Ivy to Fraudulent Game 渋谷CLUB
QUATTROライブのオフィシャルレポ到
着&ライブ本編のリピート配信決定

Ivy to Fraudulent Gameが12月6日にSHIBUYA CLUB QUATTROで開催した『1st Single "Parallel" release tour』ファイナル公演のオフィシャルレポートが到着した。

昨夜12月6日、SHIBUYA CLUB QUATTROにて開催されたIvy to Fraudulent Gameのワンマンライブ『1st Single "Parallel" release tour』東京公演。この日のチケットはソールドアウト、超満員の中開催された。
オープニングSE、シガー・ロスの「Untitled #1 (Vaka)」が流れると、客席はこれから始まるライブに備え、程よい緊張感に包まれた。この日1曲目となる「最低」が始まると、そのしっとりとした世界観に酔いしれる観客。その流れでインディーズ時代から隠れた名曲として名高い楽曲「徒労」へ。序盤、起承転結の“起”に当たる部分を見事な演奏力で観客を引き込む。そして3曲目の「水泡」に突入といった流れでちょっとしたハプニングが・・・。突然の機材トラブルに見舞われ、想定外のブレイクタイム。「(ここで)MCするパートじゃなかったんだけど、機材トラブルです」と咄嗟にその場の雰囲気を和ませる寺口宣明(Vo/G)。その後福島由也(D)がライブ本番前に衣装を紛失した話をするなど、リハーサルの時点でこの日のトラブルの予兆があったことを吐露。約10分間に亘り機材トラブル復旧までしっかりとお客さんを楽しませるメンバーの対応はお見事だった。
トラブル復旧と共に「水泡」で立て直し、立て続けに「she see sea」、「Parallel」、「Dear Fate,」を披露し、一気にお客さんの心を引き寄せた。そして“待ってました!”と言わんばかりの客席のリアクションをもらいながらライブアンセム「trot」を披露すると、この上ない会場の一体感を生んだ。「trot」の演奏終了後、「“水泡”であんなに(お客さんの)手があがったのは初めてだった」と、ライブ前半戦にしてお客さんとの一体感を肌で感じている状況に感動を隠し切れない寺口。「2ndシングルを出すことになりました。(リリースについての情報は)アンコールで言おうと思ったんですが、“trot”という曲が入ります。僕たちが10代のときに作った歌です。1月30日リリースです。宜しくお願いします」とリリース告知を挟み、「次の曲も10代のときの曲です。聴いてください、”傾き者“」とこれまたインディーズ時代の名曲へ突入。
その後「夢想家」で客席を更に惹きこむと2ndシングル「Memento Mori」のカップリング曲「低迷」へ。この曲は寺口宣明による作詞・作曲作品で、もともとギター一本で弾き語りしていた楽曲をバンドアレンジした味わい深い作品。その後も間髪入れずに「革命」を披露すると、それまでしっとりとした雰囲気だった会場の熱量が一気にヒートアップ。この曲のサビのタイミングで自然と手を挙げるオーディエンス。本能的に曲に合わせた手拍子が沸き起こった。その流れでリズミカルなロックナンバー「劣等」に移るや否や客席はこの日一番の盛り上がりを見せた。その直後、暗転し赤く怪しげな照明に切り替わると、色気のあるギターの音色が会場全体に響き渡る。その音色に酔いしれる客席をしり目にノイジーなギターをかき鳴らす寺口をきっかけに「E.G.B.A」へ。フロアがグルーヴィーな空気に切り替わり、爆発的な盛り上がりを見せた。「今日ここに立つのが怖くて怖くて、うまく眠れず何しても無理で。」とこの日を迎えるまで、底知れない緊張感に見舞われた心境を吐露する寺口。その後彼らの大定番でありライブの中核を担う楽曲「青写真」「アイドル」を嵐が吹き荒れるかのような熱量で披露すると、ここでこの日二度目のピークを迎え、客席のヴォルテージは最高潮に達した。
「大げさに言うと、生きてきた24年間の全てをかけてここに立ってます。こんなバンドだけど(あなたたちの)目の前にいるときはずっと幸せにしますから、これからもずっと(ライブに)来てください。」と改めて客席に向かって感謝の意を述べた。その流れで披露した本編最後の曲「故郷」で会場は一気に感動に包まれた。「大丈夫、大丈夫、ありがとう。また会いましょう!」という言葉でステージを去ると、感動の余韻に包まれた場内からの拍手が鳴りやまなかった。
その後、アンコールを求める拍手が数分間続いた後、お客さんの気持ちを全て受け止めたメンバーは再度ステージへ。「アンコールありがとう。全然泣きそうです。本当にありがとう。感無量です。全力尽くせて良かったと思います」と寺口は来場してくれたお客さんと感動を共有出来たという満足感に満ち溢れていた。「sunday afternoon」で会場内を幸せなムードにした後、これまたインディーズ時代からのライブアンセム「error」で文字通り大団円を迎え、メンバーそして観客ともに燃え尽きるようにこの日のライブは終演した。
この上ない一体感を生んだこの日のライブを目の当たりにすると、来年2月2日から新たにスタートする全国ツアーへの期待感がとてつもなく広がった。今後のIvy to Fraudulent Gameからは当分目が離せない。
そして、昨夜のライブ本編の模様がそのまま(アンコール除く)リピート配信されることが決定。来週12月16日(日)20:00~配信となる。

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