反田恭平、
自身の“原点”に立ち向かった
アルバムを2019年2月にリリース
現代クラシック界の若き異才・反田恭平が、新たなアルバムを2019年2月20日にリリースすることがわかった。
今回録音に臨んだのは「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番」。映画でも題材に取り上げられるほど、美しいメロディーとロマンティックな魅力に溢れ、また、難曲中の超難曲として知られるラフマニノフの代表曲だが、反田が2012年に高校在学中に史上最年少(当時)で優勝した『日本音楽コンクール』の決勝で演奏したのも、この「ピアノ協奏曲第3番」である。反田恭平の名を世に知らしめた、反田にとっては“原点"でもある楽曲に、デビュー3年を経て改めて立ち向かう。
録音は2018年10月25~26日にモスクワのラフマニノフホールにてセッションレコーディングを敢行。レコーディングスタッフによると、今回の録音は思わぬハプニングに襲われたという。ステージ上の数トンにおよぶ防火壁が原因不明の誤動作を起こし、ピアノの上に落下。ピアノ近辺にいた反田のとっさの判断で、接触寸前にピアノの蓋を閉めたことでピアノの全壊は免れたものの、初日のレコーディングは途中で中止。当初丸2日間予定されていたレコーディングが大幅に短縮を余儀なくされた。
さらに、ラフマニノフの生地・ロシアの誇る随一のオーケストラとの共演ということで、ラフマニノフの演奏に誇りと矜持を有するオーケストラに日本の若きピアニストが単身立ち向かう構図は、かなりのプレッシャーを強いるものがあったと反田は述懐する。アウェーな状況と限られた時間内で繰り広げられた演奏は、セッション録音でありながら、まるでライヴのような緊張感が全編にみなぎり、反田のピアノに呼応してオケが次第に一体感をまし、まさに一期一会の真剣勝負の様相を呈する熱演となった。
なおカップリングには日本でレコーディングされた、同じくラフマニノフの「ピアノ・ソナタ第2番」等を収録。気になる方はぜひ発売日を楽しみにしていてほしい。
今回録音に臨んだのは「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番」。映画でも題材に取り上げられるほど、美しいメロディーとロマンティックな魅力に溢れ、また、難曲中の超難曲として知られるラフマニノフの代表曲だが、反田が2012年に高校在学中に史上最年少(当時)で優勝した『日本音楽コンクール』の決勝で演奏したのも、この「ピアノ協奏曲第3番」である。反田恭平の名を世に知らしめた、反田にとっては“原点"でもある楽曲に、デビュー3年を経て改めて立ち向かう。
録音は2018年10月25~26日にモスクワのラフマニノフホールにてセッションレコーディングを敢行。レコーディングスタッフによると、今回の録音は思わぬハプニングに襲われたという。ステージ上の数トンにおよぶ防火壁が原因不明の誤動作を起こし、ピアノの上に落下。ピアノ近辺にいた反田のとっさの判断で、接触寸前にピアノの蓋を閉めたことでピアノの全壊は免れたものの、初日のレコーディングは途中で中止。当初丸2日間予定されていたレコーディングが大幅に短縮を余儀なくされた。
さらに、ラフマニノフの生地・ロシアの誇る随一のオーケストラとの共演ということで、ラフマニノフの演奏に誇りと矜持を有するオーケストラに日本の若きピアニストが単身立ち向かう構図は、かなりのプレッシャーを強いるものがあったと反田は述懐する。アウェーな状況と限られた時間内で繰り広げられた演奏は、セッション録音でありながら、まるでライヴのような緊張感が全編にみなぎり、反田のピアノに呼応してオケが次第に一体感をまし、まさに一期一会の真剣勝負の様相を呈する熱演となった。
なおカップリングには日本でレコーディングされた、同じくラフマニノフの「ピアノ・ソナタ第2番」等を収録。気になる方はぜひ発売日を楽しみにしていてほしい。