響声優が大集結!豪華なトーク&バラ
エティショーと、ライブコーナーも行
われたビッグイベントを堪能!~『響
ファン感謝祭』レポート~

2018年11月24日(土)、神奈川県川崎市のスポーツ・市民総合センター内にあるイベントホール「カルッツかわさき」にて、『響ファン感謝祭』が開催された。
本イベントは、声優のマネジメント、及び自社コンテンツであるウェブラジオポータルサイトの「響 -HiBiKi Radio Station-」の運営を行う「株式会社響」の10周年を記念して、同社の声優部門に所属する女性声優11名が登壇、昼夜2公演が行われた。
ミルキィホームズ』や『バンドリ!』『少女☆歌劇 レヴュースタァライト」』など、様々な人気コンテンツで活躍する声優陣が、トークやバラエティ企画、ライブなどを行う豪華な内容だ。
現地だけではなく、「FRESH LIVE」と「ニコニコ生放送」でインターネット生中継も配信し、多くのユーザーが参加&視聴するビッグイベントとなった。
今回は、14:30~まで行われた昼公演の様子をレポートする。
オープニングの自己紹介でまさかの事実。そしてトークコーナーは某有名番組をオマージュしたテーマトーク
公演開始前、可愛らしい声で諸注意を告知をしたのはこの秋、響に所属することになった新人声優の進藤あまね。なんと14歳の中学生だ。
初めての仕事ということで、「噛んでも許してください」と前置きしたうえで諸注意を読み上げるが、緊張のためか早速噛んでしまい、会場からは温かい笑いが……。14歳のまだまだ中学生ということで、最初は辿々しかったが、最後まで読み上げると会場からは大きな拍手が送られた。
会場が暗転すると、爆音のトランスミュージックをバックに各キャスト陣が登場。出身地と響に所属になった年とともに自己紹介。出演者は以下の通り。
橘田いずみ
三森すずこ
佐々木未来

・愛美
愛美
・伊藤彩沙
伊藤彩沙
・西本りみ
西本りみ
尾崎由香
・相羽あいな
相羽あいな
・紡木吏佐
紡木 吏佐

・遠野ひかる

遠野 ひかる

全員の自己紹介が終わると、メンバーの中で一番の古株である橘田いずみもまだ9年目ということで、まだ10年目にはなっていないという事実が明かされる。「なので、来年10周年記念祭やりまーす!」と開始早々の次回予告に会場は盛り上がった。
まず最初のトークコーナーは「響から騒ぎ」。某有名番組のタイトルを彷彿とさせるタイトルで、イベントで話たいトークテーマをアンケートで募集し、そのテーマに沿ってトークを展開するコーナーだ。
最初のテーマは、「響の中でこれは誰にも負けない自信がある」。こちらのテーマをあげたのは佐々木未来だ。司会の橘田いずみから、自身の負けないことについて尋ねられた佐々木は一言、「酒かな」と呟くと、会場は大爆笑。
新人にも聞いてみようと指名された紡木吏佐は、得意の英語を披露。インターナショナルスクールに在籍した経験もあり、ネイティブな発音で挨拶をすると、会場からは大きな拍手が。「おざピュア」の愛称で知られる尾崎由香は、先輩陣から「ピュアさじゃない?」と言われると、「じゃぁ、ピュアさで!」と答えると笑いと共に歓声も上がる。伊藤彩沙は特技のダンスを披露し、こちらも大いに盛り上がった。
続いてのテーマは、愛美が提案した「ゾッとした話2018」。愛美自身のゾッとした話としては、昨今話題になった体のサイズを測れるゾゾスーツ を着てみたら、かなり体型がふっくらしており、去年の武道館でのライブから体重が8kgも増えていてゾッとしたとのこと。現在は、元の体型に戻せたようだ。
三森すずこは、アメリカで本当に体験した怖い話を披露。夜中、すべての電気を消して寝ようと思ったら、何故か風呂場の電気が点灯。センサー式の電気だったので、誰かいるのではと思ったが、結局そのまま就寝。その自分の鈍感さにゾッとしたというオチで、静まり返った会場が再び笑いに包まれた。
最後のトークテーマは、尾崎由香が提案した「あの…皆さんとご飯に行きたいです!!  誘ってもいいですか?」という、テーマトークというよりは、尾崎自身が伝えたい事という内容。せっかく響声優に全員会える機会なので、この場で言えれば誘えるかもと思ったようだ。
橘田曰く、響では毎年クリスマスパーティーを行なっているようで、純粋に一緒に飲食という意味では、既に叶っているがプライベートではないようだ。
何をやりたいか聞かれた尾崎は「お鍋を食べたい!」と提案。何やらとりとめのない雑談に発展し、「このテーマ、広げづらいな!」と橘田も困惑気味だった。結局、みんなで行きたい場所というテーマにシフトし、遊園地の話題で盛り上がってトークコーナーは終了となった。
ゲーム対決は圧倒的な差からの大逆転
続いては、「チーム対抗!ご褒美争奪バトル !!」。5人ずつのメンバーに分かれて、様々な競技にチャレンジしていく。紅組は、三森すずこ、伊藤彩沙、西本りみ、尾崎由香、遠野ひかる。白組は、橘田いずみ、相羽あいな、佐々木未来、愛美、紡木吏佐となった。ランダムに決定したチームメンバーだが、比較的紅組の方に若手が集まり、「紅組の方が可愛くない?」とぼやく橘田。
紅組と白組にシャッフルで組分け
意気込みを聞かれ、自信満々の白組最年長の三森につられて、「自信あります!」と話す尾崎に、紅組の相羽はかかってこい!とばかりに紅組を煽ると、会場から歓声が上がる。
最初の競技が「玉入れ」、そして次の競技は「パン食いリレー競争」だったのだが、ここでとある事実が判明。偶然にも白組には比較的背の高いメンバーが揃っており、「玉入れ」はほぼ拮抗して、1個差で白組の勝利だったが、「パン食いリレー競争」では、紅組が1人目・2人目が背の低さでパンに届かず、あれこれ苦戦しているうちに、白組はあっという間に5人全員がパンを取ってしまい、大差での勝敗となった。ここでも背の低さが紅組のウィークポイントとなってしまう。
玉入れゲームは背の高いメンバーが多かった白組が僅差で勝利
背の低さでパンに口が届かなかった紅組は惨敗
圧倒的すぎる勝敗に、「最後の勝負は何点もらえるのかな?」と露骨に最後で逆転できる要素をねじ込もうとする紅組リーダーの三森。「可哀想だから、最後、勝ったら1億点でいいよ」という愛美だったが、「可愛くおねだりしてくれたら」との条件をつける。そこで、紅組はこの条件をクリアするために尾崎を抜擢。白組リーダーとなっている橘田に対し、尾崎が可愛いセリフでおねだりすると、メロメロになった橘田は「勝ったほうが1億点」を承諾。最後の競技となる「あっち向いてホイ」で勝負をつけることとなった。
総当たり戦の「あっち向いてホイ」は、某アイドルグループの「じゃんけん大会」と同じで、ステージ中央で拳を突き合わせた体制で勝負開始。
「あっち向いてホイ」は拳を合わせるタイミングが表情対決に
初戦の伊藤VS佐々木、続く伊藤VS愛美と伊藤が健闘し、紅組2連勝。慌て始める白組だったが、続く伊藤VS紡木でなんとか紡木が伊藤を降す。が、続く遠野VS紡木の同期対決で紡木が敗退。紅組残り4人対白組残り2人でピンチが続く白組。しかし、続く遠野VS相羽、西本VS相羽で相羽が2連勝し、2対2とタイまで戻した。続く、尾崎VS相羽で相羽が敗北し、いよいよ最後の橘田1人に追い込まれた白組だったが、尾崎VS橘田は見事に橘田が勝利。紅組も最後の1人である三森が登場。最年長2人組の頂上決戦は三森が勝利し、紅組に軍配が上がった。前の競技までとは比べ物にならない緊張感と、拮抗した勝負に会場は大いに盛り上がった。
3回戦の最終結果は、白組2点、紅組1億点で紅組の勝利。無事、ご褒美をゲットした紅組に対し、「1億点、OKするんじゃなかった」と悔しがる橘田に会場から笑いが起こり、コーナーは終了した。
1億点を獲得して紅組逆転優勝
勝利チームに商品目録を渡す、14歳の新人・進藤あまね
趣味全開!自由な選曲のカラオケライブコーナー
最後のコーナーは、カラオケライブコーナー。セットもパーティールームをイメージして、ソファが並び、マラカスやタンバリンといった小道具も用意される。今回は、事務所や作品に絡めた選曲ではなく、それぞれのキャストが自由に選曲を行う趣味全開の内容となった。
1曲目は、佐々木未来と相羽あいなの2人による「シャンパンゴールド」。男性声優による本格ラップで話題となっている企画、「ヒプノシスマイク」の人気楽曲で、最初からテンションアゲアゲのラップ曲を披露。
ソファセットでカラオケ大会。佐々木・相羽コンビは「シャンパンゴールド」
続く、三森すずこと橘田いずみは後藤真希のソロ曲、「愛のバカやろう」を披露。往年のアイドルソングを歌う2人は、曲中にまるでエチュードのような振りを入れたり、背中を合わせてポーズを決めるなど細かい演出を挿入、長年『ミルキィホームズ』で培われてきた息のあったコンビプレイを見せる。
三森・橘田コンビは感情入りまくりで「愛のバカやろう」
尾崎由香と西本りみの2人は、アニメ『ワンピース』の主題歌、「ココロのちず」を選曲。アウトロでは、作品中でも有名な「後ろを向いて拳をあげるポーズ」を決め、会場を盛り上げた。選曲理由を聞かれると、尾崎と西本は聞いている音楽のジャンルが全く被らず、尾崎が昔好きだったアニメの曲から、西本が知っている曲を選んだと言う。
尾崎・西本コンビはフレッシュに「ココロのちず」
4曲目は、遠野ひかると紡木吏佐による「初音ミク」の「いーあるふぁんくらぶ」が披露された。間奏では、怪しげなカンフーポーズをする動きで会場を盛り上げる。
遠野・紡木コンビはカンフーポーズ炸裂の「いーあるふぁんくらぶ」
ひときわ会場からどよめきが起きたのは、愛美と伊藤彩沙による「ゆら・ゆらRing-Dong-Dance」だ。人気コンテンツ、『BanG Dream!(バンドリ!)』に登場するバンド、「Poppin`Party」のメンバーとして活躍する2人だが、この曲は同作品に登場する別のバンド、「Pastel Palettes」の楽曲。
愛美・伊藤は「ゆら・ゆらRing-Dong-Dance」というサプライズ選曲
「Poppin`Party」メンバーが「Pastel Palettes」の楽曲を歌うという、まさかのカバーで会場は大きな歓声に包まれ、ライブコーナーが終了した。
最後は、各メンバーからイベント全体を通しての感想が述べられる。三森が「事務所という形で集まれることがなかったので、みんな揃って楽しかった」と話すと、伊藤は「キャラが濃いです。個性あふれる事務所だなと。自分でも個性をしっかり出していかないと」とメンバーと事務所に対する思いを語った。
最後は「響サイコー」で締めくくり
締めには、司会の橘田が提案するコール&レスポンス、ステージのメンバー全員が「響!」と叫ぶと、会場一体となっての「最高!」の大歓声でイベントは幕を閉じた。
取材・文=東響希

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