雑菌増殖に注意! 夏に掃除すべき"6
つの場所"と簡単お掃除法

夏は暑いからお掃除したくない。そんな意見も確かに正論。でも、夏だからこそ掃除しておかなければならない場所があるんです。

夏のお掃除は暑い上にすぐに疲れてしまって捗りませんよね。あと半年待たないうちに年末の大掃除の季節だし、もうちょっとこのままで……。とやり過ごしたくなりますが、ちょっと待って。夏だからこそお掃除しなくてはならない場所があるんです!
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そのポイントはわずか6つ。簡単かつ手軽に、でも重要なお掃除箇所を紹介していきましょう。
1.黒くドロドロになる前に。排水溝周りは徹底掃除
まず掃除しておかなければならないのが、水回り。要チェックは、やはり排水溝です。夏場嫌な匂いが浴室や洗面台から上がってくるようなら、きっと排水溝の中はドロドロの真っ黒に……。
対処法はいくつかあります。
1.重曹+クエン酸のナチュラル洗浄
重曹をたっぷりふりかけた後、コップ1杯のお湯に小さじ2杯のクエン酸を混ぜたものを注ぎ、30分後に洗い流す。
2.過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)
50度程度のぬるま湯を注いだあと、酸素系漂白剤の粉を入れ、再びお湯を400ml程度流し入れる。その後1晩置いて洗い流す。
最も効果が高い対処法は?
3.市販の排水溝洗浄剤を利用する
固着した髪の毛や皮脂などのタンパク質を強力に分解しつつ、高い漂白・消臭効果を期待できます。ただし匂いはキツ目。
実際に試した結果だと、効果の高さは3>2>1の順。排水溝洗浄剤も300円〜400円と、そこまで高価なものではなく、匂い対策への効果も高いため市販品の利用を強くおすすめします。
2.雑菌が増える季節だから、洗濯槽や風呂釜のリフレッシュ
めったに掃除しない場所だからこそ、お掃除を徹底しましょう。洗濯槽の掃除、風呂釜の掃除も夏に必ず掃除しておくべき箇所です。掃除方法はいくつか有りますが、先ほど登場した酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)が効果的! 一例としては以下のような使い方があります。
【洗濯機の場合】
1:洗濯層の高推移までぬるま湯(40度程度)をはる
2:洗濯槽に過炭酸ナトリウムを入れる。目安はお湯10Lあたり100g。
3:「洗い」コースで3分くらい洗濯機を回してよく撹拌する
4:2時間〜一晩ほどつけ置きして、浮かんできたゴミをネットで拾い集める
5:洗う〜すすぎを繰り返してゴミを徹底的に取り除く
6:最期に脱水までかけて完了。
という流れ。
【風呂釜の場合】
酸素系漂白剤では風呂釜の掃除もできます。1つ穴式の浴槽での用法は以下のとおり、
1:お風呂の出湯口の5cm上まで、40度程度のお湯を貼る
2:酸素系漂白剤を250g程度を入れてよく溶かす。
3:10分くらい追い焚きしてお湯を循環させる
4:3時間後排水、同じ量まで水を貼って3分ほど追い焚き(すすぎ)
5:排水、シャワーで流してお風呂掃除。
という流れ。ただし浴槽の種類と追い焚き方式によって多少異なるのでご注意ください。
洗濯槽・風呂釜にガラス戸も。これを使うのが合理的かも?
こちらも市販の洗濯槽クリーナー、風呂釜クリーナーでもOKですよ。毎日使うものでもないので、わざわざ酸素系漂白剤を買ってくるのであれば、これらを使っちゃうというのも合理的です。
・アリエール 洗たく槽クリーナー 250g
・スクラビングバブル ジャバ 1つ穴用
・スクラビングバブル ジャバ 2つ穴用

3.カビが見つけづらいガラス戸に要注意!
浴室の曇りガラス。これ、見逃しがちなポイントです。一見キレイに見えますが、細かな凹凸にカビがこびりついていることも……。
カビが繁殖しやすい季節なので、しっかりとお風呂用洗剤でこすり洗いしたり、カビ除去洗剤を利用して取り除いておきましょう。また最近はカビの繁殖を抑える煙の出る防カビ剤というのも販売されています。浴室掃除後はこちらを利用しておくと、長い夏場でも綺麗な浴室を維持できますよ。
換気扇も夏のうちに新品同様ピカピカに!
4.一番肝心! 換気扇の油汚れ落とし
換気扇は年末の大掃除に。という人も多いかもしれませんが、年末にまとめて掃除しようとすると、ギトギトでベトベトな油がこびりついていて、半日仕事になってしまいます。
そこでこのタイミングで換気扇の掃除をしておきましょう。……というか、しておかないと年末になくことになります。気温の高い夏場なら油汚れも落ちやすくなっていますし、半年分の汚れならそれほど苦戦せずにキレイになりますよ。
油汚れは重曹でも落とすことができます。しかし、半年分の油となるとナチュラル派な重曹ではやや荷が重いので、油分を強力に分解するオレンジ系のクリーナー+メラミンスポンジを利用しましょう。百均で売っているのでそちらをどうぞ。
まるで新品のような輝き! 嬉しい。
実は結構汚れてる! 網戸や家の外もチェック
5.意外! 網戸は実はホコリだらけ!
涼しい夜とかには、エアコンではなく窓を開けて自然の空気も取り入れたいですよね。また、お料理の時などには特定の窓だけ開けているという方も多いかと思います。でも、その網戸、大丈夫ですか?
空気の流れの元になる窓というのは、すごくホコリがたまりやすいんです。我が家の場合は風が良く入ってくる西の窓がご覧のようにホコリでびっしり! 強い風が吹けばこれが家の中に入り込んで来てしまうんです。怖い。
網戸の掃除グッズとして網戸ブラシが百均に売っているので、水をかけてそちらでこすり洗いしておきましょう。水が使えない場所などは、掃除機のブラシノズルでこすりながら吸い込んでもOKですよ。ちなみにこのノズルも百均で購入。
6.ゲリラ豪雨で溢れる前に! 家の外も要チェック
持ち家のある方で、雨水が浸透式になっている場合は、絶対にチェックしなければならないのが、家の周りの浸透桝。
浸透桝は屋根に降り注いだ雨水を地面にゆっくりと自然吸収させるしくみ。水しか入らないならメンテナンスは不要では? っていうのは大間違い。屋根の砂埃や鳥が運んできた小枝やゴミなどが、あまどいを伝って流れ込み、徐々に浸透桝の中に溜まってしまうんです。
我が家こんな有り様。そのまま放置しておくと、水が排水されなくなってしまうこともあり得えます。ゲリラ豪雨の多いこの季節は、ちゃんと掃除して中に溜まった泥やゴミを除去しておきましょう。
以上、夏に掃除すべき6つのポイントでした。結論としては、夏場の水回りは洗浄力重視! 頑固な汚れや匂いを強力に除去できる市販の専用洗剤を利用していくのがベストです。一度、徹底的に綺麗にしてしまえば、定期メンテナンスは万能な重曹やクエン酸などのナチュラル系洗剤でも十分綺麗な状態を維持できますよ。
夏場のお掃除、暑くて大変ですよね。確かにわかります。でも、ここでちょっぴり頑張ると年末の大掃除ですごく楽することができますよ。お盆休みや前後の土日を使ってぜひお掃除チャレンジしておきましょうね。

ウレぴあ総研

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