【fhána インタビュー】
いくつものストーリーが交錯する場所
【yuxuki waga(Gu)、towana(Vo)、
kevin mitsunaga(Pc&Sampler)
コメント】
「5年を振り返っての思い出とのことですが、例えばいろいろ機材が変わってギター以外、1stアルバムで使ってた機材をひとつも今使ってなかったり、ライヴがより楽しくなってたり、髪型は落ち着かなかったり、ギターの人からカレーの人になってたりとか、さまざまありますが、今冷静に考えると、まさかメジャーデビューしてからここまで、海外でライヴすることになるだなんて微塵も考えてなかったので、それが一番の驚きであり、なんだか感慨深いことなのかもしれません。特に2018年は自分が初めて行った海外の国であるカナダにまた行けたり、一度訪れてみたかった都市のシカゴに行けたりと、仕事で行きつつも喋れない英語を駆使しつつ、わりと思い切り楽しんでました。もちろん日本国内もそうなんですけど、自分たちの曲を聴くのを楽しみにしてくれている人がいて、しかも自分の訪れたことのない場所にもそういう人たちがいるっていうのが本当に感慨深い。知ってくれたきっかけはなんであれ、音楽っていうのは、例えば聴く人の人生を少しだけ彩るスパイスのようなものなので、今後も自分含め、いろんな人の“これから”に寄り添う楽曲を作っていければと思います」
■towana(Vo)
「メジャーデビューして5年という短い時間でベストアルバムを出せるほどたくさんの楽曲を作ってきたことに改めて驚いています。3枚目のアルバムをリリースし、ワンマンツアーを回り、国内のいくつかのフェスや外国でも何カ所かでパフォーマンスをさせていただいて、今年一年だけを振り返ってもたくさんの出来事があり、メジャーデビューしてからの5年間は本当にいろいろな出来事が詰まった、あっと言う間の5年間でした。何かひとつ印象的な出来事を挙げるとしたら、2016年に喉の手術をしたこと。DISC1にはシングル表題曲が時系列順に収録されているのですが、ポリープの手術後に初めてリリースしたシングルが「青空のラプソディ」です。タイアップした作品の力や楽曲そのものの力、初めてダンスに挑戦し、当初は予想もしなかった世界中のたくさんの方々にMusic Videoを観てもらえたこと。さまざまなことが重なってfhánaをより知ってもらうきっかけとなったこの曲を、手術後の生まれ変わった声で残せたことはすごくラッキーだったなと思います。DISC1やDISC2にはポリープを抱えながらの歌声も収録されているので、文字通り歴史が詰まったアルバムになりました」
■kevin mitsunaga(Pc&Sampler)
「この5年間、いろいろなことがありました。濃密であっと言う間に時間が過ぎ去った感じがしますが、その中でも特によく覚えているのは2014年に行なわれた、fhána初のライヴツアーの最終公演です。公演の終盤で「white light」という楽曲を演奏した時の会場の空気、白と青の照明の輝き、メンバーのエモーショナルな演奏が脳裏に焼き付いています。この演奏は今月発売された『STORIES』の初回限定盤に収録されている、ライヴ音源のベスト盤にも収録されていますので、ぜひ聴いてみてください。今とはまた違ったfhánaの空気を感じられると思います」
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