これで即“K-POP通”!? 絶対聴くべき
「おすすめガールズ・グループ」厳選
20曲まとめ【2013~2017】

PRODUCE48やIZ*ONEデビューなど、日本でもファン層を広げたK-POPガールズ・グループ。今年から追い始めたというK-POPビギナーの方々に向けて、過去5年間(2013~2017)のガールズ・グループシーンを彩った名曲をガイドします。

2018年も、K-POPガールズ・グループシーンは大きな盛り上がりを見せていました。強力な新人グループが次々にデビューしたのが印象的です。
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その中でも、人気サバイバル番組に日本のAKB48グループが参戦して話題を呼んだ「PRODUCE48」(参考記事<アイドルシーン大注目『PRODUCE48』を徹底解剖! 動画で全メンバー徹底分析してみた>)と、番組を通して選ばれた12人による「IZ*ONE」(アイズワン)はK-POPファン以外にも大きな注目を浴びました。
韓国ではデビューして11日で音楽番組1位を獲得、日本でも人気ファッション雑誌に掲載されるなど、国境を超えた活動を開始しています。
PRODUCE48やIZ*ONEからK-POPにハマり、今年からシーンを追い始めたというK-POPビギナーの方々も多いのではないでしょうか?
ウレぴあ総研では、年末年始に各年デビューグループを中心にK-POPガールズ・グループまとめ記事をお届けしています。
今回は特別企画として、例年お届けしている年末年始のまとめ記事に先がけ、過去5年間(2013~2017)のガールズ・グループシーンを彩った名曲をガイドしていきたいと思います。
「PRODUCE48」でカバーされた楽曲のグループや、IZ*ONEメンバーが所属する事務所のグループ、そしてK-POPガールズ・グループの歴史を語る上で避けては通れないグループ等々から、独断と偏見で厳選した20曲。もちろん、コアなK-POPファンの方にも楽しんでいただければと思います。では、行ってみましょう!
2017年 新進グループが本格化!フレッシュな4曲まだまだ記憶に新しい2017年の楽曲からは、人気上昇中のグループが飛躍のきっかけにした楽曲や、2018年デビュー組のプレデビュー曲を選んでみました。
Lovelyz/WoW!
良曲を数多くリリースしている「Lovelyz」(ラブリーズ)。2017年にリリースしたこの曲は、それまでの足取りを振り返るようなアイテムをちりばめたMVが印象的。可愛いだけじゃない、ポップなだけじゃない、高い音楽性に、底知れぬ深みと凄みを感じさせる1曲です。
歌心と先進性を両立させたLovelyzが所属する事務所woollimには、IZ*ONEメンバーのウンビとチェウォンも所属。彼女たちがLovelyzのような音楽性のグループでデビューする日が楽しみです。
宇宙少女(WJSN/Cosmic Girls) / I Wish
2017年頭に発表された『I Wish』は、ニュージャックスウィング的なサウンドを下敷きに、Kawaii世界を作り上げてスマッシュヒット。「宇宙少女」(WJSN)はダンスパフォーマンスのきめ細かさと、クオリティ高いスタイリングが光るグループです。PRODUCE101→I.O.Iと進んだヨンジョン加入から、着実に人気を高めています。
IZ*ONEメンバーのウォニョンとユジンが所属するSTARSHIPと、イェナの所属するウィエファによる共同企画。13人中3人が中国人メンバーと、3人の日本人を擁するIZ*ONEに近いメンバー構成でもあります。
LOONA/ODD EYE CIRCLE/Girl Front
IZ*ONEと同じく2018年にデビューした「LOONA」(ルーナ/今月の少女)は、2016年から少しずつメンバーを発表してきました。ユニット楽曲やソロ楽曲を積み重ね、ついに完全体としてデビューした大型プロジェクトです。
良曲ぞろいのLOONA楽曲中でも、LOONA/ODD EYE CIRCLEによる『Girl Front』は出色。爽やかなスピード感に溢れた楽曲に、カラフルで意味深なMVがマッチしています。所属するのはBlockberry Creative。惜しまれつつPRODUCE48を去ったコ・ユジンも所属する注目株の事務所です。
fromis_9(プロミスナイン)/Glass Shoes
IZ*ONE、LOONAと同じく2018年にデビュー、IZ*ONEとはレーベルメイトとなる「fromis_9」(プロミスナイン)は、2017年中にプレデビュー楽曲をリリースしていました。美しいメロディーラインとうねりまくるベースは印象的で、日本のアイドルグループが好きな方にも刺さるのでは? 個人的には、沖井礼二氏の楽曲に似たテイストを感じます。
fromis_9には、PRODUCE48に参加したギュリが在籍。IZ*ONEとの化学反応による進化が今から楽しみです。この2組は、サバイバル番組出身、ということでも共通していますね。
2016年 大人気Gの代表曲ばかり!
2016年 大人気グループの代表曲ばかり! 豪華な4曲この年は現在のシーンをけん引するグループが人気を獲得、もしくはデビューした年でした。人気グループの代表曲だけど、もしかするとK-POPビギナーの方には馴染みがないかも? という4曲をピックアップしてみました。
TWICE/CHEER UP
問答無用の大人気グループ、「TWICE」と言えば新曲『YES or YES』や、TTポーズで一世を風靡した『TT』、デビュー曲『Like OOH-AHH』(PRODUCE48でもカバーされました)が浮かぶという方が多いかもしれませんね。
ですが、サナの「Shy Shy Shy」が大きな話題となり、人気を決定づけた『CHEER UP』を忘れてはいけません。数々の映画ジャンルを模したMVも素晴らしい出来栄えで、メンバー全員の魅力が引き出されています。それにしてもこのころのジョンヨン、めっちゃ髪が短い!
BLACKPINK/WHISTLE
日本でも人気が高い「BLACKPINK」(ブラックピンク)と言えば、PRODUCE48でカバーされた『BOOMBAYAH』や『DDU-DU DDU-DU』なら知っている、というK-POPビギナーの方は多そうです。
そこでご紹介したいのが、『BOOMBAYAH』と同時にデビュー曲として発表された『WHISTLE』はいかがでしょうか。スローテンポに口笛の音色が絡むという、BLACKPINKならではのクールな一曲。MV出だしのヴィジュアルにスーパーファミコンを使っているあたりも面白いですね。
Red VelvetRussian Roulette
TWICE、BLACKPINKと並んで大人気なのが、大手事務所SMエンターテイメント所属の「Red Velvet」(レッドベルベット)。PRODUCE48ではダークでシリアスな『Peek-a-boo』がカバーされましたが、Red Velvetにはポップでキャッチーな楽曲もたくさん。
その中でも『Russian Roulette』はカラフルなMVも合わせて、高い人気を誇る楽曲です。デビュー直後は全員金髪で統一されていましたが、2015年のイェリ加入後、徐々にが個性を打ち出すスタイリングになったのも、大きな人気につながったように感じます。
GFRIEND/NAVILLERA
現在のシーンの中で、清純派と言えばこのグループ、という立ち位置を確立しているのが「GFRIEND」(ジーフレンド/ヨジャチング)。PRODUCE48では『LOVE WHISPER』がカバーされていましたが、彼女たちの代表曲と言えば『Rough』と、この『NAVILLERA』でしょう。
どちらも甲乙つけがたい名曲なのですが、ドラマティックな曲展開と、ノスタルジックなMVが印象的な『NAVILLERA』を。末っ子メンバーであるオムジは、日本のファッション誌「popteen」でモデルとしても活躍中です。
2015年 レジェンドたちが輝く!
2015年 レジェンドたちが輝きを見せる! 歴史を感じる3曲+1TWICEやGFRIENDなど、現在人気のグループが数多くデビューしたのが2015年です。この年リリースされた楽曲からは、一時代を築いたレジェンド達を多くピックアップしてみました。少女時代(SNSD/Girls' Generation)/PARTY
言わずと知れた韓国の国民的アイドル、「少女時代」(SNSD)。無敵の9人組だった彼女達が初めてメンバーの離脱を経験し、8人グループとしてリリースされた楽曲が『PARTY』です。タイのビーチを舞台にしたMVは、TWICEの『Dance The Night Away』に近いものがありますね。
ダンスミュージックを下敷きにした、明るいテイストのサウンドですが、どこか切なさも漂います。IZ*ONEセンターのウォニョンは、ロールモデルとして少女時代を挙げていました。レジェンドにどれだけ迫ることが出来るか、注目したいところです。
Wonder Girls /I Feel You
少女時代と並んで一時代を築いた「Wonder Girls」(ワンダーガールズ)は、ガールズ・グループの歴史を語る上で欠かせません。『I Feel You』はリーダーだったソネが結婚・出産・ 海外移住のために脱退、 そして人気メンバーだったソヒが女優活動のために卒業、 それを受けて一時期離脱していたソンミが復帰するという大きな変 化を経てリリースされた楽曲です。
まさかのバンド形式、そして尖りまくった80年代テイストでのカムバックということで、大きな話題を呼びました。グループは解散していますが、ソンミやユビンは精力的にソロ活動を行っています。
f(x)/4 Walls
少女時代と同じくSMエンターテイメント所属、ジェシカの実の妹であるクリスタルが在籍する「f(x)」(エフエックス)。このグループは、中国・韓国・台湾系アメリカ・韓国系アメリカと多彩なルーツを持つメンバー編成と、先進的な音楽性が特徴的な尖ったグループでもあります。
メンバー、ソルリの脱退を経て4人組となりリリースされたのが、K-POP史に残る名曲『4 Walls』。ガラージュサウンドを下敷きにした楽曲に、幾通りもの解釈が出来そうなMVはまさにアート。2018年デビュー組、「公園少女」の『Puzzle Moon』に、その影響を強く見ることが出来ます。
OH MY GIRL/CUPID
レジェンド達の楽曲と同時に、この楽曲もご紹介しておきましょう。現在人気上昇中、日本でも広告に登場して注目を浴びている「OH MY GIRL」(オーマイガール)も、花の2015年デビュー組です。実験的な音楽性が特徴で、『CUPID』はストンプっぽいリズムから始まって、マーチングドラムが絡んでいくという珍しい楽曲です。
所属する事務所、WMエンターテイメントには、IZ*ONEメンバーのチェヨンが所属。大手事務所JYPを退所し、新天地としてWMエンタにたどりついたダンスクイーンが、IZ*ONE以降にどんな活躍を見せるのか、今から楽しみです。
2014年 時代の変化を感じる4曲
2014年 惜しまれつつ解散したグループも…。時代の変化を感じる4曲Apink/Mr. Chu
現在の清純派代表がGFRIENDだとしたら、少し前の代表は「Apink」(エーピンク)でしょう。日本デビューも果たしているので、K-POPビギナーの方でもご存知かもしれません。
現在は成長した大人っぽい姿を見せていますが、4年前はまだまだ少女テイストが濃厚。個人的には『Mr.Chu』でのテニスコートの純白衣装に、これぞ清純派!という印象を受けます。2014年は、この他にもミドルテンポで大人っぽい『LUV』など、Apinkのリリースがかなり充実した年だったと言えるでしょう。
AOA/Miniskirt
2014年の清純派代表がApinkなら、アダルトな雰囲気を持つ代表選手は「AOA」(エーオーエー)でしょう。PRODUCE48では『Short Hair』がカバーされていましたが、2014年リリースの『Miniskirt』もAOAを代表する名曲。ヒットメーカーbrave soundの手によるミドルテンポの楽曲は、セクシーなMVと合わせて忘れられないインパクトがあります。
AOAの所属事務所FNCからPRODUCE48に参加したのは、最終評価まで進んだ歌姫、パク・ヘユンさん。2019年に新グループCherry Bulletの一員としてデビューが決定しています。
EXID/UP&DOWN
ファンのアップロードした動画から火が付き、チャート順位を逆走するように1位に上り詰めたのが「EXID」(イーエックスアイディ)の『UP&DOWN』。当時は大きな話題をさらいました。先ほども紹介したApink『LUV』などで知られる作曲家シンサドンタイガーによるキャッチーな楽曲と目を引くダンスは、今見ても大きなインパクト。
EXIDは2年ぶりにフルメンバー揃っての活動を始めています所属事務所であるbanana cultureからは、PRODUCE48にキム・ナヨンさんが参加。愛嬌たっぷりの彼女、どんなデビューを果たすでしょうか。
SISTAR/I Swear
PRODUCE48のヴォーカル教官として練習生たちを激しく、そして愛情いっぱいに育て上げたソユさんは、一世を風靡した人気グループ「SISTAR」(シスター)出身。2017年に電撃解散が発表されたときには、数多くのK-POPファンが衝撃を受けました。
セクシーなグループ全盛の時代でしたが、SISTARはどこか健康的で明るいテイストだったのが印象的。ダンスとヴォーカルのクオリティが高いのは、所属事務所STARSHIPの伝統でしょうか。『I Swear』はホーンセクションが楽しい、夏らしいサウンドです。
2013年 今なお新鮮な4曲!
2013年 5年経っても古びない! 今なお新鮮な4曲KARA/Damaged Lady
日本では少女時代に負けず劣らずの絶大な人気を博した「KARA」(カラ)、キュートでポップなイメージの強い彼女達ですが、クールでハードな楽曲も数多くこなしました。
その中でも2010年『Lupin』などと並んでベスト級なのが2013年リリースの『Damaged Lady』。サビの疾走感と美しいメロディー、そして5人のコーラスは今聴いても無敵の強さがあります。いろいろとすったもんだの解散は、今考えても本当に惜しい…。
GIRL'S DAY/EXPECTATION
デビュー当初はポップな5人組でしたが、メンバーの脱退と加入、そして再脱退を経てセクシーな4人組になってから人気が急上昇。当時のセクシーなK-POPシーンを作り上げたグループの一つと言えるのが「GIRL's DAY」(ガールズデイ)。それまでの代表曲『Twinkle Twinkle』(2011)がキュートでファニーだったので、この転身は大きなインパクトがありました。
9MUSES/Dolls
モデル級の美女が集合して、ファンキーな楽曲を続々とリリースした「9MUSES」(ナインミュージズ)も、この時期を彩ったグループの一つ。ルックスだけではありません。KARAを数多く手がけたSweetuneによる楽曲の出来栄えも素晴らしく、『Dolls』は今なお古びない魅力があります。2018年にリリースされた中では、gugudanの『The Boots』あたりは、このころの楽曲に似たテイストを感じます。Crayon Pop/Bar Bar Bar
いやいや懐かしい!以前からのK-POPファンの方は、このキャッチーなダンスと楽曲に聞き覚えがあるでしょう。K-POPビギナーの方はちょっとびっくりするかもしれません。「Crayon Pop」(クレヨンポップ)の『Bar Bar Bar』は当時大流行した曲です。2014年リリースの『Uh-ee』はさらにストレートですが、ポンチャックやトロットなどの演歌・歌謡曲からの影響がまだまだ強い印象です。今でもトロットは根強い人気があるので、懐かし系アイドルの復権、あるかもしれませんよ。
知れば知るほど楽しい!K-POPガールズ・グループの勢いはまだまだ続く?2017年から2013年の5年間を振り返りながら、これまでのK-POPガールズ・グループの名曲をご紹介してきました。この中に、これからも音楽番組やバラエティー番組などで、新人グループにダンスカバーされる楽曲があるかもしれません。
今回ご紹介できたのは、もちろんほんの一部です。YouTubeなどに豊富に過去の楽曲があるのがK-POPの魅力でもあります。皆さんもぜひ、過去の名曲を掘り出してみてください。
また、今回の特集範囲ではないのですが、2009年は後のシーンに影響を与えた楽曲が次々にリリースされた年でした。Music Bank9週連続1位というとんでもない記録を打ち立てた少女時代/Gee、YGエンタのガールズ・グループとして破格のデビューを果たした2NE1/Fire、後のダンスやファッションに大きな影響を与えたBrown Eyed Girls/Abracadabra、悲願の1位を獲得し、トップ・アイドルの仲間入りを果たしたKARA/Honeyなど、歴史的名曲ばかりです。
来年2019年は、ちょうどそれから10年。これからの10年に影響を与えるような名曲が、現在の人気グループや、来年デビューする新人グループからリリースされるかもしれません。これからもK-POPガールズ・グループから目が離せないですね。今回の特集は以上です。2018年新人グループ特集もお楽しみに!

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