野球好きが聴いたら絶対ハマる!? 野
球コンセプトアイドル『絶対直球女子
!プレイボールズ』に大注目だ!

2018年「プロ野球ドラフト会議」も10月25日に終了し、大注目の根尾昴内野手(大阪桐蔭高校)は中日ドラゴンズに、同じく大阪桐蔭高の藤原恭大外野手は千葉ロッテマリーンズに、高校№1ショートの呼び声が高かった小園海斗内野手(報徳学園高校)は広島東洋カープに、そして日本中を金農旋風に巻き込んだ超高校級ピッチャーの吉田輝星投手(金足農業高校)は北海道日本ハムファイターズに決まった。すでに各選手の入団会見も終わり、お茶の間の次の興味は、どの選手が一番早く、来年のペナントレースでの1軍登場を果たし、結果を残すのか―に移っている。
その約1か月後の11月22日には、MLBア・リーグの新人王に輝いたロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が日本記者クラブで凱旋帰国記者会見に臨み、「今年は充実したシーズンだった」と語り、世界にセンセーションを起こした「SHOW TIME」を総括した。心配される右ひじも「術後も順調で、(来季以降の活躍の)復帰へのリハビリをしたい」と、ファンや球界関係者たちをホッとさせた。
このように、これからの野球界を引っ張る若いスターたちに注目が集まる中、ストーブリーグはFA権を持つ中堅・ベテラン勢の去就、そしてスタッフ陣らの入れ替えなどで熱気を帯びてきた。セ・リーグVを逸した読売ジャイアンツの監督も(高橋由伸氏に代わって)原辰徳氏が“再登板”。中日ドラゴンズは与田剛氏、阪神タイガースは矢野大氏に、オリックスバファローズは西村徳文氏が来シーズンの指揮を執るなど、すでに2019年の戦いは始まっている。
パ・リーグ打点王を獲得した埼玉西武ライオンズの浅村栄斗内野手は、FA権行使で東北楽天ゴールデンイーグルスへの移籍を発表。自分の力で楽天の順位を押し上げたいと、自身の抱負も語った。同じくライオンズに在籍していた炭谷銀二朗捕手、そして原監督の“直談判”が実ったのか、今年の移籍選手の一番の目玉と言えた丸佳浩選手も読売ジャイアンツ入りが決定するなど、徐々に来年の陣容も固まってきた。
そんな、ホットな今年のストーブリーグだが、ここで野球ファンにもう一つホット!?なニュースをお届けしたい。来季にはきっといくつかの球場でその姿を見ることがあるかもしれないユニークな野球チーム『絶対直球女子!プレイボールズ』(以下、プレイボールズ)だ。
実は、野球チームというのは仮の姿で、野球をコンセプトにしたアイドルグループがこのプレイボールズ。恐らく来シーズン、どこかの球場でその“雄姿”を観ることができるだろう。
このプレイボールズ、記者も何度かライブ会場に潜入して“観戦”してみたのだが、とにかく驚くのは、その熱気と一体感。まさに実際のプロ野球の試合顔負けのフィーバーぶりなのだ。今年、日本のプロ野球チームの各選手が広島戦で口を揃えたのが、本拠地MAZDA Zoom-Zoom スタジアムのやりにくさ。とにかく、カープファンの応援の凄さに圧倒されたという。
そんな広島ファンに負けないくらい、このプレイボールズのファンの盛り上がりは凄く、会場を埋めた熱狂的なファンが一緒に振り付けを踊ったり、あまりの盛り上がりで、知らないファン同士が輪になってパフォーマンスをし出すほどだ。
それもそのはず、アイドルの魅力だけでなく、歌も野球にまつわる曲ばかりなので、とにかくライブでの一体感が半端ないのだ。しかも、同グループの1期生で、リーダー役を務める篠塚つぐみ(背番号10)が、「侍ジャパンの公認サポーターになることが目標です」というだけあって、歌詞も野球愛を持つ人なら嬉しくなるような曲作りをしており、(アイドルファンだけでなく)野球ファンにはぜひ、グループ名だけでなく、歌も覚えてもらいたい、そんな“チーム”なのだ。
リーダー格の篠塚つぐみ
このプレイボールズ、最近できた新興グループと思いきや、結成は3年前の2015年という。あのニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手がまだ東北楽天ゴールデンイーグルスにいて、最多勝利(24勝)と防御率(1.27)でパ・リーグの最優秀投手賞を獲っただけでなく、沢村賞も受賞した記念すべき年だ。ちなみに現在、メジャー(ロサンゼルス・ドジャース)で活躍している元広島東洋カープの前田健太投手も同年、セ・リーグ部門で最多勝(15勝)を獲得している。
こう思うと、改めて時間の移ろいの早さを実感してしまうが、その3年前から地道に活動してきたプレイボールズは、先月17日に行われた「日本ソフトボールリーグ」の準決勝大会のイベントとして、初めて球場内でのライブを実現、一歩一歩野球界へ足跡を残すようになってきた。
「唯一無二の野球アイドルとして、今一番、野球愛ナンバー1という自負があります!」と言い切る篠塚。「力不足で、なかなか球場で歌えなかったけれど、2020年までには全球団の球場でパフォーマンスをするのが夢」とも言う。「野球が(オリンピック競技として)復活したので、それにも関われれば」と夢は尽きない。
同グループのプロデューサー兼作曲家のコバヤシユウジ氏は、「今までのアイドルという枠を超えて、ホンモノの野球ファンも応援したくなるチーム作り、曲作りもしていきたい」と熱く語った。スタッフもメンバーも、心から野球愛に溢れているのだ。
同グループのプロデューサー兼作曲家のコバヤシユウジ氏
MLBには100年以上も歌い継がれている有名な「Take Me Out to the Ball Game」(私を球場に連れて行って)という愛唱歌があるが、その日本バージョンと言えるのが同グループの人気曲『内野でも外野でもいい球場へ連れて行ってね』。確かに歌詞だけでなく、メロディーも思わず体が勝手にリズムを取っているほどテンポも良い曲で、コバヤシ氏は「この曲が球場で流れれば、きっと各チームのファンの皆さんもノッてくれるのは間違いない」と自信を見せる。
「内野でも外野でもいい球場へ連れて行ってね」MusicVideo
そのコバヤシユウジ氏が満を持して送り出すのが、今月29日にリリースされる『フライボールレボリューション2021』。同日、プレイボールズは、今年を締めくくるライブ『5thシーズン グランドフィナーレ単独試合』を渋谷WWWXも行う予定だ。
12月29日にリリースされる新曲「フライボールレボリューション2021」MusicVideo
来季、野球ファンなら知らないは「モグリ」と言われるかもしれないほど、大ブレークの予感を感じるプレイボールズ。芸能界、野球界に旋風を巻き起こせるかは、全国の野球ファンの熱い後押し次第。一見の、そして一聴の価値のある野球ラブのアイドルグループ「プレイボールズ」に全力注目だ。
■絶対直球女子!プレイボールズ
2015年6月に結成された野球を振興することをテーマとしたアイドルグループ。メンバーは元野球部・ソフトボール部、野球部マネージャー、チアリーダー、吹奏楽部など、何らかの形で野球に携わったことがある女子ばかり。野球を振興するべく、アイドルという形態と音楽を通して野球の魅力を余すことなく伝えていくのがモットー。現在5期目で、1期生の篠塚つぐみ、奥愛梨をはじめ計7人で構成。代表曲は『絶対直球少女隊』(2015年06月07日発売)、『野球しようぜ! / ダイビングキャッチ』(2016年01月31日発売)、『内野でも外野でもいい球場へ連れて行ってね』(2016年06月22日発売)。
奥愛梨(1期生)
奥愛梨:篠塚つぐみと一緒の第1期生。背番号73。予想外のことをやるプレーヤーで、得意なプレーは変化球。独特な声と雰囲気が特徴。中学時代にソフトボール部に所属し、ポジションはセンター。外野守備中に居眠りをしてしまい、その後二度と試合に出場することはなかったというエピソードの持ち主。趣味は寝ることと音楽を聴くこと。
木原美空(2期生)
木原美空:プレイボールズの2期生。背番号39番。プレイボールズの2期生。絶好調がトレードマークのプレイボールズの元気印。14年間やってきたダンスが得意で、笑顔でチームを引っ張る。ソフトバンクの柳田悠岐選手のよう、とはメンバー評。もちろん趣味・特技もダンス。
大熊こころ(5期生)
大熊こころ:5期生で最年少ながら、現在のプレイボールズの中では野球センスは別格。背番号22番。現在、中学生ながら高校も野球強豪校入学を目指す(野球とアイドルの)2刀流派。実際の野球を現役でやっているのがこころ。趣味は水泳とスノーボードという、根っからのスポ根女子。
松井奈々(5期生)
松井奈々:5期生。背番号7番。チーム1の高身長で、ダイナミックなパフォーマンスが特徴。金髪がトレードマーク。プロ野球で例えると、アイランドリーグから来て大活躍の隠れ秘密兵器。今年育成から一気に中心メンバーに昇格。趣味は書道と和太鼓。
黒木美帆(5期生)
黒木美帆:5期生。かつてロッテで活躍した同姓の黒木知宏投手にちなみ、愛称はジョニーに。同じく背番号は54番。プレイボールズ5期生。ポジティブかつパワフルな性格から繰り出すアクティブなダンスが特徴。小学生の時に自身から留学を進言して海外に行くなどして習得した英語が得意で、プロ野球にちなむと“助っ人外人”。趣味はだし巻き卵作りと映画鑑賞。
一二三塁(育成メンバー)
一二三塁:育成メンバー。名前にちなんで、1塁、2塁、3塁を埋めてプレイボールズに満塁のチャンスをもたらしたいという。チームのラッキーガールで、運を呼び込む女神。趣味はアイドル鑑賞、オカルト、バトン。
高木 マルティネス 綾(育成メンバー)
高木マルティネス綾:育成メンバー。チーム内からは宇宙人として扱われている特異キャラ。自称「チームを照らせるキャラクター」でチーム1のムードメーカー。愛称はマルちゃん。趣味はケバブ屋巡り、リスのモノマネ、マラソン。
小笠原叶恵(育成メンバー)
小笠原叶恵:育成メンバー。チーム最年少の中学3年生。愛称はガッツで、名前のとおりガッツでチームを盛り上げる。現代っ子っぽく、掴みどころがない!?のが特徴。趣味は食べること。

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