【レポート】hiroyuki arakawa、「W
ARMER EP」リリースツアー第三弾・静
岡dazzbar
先日hiroyuki arakawa主宰のSPECTRAから、自身による「WARMER EP」のリリースを記念した4箇所のリリースツアーの第3弾である静岡公演が行われ、大きな盛り上がりを見せた。
既に、本EPはシークレット・シネマやパコ・オスーナ、KEN ISHIIといった国内外の著名アーティストの支持を受けており、期待感高まる中での静岡dazzbarでの公演となった。
既に、本EPはシークレット・シネマやパコ・オスーナ、KEN ISHIIといった国内外の著名アーティストの支持を受けており、期待感高まる中での静岡dazzbarでの公演となった。
静岡はhiroyuki arakawaがこれまでに2010年から出演を重ねてきており、フランク・ミュラー主宰のMULLER RECORDSからのレコードやアルバムリリースした際にも、毎回ツアーで組まれている、ゆかり深い場所でもある。中でもdazzbarはJAKATA姉妹店舗として、オープンしてから5年近くになるべニューで、主にテクノとハウスといった4つ打ち箱として認知されており、キャパは60名程、バランスが取れたパワフルなサウンドシステムに定評があり、これまでに様々な国内外の著名アーティストを招聘したイベントが行われている。
本イベントはMONICA、KUMEといった静岡を拠点とするテクノDJの2名が序盤のフロアを暖めており、VJにはhiroyuki arakawaのアルバム『TRIGGER』のジャケットデザインを担当したRAITAが空間を演出。その後、SPECTRAと親交が深いSHIGeがプレイ。テクノの中でもグルーヴ感を紡ぐアッパーなプレイスタイルで来場者を盛り上げていた。
フロアの熱が高まり始めていく中での、hiroyuki arakawaのライブがスタート。PCに内蔵されたシンセサイザーをMIDIキーボードで鳴らしながら、徐々にタムやスネア、クリックというテクノの中でも基本のパーカッションを独特なリズムで重ねていく。中々太いキックとベースが入らず、期待感が高まるフロアを煽るようにスネアの連打で引っ張っていき、キックの1発目から会場が沸いた。それからというものの、これまでのリリース楽曲は一切ない展開で、全てアンリリースの楽曲でライブは構成されているものの、完全にフロアをロック。終盤で本EPのリリース楽曲を立て続けに披露、最後は「WARMER」のシンセサイザーの音色で歓声に包まれながらライブは終了した。
その後は、SPECTRAレジデントのHOWAKOがヴァイナルとCDのハイブリッドなプレイを展開。今回で2回目のdazzbarの出演となるが、今回もフロアの流れを掴んだプレイで、PAN-POTやSLAMといった、テクノフリークに馴染み深い選曲をしつつもしっかりとメロディアスなテクノを挟んでくるあたり、彼女特有のプレイスタイルでフロアの足を止めさせなかった。
さらにパーティも深い時間に差し掛かったところで、SPECTRAレジデントのSANJIがプレイ。アダム・ベイヤーやバート・スキルズといった、DRUMCODEよりなハードな選曲で、深い時間から来場者も集まってくるような、熱を冷めさせない盛り上がりを作っていた。BPM130越えの深夜帯のピークを作り、しっかりと静岡のテクノラバーの心を掴んでいた。
ラスト1時間は非公開のタイムテーブルだったが、hiroyuki arakawaがブースに入りDJをスタート。WLDERZやオスカー・ムレロといったインダストリアルなテクノをプレイ。後半はライブとは異なる彼のアンリリース楽曲オンリーで地上に着地していくような展開を作って、最後まで盛り上がりつつ閉幕した。
ラスト1時間は非公開のタイムテーブルだったが、hiroyuki arakawaがブースに入りDJをスタート。WLDERZやオスカー・ムレロといったインダストリアルなテクノをプレイ。後半はライブとは異なる彼のアンリリース楽曲オンリーで地上に着地していくような展開を作って、最後まで盛り上がりつつ閉幕した。