『アートフェア東京2019』の見どころ
を紹介 国内外29都市から出展者が集
結、例年以上に趣向を凝らした展示に
注目

15回目を迎える、日本最大級の国際的なアートの見本市『アートフェア東京2019』(日程:2019年3月7日〜10日)の見どころが公開された。
東京国際フォーラムのホール E エキシビションエリアには、日本だけでなくアジア、北米、南米、ヨーロッパの29都市から国際的な有力ギャラリー、美術商をはじめとした138軒が出展する。会場内に立ち並ぶそれぞれのブースでは、例年以上に趣向を凝らしたディレクションの競演は、アートフェア東京2019の醍醐味だ。
美術史に残る名品や、新進気鋭な作家の作品、アートシーンで確立された作家の作品が展示・販売される。約5000年前の作者のわからない美術品と現代の30代の若者の作品を見比べたり、コンセプトやテーマから社会的背景を感じたりなど、古美術から工芸、近代美術、現代アートまでが一堂に会する世界的も珍しい「アートフェア東京」だからこそ、様々な目線での美術の楽しみ方が共存するだろう。
国内外29都市から出展者が集結、22軒が初出展
古美術から工芸、近代美術、現代アートまでが一堂に会する世界的にも珍しい『アートフェア東京2019』では、国内外29都市から160軒の出展者が決定し、歴史的価値の高い美術品から若手作家の作品まで、品質の高い絵画、日本画、ドローイング、彫刻、写真、インスタレーションなど多様なアート作品を展示する。今回、「Galleries」にはガレリア・グラフィカや104GALERIEをはじめとする13軒が初出展し、「Crossing」には、香川県漆芸研究所、株式会社よしもとアートエンタテイメントをはじめとする3軒、そして「Projects」では6軒が初出展となる。
古美術から工芸、近代美術、現代アートまでが一堂に会し驚きを与える
『アートフェア東京2019』は、古美術から工芸、近代美術、現代アートまで多種多様な美術品が集結し、様々な目線からアートを鑑賞することができる。そして、国内外のアートシーンで高く評価される美術品の見本市として、グローバルなアートマーケットの中で作品が売買される場であると同時に、日本独自の視点で美術の価値を考える場でもあろうとしている。
例えば、ブース No.G14、G16のオリエント考古美術・太陽と花田美術では、ローマ時代の彫刻や棟方志功の作品の展示が現代アートのギャラリーと並んでいる。また、ブース No.G123、G124 では、PERROTINから十和田市現代美術館の『村上隆のスーパーフラット現代陶芸考』展の出品作家クララ・クリスタローヴァが個展形式で出展され、中長小西からは、国内外の美術館に作品が収蔵され日本の現代陶芸を代表する作家 小川待子や、日本の抽象絵画の先駆者である山口長男らの展示を予定している。また、例年、古美術のギャラリーが並んでいたブース No.G73〜G79、No.G81〜G87 には、THE CLUB、名古屋画廊、KOSAKU KANECHIKA と現代美術を取り扱う3ギャラリーが加わり、それぞれのギャラリーのディレクションの対比からアートと社会の関係性を見ることができるのも『アートフェア東京2019』の魅力だ。
『アートフェア東京2019』は、世界的に評価の高い古美術品や浮世絵と、近代の名画、現代アートの作品、紀元前の彫刻などを比較しやすいように会場を構成し、様々な角度から美術品の背景や歴史を、社会とアートの関係を知ることを通して、アート䛾価値を考えることができる場となる。

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