反田恭平、ニューアルバムのリリース
が決定 レコーディング中のハプニン
グを乗り越えた末の、珠玉のアルバム
が完成

クラシック界の若き異才である、反田恭平。2015年デビュー以来飛躍を続け、2018年7月からは『2018-2019リサイタル・ツアー』を、“オール・ベートーヴェン・プログラム”で全国19カ所で開催し、各地で熱狂を呼んだ。2019年1月からは“オール・ショパン・プログラム”でのソロツアーの開催を全国大都市で予定しているなど勢いを増す反田が、新たなアルバムを2019年2月にリリースする。
今回録音に臨んだのは「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番」。映画でも題材に取り上げられるほど、美しいメロディーとロマンティックな魅力に溢れ、また、難曲中の超難曲として知られるラフマニノフの代表曲だが、反田が2012年に高校在学中に史上最年少(当時)で優勝した「日本音楽コンクール」の決勝で演奏したのも、この「ピアノ協奏曲第3番」だ。反田恭平の名を世に知らしめた、反田にとっては“原点”でもある楽曲に、デビュー3年を経て改めて立ち向かう。
本アルバムの録音は、今年10月25~26日にモスクワのラフマニノフホールにてセッションレコーディングを敢行。レコーディングスタッフによると、今回の録音は思わぬハプニングに襲われたという。ステージ上の数トンにおよぶ防火壁が原因不明の誤動作を起こし、ピアノの上に落下。ピアノ近辺にいた反田のとっさの判断により、接触寸前にピアノの蓋を閉めたことでピアノの全壊は免れたものの、初日のレコーディングは途中で中止となってしまった。当初丸2日間予定されていたレコーディングが大幅に短縮を余儀なくされた。
ピアノの上に消防壁が!?
さらに、ラフマニノフの生地ロシアの誇る随一のオーケストラとの共演ということで、ラフマニノフの演奏に誇りと矜持を有するオーケストラに日本の若きピアニストが単身立ち向かう構図は、かなりのプレッシャーを強いるものがあったと反田は述懐する。アウェーな状況と限られた時間内で繰り広げられた演奏は、セッション録音でありながら、まるでライヴのような緊張感が全編にみなぎり、反田のピアノに呼応してオケが次第に一体感をまし、まさに一期一会の真剣勝負の様相を呈する熱演となった。
カップリングには日本でレコーディングされた、同じくラフマニノフの「ピアノ・ソナタ第2番」等を収録する。壮絶なレコーディングを乗り越えた末のアルバムは、2019年2月20日(水)にリリースされる。

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