交換日記ってすごいですね!今はLINEとかメールだってあるのに…
MACO:確かに(笑)LINEは連絡手段だと思いますが、交換日記は他愛のない事を日記のように書くんだと思います。

──『交換日記』の収録曲は全曲が新曲という事ですが、一貫したテーマ性はお持ちになりながら制作を進められたのでしょうか。
MACO:そうですね。アルバムを作る前にタイトルを先に決めたんですけど、そこから最初に取り掛かった曲は6曲目だったりとか。途中でSALU君と曲が出来るようになったりとかして。色んなバラエティーに飛んだ曲をこの『交換日記』には、入れようと思っていて。
──という事は特にテーマは限定せずにという感じでしょうか?
MACO:テーマは限定せずにっていう感じではありますが、『交換日記』という曲を須藤さんに作曲してもらって、そこから全体的に歌詞のイメージが見つかって。それがポジティブという隠れテーマだったんです。

──この隠れテーマっていうのは、今のMACOさんのマインドに近いんでしょうか。
MACO:そうですね。今のマインドが全体的に楽観的というか。前だったら小っちゃい事で悩んでいた事も、今だったら楽しめていたりするし。そのちょっとした成長を今回、この『交換日記』というアルバムで表現しました。
MACOが大好きなイラストレーター『ふせでぃ』とコラボ
──今回『交換日記』のアートワークには、人気イラストレーターのふせでぃさんが担当されているんですよね!
MACO:そうです!コラボしました。CDのブックレットを書いていただきました。元々すごくファンで、自分を描いてほしいなって思ったりもしていたので、絵を見たときとても嬉しかったです。

──MACOさんの方からアピールされたんですか?
MACO:はい。快く引き受けてくれて、本当に感謝です。

──細かいイメージもリクエストされたんですか?
MACO:ふせでぃさんのイラストで好きなのが、部屋の中のものが多くて、今回私のジャケットも部屋の中で撮ったこともあり…ふせでぃさんのタッチで描いてくださいって伝えました。撮影した写真を模写してもらったりとか。
──冬っぽい音色の曲も多いですしね。
MACO:『DearAngel』や12曲目の『マイサンタクロース~あなたと過ごすクリスマスイブ~』は初めてクリスマスソングを書きましたね。

──音の感じで曲順を決められたのかなと思うぐらい、気持ちよいグラデーションのような曲順でした。
MACO:はい!こだわりました。1曲目の『初恋はいつも君と』は、アルバムの後半の方に出来た曲なんですが、出来た瞬間これは絶対1曲目にしようと思ったり。SALU君との曲は変化球で3曲目に持ってきたり。『マイサンタクロース~あなたと過ごすクリスマスイブ~』は私からみんなへのプレゼントっていう気持ちで今回作ったので、インタールードあって、サプライズみたいな。

──インタールードを入れたいっていうのは、制作段階の中であったんですね。
MACO:そうですね。雰囲気作りをしてもらう感じ。みんなにこのクリスマスソングでワクワクしてもらいたいっていう気持ちもあって。そのインタールードで曲のワクワク感をプラスしました。

──作曲にはMattCabさんも参加されていますね。事務所が同じなんですよね。
MACO:そうなんです。4曲目でも、一緒に曲を作っていているんですけどMattとはデビューの頃から一緒に曲を作っていました。今回はすごく久しぶりでした。

──ワクワク感が出るこのピアノサウンドはリクエストされたんでしょうか?
MACO:これはMattが作ってくれて、最後に雑踏を足してもらったりしました。

1曲目の『初恋はいつも君と』

──1曲目の『初恋はいつも君と』から歌詞に触れていきたいのですが、初恋の初って初めてだから1回しかないのに、“いつも”と繋げている所が気になりました。先程MACOさんがおっしゃっていた恋をし続けられるっていう意味が、ここに込められているのかなって思いました。このタイトルをよく思いつきましたね(笑)
MACO:元々この曲の歌詞はずっと書いていて、ぐっさんからこの曲を頂いたときにぴったりとイメージとハマったのですぐに出来上がりました。年月が経ってもいつも初恋のような気持ちになる、というような自分の気持ちに気付いたときに出来た曲です。

──こういうタイトルが思いつく瞬間って何をされているときですか?
MACO:寝る前とか、部屋の中で書くことが多いです。

──そのモードに入っているときに感じる事が多いんですね。
MACO:そうですね。でも日常的に歌詞をかきとめてます。

──そういう風に思えたら恋人とも長続きしそうですね。
MACO:そうですね(笑)そういう気持ちを大事に温めていきたいと思って作りました。

──サビの言葉の詰め方がクセになりますね!歌えるようになったら口ずさんでいたくなるような(笑)
MACO:ぐっさんがくれるメロだから自分もこの歌詞をはめられました。昔から曲を作って頂いてるので、相性みたいなものも感じました。

──今回は色々な作曲家さんと制作されているんですね。
MACO:はい。須藤さんとSUNNYBOYくんも初めてですね。

『交換日記』について

──『交換日記』の須藤さんは何かきっかけでご一緒されたんですか?
MACO:須藤さんは自分のツアーのバンドメンバーのベーシストで作曲もされていて。『交換日記』というアルバム名と交換日記の歌詞は先に出来ていたんですけど、須藤さんにこのサウンドを頂いてからこの曲が“『交換日記』だ!”って思ってすぐにはめていきました。

──「カレーこぼしたシャツを見ながら」という歌詞が、すごくインパクトがあるなって思ったのですが…。この後に「昨日の事思い出してる」っていうワードに繋がるのは、布石のような。どうしてこの情景描写をされたのか気になりました。
MACO:これは午後3時のワンシーンで。洗濯器に入れる前にシャツの汚れをみながら昨日のことまで全部一緒に思い出しているっていう感じです。

──須藤さんとは初めて制作されたそうですが、一曲出来上がってみていかがでしたか
MACO:須藤さんが初めて作ってくれた曲がアルバムタイトルになっているのが凄く嬉しかったです。レコーディングもとても楽しかった。

──次、須藤さんに曲を書いてもらうとしたらどんな曲を書いてもらいたいですか?
MACO:須藤さんもぐっさんみたいに、MACOのアルバムではお馴染みという風になったら嬉しいなと思います!
SALUと制作した『LUV U MORE』

──『LUV U MORE』はSALUさんと制作されているんですね。今までとイメージが違う曲で驚きました!SALUさんと御一緒された経緯をお聞かせ頂けますか?
MACO:SALUさんは元々凄いファンで、私が地元にいるときから聴いていたんですよ。歌手で活動しているときに偶然ライブで共演させてもらえる場面で、“ファンです”とお話しさせていただいて。それからお友達になって、“ずっと一緒に曲をやりたいね”って話していて。やっと今回のアルバムで叶ったんです。

──『LUV U MORE』のような曲を作りたいというイメージはあったんでしょうか。
MACO:そうですね。SUNNYくんと一緒にセッションして作ったときに、好きな人を追いかけているイメージが浮かんだので、それをSALUさんに伝えて。SALUさんも男性像のイメージがあったようなので、この物語ができました。

──歌詞はそれぞれご自身が歌う所を書かれたのでしょうか?
MACO:そうですね。

──この曲は一番歌うのが難しそうな…(笑)こぶしが効いているパートもありますし。
MACO:ぜひデュエットで歌って欲しいです!!

R&B要素を取り入れた『YU-RA YU-RA』

──『YU-RA YU-RA』はR&B要素が入ってくる感じですね。これもMattさんとのコラボでありつつ、MATZさんが作曲に参加されていますね。
MACO:そうなんです。3人同じ事務所なんですよね。3人の化学反応が出たなと思うし、こういう曲で歌ったのが初めてだったので新鮮でした。

──歌詞に出てくる女の子の方が、ある意味ゆらゆらしている感じなんですかね(笑)?
MACO:一緒にゆらゆらしたいんです(笑)

──なるほど!「春夏秋冬ぜんぶ君といれたわけじゃない」っていう歌詞があるので、他の人の所にゆらゆらしちゃっているのかなと(笑)
MACO:違いますね(笑)ゆらゆら二人で、ここじゃないあの星へってサビで歌ってるんですけど、MATZがくれたこの曲に宇宙感を感じたりもして、ゆらゆらというワードが出ましたね。

──『YU-RAYU-RA』というタイトルをつけられたのも意外でした!
MACO:そうですね。『YU-RAYU-RA』とか、『バレバレ』は初めてでしたね。

SUNNYとセッションした『バレバレ』

──『バレバレ』も珍しいテーマですよね。このテーマで曲を書き始めようとしたきっかけは?
MACO:これもSUNNYくんと一緒にセッションをして、この曲が持っているキュートな感じを歌詞にしました。いままで実体験が多かったけど今回は曲がくれたインスピレーションで書くことが多かった。だから自分が漫画を描いている気分で歌詞を書きました。

──これは年下との恋のイメージですか?
MACO:そうそう!イメージが年下ですね。

──この気持ちがわかるような!いつの間にか年下の事が可愛いって思うようになるんですよね。「触れそうでもサワレナイ」っていう歌詞は、年下だからこそなのかな?とも思いました。
MACO:そうなんですよね!

──歌詞に顔文字が出てきますが、そこの部分に“んふふ”っていう笑い声が入っていますね。
MACO:そうなんですよ(笑)ここに笑い声が入っていて。これを顔文字で表しました。

──なんか新しくて可愛いですね~!んふふってどんな感情なんですかね。照れているのかな?
MACO:可それはそれでいいけど!みたいな感じですかね。

──んふふもかなりレコーディングでこだわられたのではないですか?
MACO:スタジオにいる人たちに笑わせてもらって。MACOがあははって笑っているのを、ずっとレコーディング中録っていて、そこから抜粋して完成しました。
王道恋愛ソング『君以外もう知らなくていい』

──『君以外もう知らなくていい』はまさに恋愛ソングですね。
MACO:そうですね。結構ストレートで回りくどい言い方をしていないなって思いました。
──音に関してはいかがですか?
MACO:『メトロノーム』というアルバムの『NATURALLOVE』を作ってくれたUTA君と、今回初めて一緒にセッションから曲を作りました。作曲は久しぶりにしたので楽しかったです。

念願の一曲『Dear Angel』

──そして『Dear Angel』は、まさに天使!!っていう感じですね(笑)
MACO:確かに天使っぽいですよね。『loveletter』という楽曲を作ってくれた丸山さんとの念願の一曲です。今回またご一緒できて嬉しいです。とても温かい曲になりました。

──サビのメロディーが特にエモいですよね!今年の冬のソング決定版っていう感じです(笑)
MACO:エモいですね!わああ!嬉しい!ありがとうございます。

『フィクション恋物語』

──『フィクション恋物語』は面白いタイトルですね!MACOさんがイメージしている主人公のストーリーはどういう感じなんでしょうか。
MACO:これは作曲のMUSOHさんの曲の中でも、初めての曲で。デモを聴いているときに、「夜」と「青」が浮かんできて。今まで自分の歌詞になかったような強気な女性像が浮かんできました。一気に書き下ろした感じです。

──MACOさんの曲のイメージになかった駆け引きする女のような歌詞ですし。MACOさん自身駆け引きをするようなタイプではないですよね(笑)
MACO:(笑)「イジワルな私」ってサビで言っているんですけど、そのイジワルな所はあるかなって。みんな優しいだけじゃなくて小悪魔な部分って絶対あると思うし。決定的にこの曲がくれたイメージが、気になりましたね。
──なるほど!大人な女性感が出ている歌詞だと思います。
MACO:『バレバレ』とは対照的な曲ですね。

クリスマス感がある曲『ドライブ』

──『ドライブ』もクリスマス感がある曲ですね!デートドライブで1番初めに聴きたい曲です(笑)
MACO:ありがとうございます。これも1曲目と同じぐっさんに作って頂いた曲です。

──「別れ際少し寂しそうな君にUターンして!ってお願いして」っていうフレーズを見て、時間を気にせず恋愛ができる風景が伝わるなと思いました。
MACO:そうですね。“Uターンして!”ってお願いする事も、本当は出来ないかもだけど人生短いし、“ちょっとくらい無茶をしてもいいんじゃない?”っていうちょっと自分がドライブでリードする曲になりました。
サビの「君のためなら何度でも歌うから」っていう所は、ファンの皆さんに込めた想いでもあって。ぐっさんも私がライブでアンコールに歌っているイメージがあるっておっしゃっていたので、自分も恋愛+ファンのみんなへの歌っていう部分を重ねてかきました。

──確かに。ファンの皆さんから見ても「思い出の曲がふと流れてなんか泣きそう季節のそばに君がいたから」はMACOさんに対して思っている事だと思います。

MACO:「さよならよりもまた明日ね、って言ってよ」ってみんなに言っているんです。この曲はアルバムの中で一番最後に出来上がったんですが、曲の最後にふさわしい曲になりました。

『君が教えてくれたもの』

──『君が教えてくれたもの』は切ないピアノが印象的なバラードですね。作曲にはUTAさんも参加されていて。
MACO:これも音を受けてから歌詞を書きました。さっきの『フィクション恋物語』では、駆け引きとかをインスピレーションで湧いた歌詞を書いたんですけど、恋とか愛に勝ちも負けもないってことに気付いて、それを歌いたくて。今回のアルバムでMACOが言いたかったことがこの10曲目に詰まっている感じです。

──一貫して伝えたいことが詰まっているアルバムですね。
MACO:今回のアルバムでこれが言いたかったんだなって自分でも再確認できました。

──レコーディングで意識された事や、こだわった所は?
MACO:これは生な感じを出したくてマイクを変えて歌いました。ありのままを意識しました。

──では、最後になりますが今後の告知をお願いします!
MACO:リリースイベントがあります。『交換日記』というアルバムと、前回の『BESTLOVEMACO』を引っ提げての全国ツアーが決まっています。ファイナルは自分の地元北海道で、東京は4月13日です!
あと海外公演として、台湾と上海にも行きます!

アルバム『交換日記』で予習をしてから、MACOのライブにも是非足を運んでみてください!

TEXT 愛香
PHOTO 橋本美波&愛香
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