カラクリ、圧巻の歌声とステージング
で魅せた超満員の東京ワンマンレポー
ト。

ボーイズボーカルグループCOLOR CREATION(通称:カラクリ)が初の東名阪ツアー“PALETTE TOUR Vol.1”を開催し、12月9日、東京でのワンマンライブで本公演のラストを飾った。初のツアーながら各会場でチケットは完売、今月12月21・23・24日にかけて3都市での追加公演が決定するなどその勢いは増すばかり。
5人の魅力はどのようなところにあるのだろうか? 本記事では、東京公演のライブをレポートする。
会場は渋谷ストリームホール

はじめの2曲でフィナーレのような多幸
感。

2ndシングルのテーマカラーである青を基調とした衣装に身を包み、青い光に包まれて5人が登場。4つ打ちの『Odds&Ends』、2ndシングルの『Blue Star』とアップテンポの曲を立て続けに披露し、冒頭からフィナーレのような盛り上がりをみせた。
自己紹介とオープニングトークを経て、まだ音源としては発売されていない、インディーズ時代からのワンマンライブ恒例曲『Friend』、代表曲『I’m Here』と5人の歌声を存分に堪能できる2曲を披露。

1人でも歌うますぎであることを再確認
し、5人に戻ったときのドリームチーム
っぷりに語彙力が崩壊。

ソロステージでは『I Have Nothing』のカバーを披露したRIOSKE

あらためて5人の歌声に耳を傾けると、「5人とも、歌うますぎ…!」以外に語彙力が追いつかないのだが、本人たちがメンバー同士の歌声について語った前回のインタビューを少し振り返ると

・KAZ ・・・「 JUNPEIと近く、バラードが得意。声質的にバランスが良く、歌いはじめを担当することが多い。歌詞が入ってきやすい」

・RIOSKE・・・「日本人離れした歌唱力。メインクライマックスのフェイクで、曲の価値を何倍にもあげてくれる」

・JUNPEI ・・・「バラードが得意。優しめに歌うことができるので、Aメロや切ないパート、ニュアンスを出したい箇所を主に担当。セクシーなサウンドを出すこともできる」

・YUUTO・・・「日本語の奥ゆかしさがいちばん出せるメンバー。透き通る声の持ち主で、クリアであり力強い。TAKUYAが鋭い声だとしたら、YUUTOは丸い声。初速が強い。J-ROCK的な高音の出し方。キラキラした曲や明るい曲はクリアに歌えるし、『Party Time』みたいな曲ではロックっぽい発声ができる」

・TAKUYA・・・「高音全般、特にJ-R&Bの高音が得意。RIOSKEが洋楽っぽいR&Bなのに対して、TAKUYAはJ-POPっぽいR&Bという感じ。まっすぐ突き刺さるような高音を出せる。ハモりをはじめ、TAKUYAはみんなが苦手なところをすごくやってくれる。声量がいちばんあるからライブでも盛り上げられる」

以上のような特性がある。(なんとなくこれを意識しながら聴くとよりライブを楽しめる気がします)

今回のツアーでは、各々にソロ(またはユニット)によるステージがあり、JUNPEIがコレサワの『たばこ』をギター弾き語りで、RIOSKEはホイットニー・ヒューストンの名曲『I Have Nothing』をカバー。KAZはソロでオリジナル曲『One Day』を、TAKUYAとYUUTOはユニットでオリジナル曲『シンデレラじゃない僕でも』を歌い上げた。
今回のツアーで、ギター弾き語りを初披露したJUNPEI

各ステージが、これを見れただけでもライブに来てよかった…と思えるもので、ブルース、R&B、ロック、ポップスetc…5人がいかに多彩な歌声を持つかを体感することができた。5人にまた戻ったときは、1人でもすごいのに5人って豪華すぎ!という心理が働いた。

MC、ゲームコーナー、映像で魅せる、多
彩で多才なステージング。

クールかと思いきや笑いもバッチリとるYUUTO

COLOR CREATIONは、今年5月のメジャーデビュー以降、リリースイベント、ゲストイベントを含め年間200本近くのステージに出演し研鑽を積んできている。圧倒的な歌唱力もさることながら、観客の心を掴むMC力、ステージングの巧みさも際立っていた。
この日会場にいた全員の心を鷲掴みにしたのが、中盤で行われたジェスチャーゲームコーナー。これがあの、いわゆる超王道のジェスチャーゲーム、しかも負けたチームの罰ゲームはハリセンと、伝統的ともいえる形式ながら、はじめから終わりまで会場は爆笑の嵐。特にハリセン芸は圧巻で、ゲームタイム終了と同時に5人がステージから一旦はけるのだが、「とんでもないものをみた」と会場からはざわめきがしばらく止まらなかった。

掴みから締めまで、TAKUYAの煽りがプロ
すぎる。

TAKUYA:「東京のみなさん、僕のためにお集まりいただきありがとうございます!えっと皆さんは、、バックダンサー?」
「いやいや、バックダンサーじゃねーから!(といいながらRIOSKEやKAZがRising Sunのひらひらダンスを踊る)」
などのつかみからはじまり、TAKUYAが口を開けばボケる、の空気が完璧に出来上がり、「漫才します!」と冗談をいったときも「え、漫才見たい」と思ったファンは少なからずいるのでは、と思えるほど、TAKUYAのMC力、盛り上げ方は名人の域に達していた。
東京もいい波に乗せまくったTAKUYA

「ボーカルグループは、踊ったりするわけではないから、言葉でいかに楽しんでもらえるかを研究している」とTAKUYA自身が語っていたが、「JUNPEIはギター弾きすぎて腕が一回とれている。今の腕は2本目」という謎の世界観をみせつけたボケ(リハーサルでは壮大にすべったらしい)も会場からは拍手が起きた。後日談だがTAKUYA的には完全にすべるつもりだったらしい。

白からスタートしたカラクリ。5人のま
ばゆい色がみえはじめた2018年。

アンコールでは、冬にぴったりすぎる新曲の「Let it snow〜会いたくて〜」を初披露し、ラストは『Everything Will Be Alright』『Stand Up!』を歌い上げ、大団円で締めくくられた。
ライブにきたお客さんの顔はほぼ全員覚えている驚異的記憶力&ファンサービス精神が半端ないKAZ

はじめは、真っ白な衣装でメジャデビューをしたCOLOR CREATION。わずか半年で、メンバー個々の色がみえはじめ、それらが強く深くなるほどに、描くことができる絵(楽曲)のバリエーションは増していき、人の心を揺さぶる濃密さもますます進化を遂げていく。彼らはまだまだ大きな「パレット」で、多くの人の人生の彩りを贈る可能性を感じさせるライブだった。

COLOR CREATION PALETTE TOUR Vol.1 追
加公演情報

12月21日(金):[名古屋]SPADE BOX
【開場/開演】18:30/19:00
【チケット代】スタンディング¥4,500 (税込/ドリンク代別)

12月23日(日):[大阪] 梅田Shangri-La
【開場/開演】16:00/16:30
【チケット代】スタンディング¥4,500 (税込/ドリンク代別)

12月24日(月):[東京] shibuya WWW X
【開場/開演】16:00/17:00
【チケット代】スタンディング¥4,500 (税込/ドリンク代別)

COLOR CREATION 最新リリース情報

Let it snow ~会いたくて~

【発売日】2019年2月20日

<初回限定盤> CD+DVD ¥1,667(本体)+税 WPZL-31566/7
CD:Let it snow ~会いたくて~ 他 Instrumental 含む 4曲収録予定
DVD:Let it snow ~会いたくて~(Music Video)、Music Video Making Movie 他 収録予定
☆初回限定盤封入特典・・・カラクリカード封入(全6種中1種封入、ソロ各1種&集合1種)

<通常盤A> CD ¥926(本体)+税 WPCL-12987
CD:Let it snow ~会いたくて~ 他 Instrumental 含む 4曲収録予定 ※初回限定盤共通

<通常盤B> CD ¥926(本体)+税 WPCL-12988
CD:Let it snow ~会いたくて~ 他 Instrumental 含む 4曲収録予定
※初回限定盤、通常盤Aと収録内容が異なります。

「Let it snow 〜会いたくて~」リリー
スイベント情報

12月29日(土) 静岡・タワーレコード静岡店内スペース
12月30日(日)大阪/HMV SHINSAIBASHI
01月04日(金) 東京・HMV&BOOKS SHIBUYA
01月06日(日) 東京・渋谷ヴィレッジバンガード渋谷本店
01月10日(木) 千葉・ららぽーとTOKYO BAY
01月12日(土) 埼玉・大宮アルシェ
01月14日(月祝) 愛知・イオンモール大高
01月20日(日)大阪・くずはモール
02月02日(土) 岩手・イオンモール盛岡南
02月03日(日) 宮城・HMV仙台 E BeanS
02月10日(日)愛知・名古屋某所
02月11日(月・祝) 静岡・ららぽーと磐田
02月15日(金)福岡・HMV&BOOKS HAKATA
02月16日(土)福岡・博多某所
02月17日(日)熊本・蔦屋書店熊本三年坂


<COLOR CREATION オフィシャルサイト>
http://color-creation.jp

<公式SNS>
Instagram / Twitter / Youtube

カラクリ、圧巻の歌声とステージングで魅せた超満員の東京ワンマンレポート。はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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