昭和歌謡とJ-POPを読み解く書籍『ヒ
ット曲は発明だ!』が人気

ポニーキャニオン音楽出版の第一弾書籍『ヒット曲は発明だ! 音楽のしくみから読み解く昭和歌謡&J-POP』が9月に発売され、音楽ファンの間で話題となっている。著者はポニーキャニオンの音楽プロデューサーとして、数々のヒット曲を世に送り出した羽島亨。1960年代から2000年代までのヒット曲23曲の“何が発見だったのか”を音楽理論、世相、ヒット戦略など、様々な角度から分析し、丁寧に解説したもの。

音楽の専門的な話も非常にわかりやすく説明されているので、音楽知識がない人でも興味深く読むことができる。当時のオリコンランキング、譜面、コード一覧表などの資料、著者がアーティストや作家から直接聞いた話、現場の証言といった濃い情報も多く掲載されているのは音楽ファンには嬉しい限り。著者はボイストレーナーとしても活躍しており、歌唱法の説明にも説得力がある。歌うことが好きな人、音楽を学びたい人にももってこいの一冊。

帯の推薦文を寄せているのは、作詞家の橋本淳。読み進めるほどに、その言葉の意味がわかってくる。

書籍『ヒット曲は発明だ! 音楽のしく
みから読み解く昭和歌謡&J-POP』

2018年9月14日発売
価格:2,160円
著者:羽島亨
出版社:ポニーキャニオン音楽出版
サイズ:A5判
ページ数:212ページ
[ 掲載楽曲 ]
・1960年代
バラが咲いた(1966)
友よ(1968)
グッド・ナイト・ベイビー(1968)
上を向いて歩こう(1961)
僕のマリー(1967
ブルーライト・ヨコハマ(1968)
あの時君は若かった(1968)
・1970年代
希望(1970)
翼をください(1971)
さよならをするために(1972)
中央フリーウェイ(1976)
プレイバックpart2(1978)
・1980年代
ハッとして! Good(1980)
ダンシング・オールナイト(1980)
赤いスイートピー(1982)
そして僕は途方に暮れる(1984)
・1990年代
涙のキッス(1992)
innocent world(1994)
残酷な天使のテーゼ(1995)
SWEET 19BLUES-(1996)
AUTOMATIC(1999)
・2000年代
ボーイフレンド(2000)
ありがとう(2010)

■著者:羽島亨
慶應義塾大学法学部政治学科卒業。ポニーキャニオンの音楽プロデューサーとして、1980年に田原俊彦で第22回日本レコード大賞・最優秀新人賞、第11回日本歌謡大賞・放送音楽新人賞を受賞。プロデュース作品は、「哀愁でいと」(田原俊彦)、「夏ざかりほの字組」(Toshi&Naoko)、「まいったネ今夜」(少年隊)、「月の盃」(石川さゆり)、「愛のすべて」(King&Prince)他多数。ボイストレーナーとしては20年以上、プロボーカリストのトレーニングと育成を続けている。著書に『16のものまねボイストレーニング』(主婦の友インフォス情報社)、『物まねハイトーンボイストレーニング』(主婦の友インフォス情報社)などがある。

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