SUSHIBOYS

SUSHIBOYS

SUSHIBOYS、
最新EP『350』を掲げた
初のワンマンツアーには
“楽しい仕掛け”も!

独自な視点とユーモアに富んだリリックと、ドープなビートからキャッチーなトラックまでを乗りこなす本格的なラップスキルが生み出す世界観で、メキメキと頭角を現しているSUSHIBOYS。彼らにとって飛躍の年となった2018年は、1月発売のシングル「なんでもできる」を発端に、6月にはアルバム『WASABI』をひっさげたリリースツアーを敢行し、渋谷公演はソールドアウトとなる盛況ぶりを見せた。そして半年ぶりに最新EP『350』をリリース。ここでは新作に加えて、2018年を締める初のワンマンツアーへの思い入れについて、ファームハウス、サンテナの2人に聞いた。

お金をかけずに遊べるものが必要で
それがヒップホップだった

――前作のアルバム『WASABI』が話題になりましたが、新作EP『350』はどんな作品にしようと思っていましたか?

ファームハウス:自分としてはそんなに話題になった気もしていなかったので、前作の『WASABI』以上に、自分たちらしさを出したいと思っていました。僕らはUSヒップホップのトレンドを取り入れてオリジナルなサウンドを作るタイプなわけでもないし、自分たちにとって挑戦していることといったら、トピックやリリックの内容、あとはフロウですよね。

――でも、そこが評価されているわけですよね。「ママチャリ」みたいに、ビートはトラップだけど、歌詞の内容が自転車だったりっていう“ギャップ”の部分というか。

ファームハウス:そうですね。そういう部分は相変わらず取り入れています。

――今言っていましたトピックとかリリックの内容は、どんな風に考え出しているんですか?

サンテナ:普段の生活で見ているものがテーマになることが多いですね。ヒップホップって人によっては曖昧で抽象的なことをテーマにしますが、そうすると僕としては“何を言っているか分かりにくい”って思うことも多くて。だから僕らは、今までずっと世話になった“チャリンコ”のことを、感謝を込めて取り上げてみたりします。今まで自分たちがよく見てきたものってちゃんと分かっているから、そういうものを曲にして楽しんでいる感覚ですね。

ファームハウス:僕はそういうなかにメッセージを入れているつもりで、「ママチャリ」でも、自分のヴァースでは自転車について歌っているわけじゃなくて、今はまだレコーディングの機材も全然そろっていないけど、ヤバいラップするぜっていう内容だったりもします。だからヒップホップっぽいことを言いつつも、“ママチャリ”っていうフィルターを通すことでよりポップになって、いろんな人に聴いてもらえるかなと思ってはいますね。

取材:伊藤大輔
独自な視点とユーモアに富んだリリックと、ドープなビートからキャッチーなトラックまでを乗りこなす本格的なラップスキルが生み出す世界観で、メキメキと頭角を現しているSUSHIBOYS。彼らにとって飛躍の年となった2018年は、1月発売のシングル「なんでもできる」を発端に、6月にはアルバム『WASABI』をひっさげたリリースツアーを敢行し、渋谷公演はソールドアウトとなる盛況ぶりを見せた。そして半年ぶりに最新EP『350』をリリース。ここでは新作に加えて、2018年を締める初のワンマンツアーへの思い入れについて、ファームハウス、サンテナの2人に聞いた。

お金をかけずに遊べるものが必要で
それがヒップホップだった

――前作のアルバム『WASABI』が話題になりましたが、新作EP『350』はどんな作品にしようと思っていましたか?

ファームハウス:自分としてはそんなに話題になった気もしていなかったので、前作の『WASABI』以上に、自分たちらしさを出したいと思っていました。僕らはUSヒップホップのトレンドを取り入れてオリジナルなサウンドを作るタイプなわけでもないし、自分たちにとって挑戦していることといったら、トピックやリリックの内容、あとはフロウですよね。

――でも、そこが評価されているわけですよね。「ママチャリ」みたいに、ビートはトラップだけど、歌詞の内容が自転車だったりっていう“ギャップ”の部分というか。

ファームハウス:そうですね。そういう部分は相変わらず取り入れています。

――今言っていましたトピックとかリリックの内容は、どんな風に考え出しているんですか?

サンテナ:普段の生活で見ているものがテーマになることが多いですね。ヒップホップって人によっては曖昧で抽象的なことをテーマにしますが、そうすると僕としては“何を言っているか分かりにくい”って思うことも多くて。だから僕らは、今までずっと世話になった“チャリンコ”のことを、感謝を込めて取り上げてみたりします。今まで自分たちがよく見てきたものってちゃんと分かっているから、そういうものを曲にして楽しんでいる感覚ですね。

ファームハウス:僕はそういうなかにメッセージを入れているつもりで、「ママチャリ」でも、自分のヴァースでは自転車について歌っているわけじゃなくて、今はまだレコーディングの機材も全然そろっていないけど、ヤバいラップするぜっていう内容だったりもします。だからヒップホップっぽいことを言いつつも、“ママチャリ”っていうフィルターを通すことでよりポップになって、いろんな人に聴いてもらえるかなと思ってはいますね。

――郊外に住む人ならではの、物事を切り取る視点の面白さもあると思いますが、住んでいる環境がもたらしているものが大きいと思いますか?

ファームハウス:それはありますね。もし都内に住んでいたら、音楽をやっていなかったと思います。僕らが住んでいる郊外って山と川しかないし、ホントにやることがないんですよ。それにお金もなかったから、お金をかけずに遊べるものが必要で、それがヒップホップだったんですよね。録音する機材とかも持っていなかったので、古いデジタルカメラ1台でPVも音声も全部録ってました。

――住んでいる場所って、どれくらい郊外なんですか?

ファームハウス:そうは言っても埼玉県なので、特に生活に不自由するほどではないです。でも、駅前にコンビニもないし、電車に乗るときは切符を買うとハンコを押してくれます。

――新作のPV「Shopping Cart Racer」に映っている街が、住んでいる場所だったり?

ファームハウス:そうですね。あの映像には住んでいる街やその周辺で自分たちが遊んでいた場所が出てきます。これまでは自分たちの曲に合わせてラップしているビデオが多かったので、あのPVではもっとシュールな視点というか……映像作品に寄せたかったんですよね。それもあって固定のカメラを全体の7割くらい使いました。

――確かに固定カメラの映像って観ちゃいますよね。PVのなかにカートに乗った3人が車に引っ張られていくシーンがありましたけど、あれは定点だったのに加えて、間があって面白かったです。

ファームハウス:固定カメラってなんか観ちゃったり、何度も観たくなるんです。サンテナも映像にはこだわりがあって、カメラの画角とかけっこううるさく言ってきますね。

サンテナ:いろんなビデオを見たりして、とりあえず自分が気になった構図とかは試してみたりしますね。まあ、でもそれで満足して終わるというか、使うかどうかはあとで決めます。

「Shopping Cart Racer」MV
https://youtu.be/wzf6lO-LDUY

――「Shopping Cart Racer」はどんな風にしてできた曲ですか?

サンテナ:もともとは僕らが学生時代に、今で言うYouTuberよりも前から面白い動画をYouTubeに投稿していたんです。そのなかでスーパーのショッピングカートを拝借して、公園でレースをやったことがあって……それを思い出して、曲にしてみようってところからはじまったんですよね。

ファームハウス:ホント意味分かんないですよね(笑)。この曲のPV撮っているときは、自分でも何やってるんだろうって思った瞬間が何度もありました。

――この曲のリリックはどんな感じに書いていったんですか?

ファームハウス:メンバーそれぞれで違うんですけど、サンテナ君は主婦の目線っていうところが面白かったですね。

サンテナ:カートを日々の生活のなかで一番押しているのは、主婦の方たちだなって思って。で、曲のテーマは“レース”だったから、スーパーに来る主婦の心理を自分なりに解釈して書きました。今は共働きの家庭も増えているので、ちょっと前の時代の感覚かもしれないけど、昔は主婦ってガチっていうか、1円でも安いスーパーがあったらそっちに行く風潮があったじゃないですか。その感覚がレーサーっぽいなって感じたので、そこからイメージを膨らませました。

ファームハウス:僕はわりとノリで書きましたね。入店してからレジに行くまでの流れを人生に例えたと言うか。僕は天国に思い出だけは持っていけると思っているので、自分が好きなものを取っていくっていうことを書きました。

素の自分でステージに立つようになってからは
ライブ自体をもっと楽しめるようになった

――「味の素」はSUSHIBOYSのユーモアがウマく出た曲でしたが、どんな経緯でできたのですか?

ファームハウス:今年(2018年)の3月くらいに、みんなでカンボジアに遊びに行ったんです。街を歩いていたときに現地の客引きが、僕らが日本人と分かると“味の素、味の素”って言いはじめて……たぶん振り向いてほしくて、とりあえず知っている日本語を発していたと思うんですが、それまで味の素がそんなに世界的に知られているって思ってもいなかったんですよね。こうなってくると、僕らとしては曲にするしかないなって感じで。で、味の素をテーマにして、今の日本人の文化はこうなっているぞっていうのを世界に向けて発信したのがこの曲ですね。味の素しか知らない人に「味の素」で返してやったというか。

――やっぱりそういうテーマを選ぶセンスが面白いですよね。

ファームハウス:どうなんだろう……それは僕らでも正直あまり分かっていないというか。普段からそういう視点で物事を見ているんですよ。物事には1つひとつストーリーがあって、それを自分の体験に重ねてみたりして、リリックを書いています。

――前作『WASABI』のリリースツアーをやってみて、印象に残っていることはありますか?

ファームハウス:すごくお客さんがついてきてくれた印象があって、それって1年前には考えられなかったことでした。前に「Peach jonn」って曲でパンツ被ってライブをやったりしてたんですけど、全然人も少ないし、盛り上がらなかったりもして。でも『WASABI』を出したあとのツアーは、地方でもみんな盛り上がってくれたから、正直驚きました。

――前回のツアーで印象に残っている場所はありますか?

ファームハウス:どの場所も盛り上がってくれたので、一番どこがいいとかは決められないですね。

サンテナ:名古屋ですね。飯が美味かったんですよ。はじめて“なか卵”に行って……

ファームハウス:なか卵かよ。
(一同笑)

サンテナ:昔、大阪はお客さんが全然入らなかったけど、前回のツアーはしっかり入ってくれたし、盛り上がったので嬉しかったですね。

――これまで、ライブのスタイルの変遷みたいなものってあったりしますか?

ファームハウス:そんなに変わっていないんですが、最近、個人的に変わった部分があって。それまでは自分が思い描くアーティスト像にこだわっていた時期があって、ライブをやっていても最後まで自分自身が楽しめなかったんです。で、それが必要ないと気づいてからは素の自分でステージに立つようになって、ライブ自体をもっと楽しめるようになった。それがお客さんにも伝わっているって感じるんですよね。ある意味では、よりユルくなった感じもあるというか。

――新作『350』のツアーをもって、メンバーのエビデンスさんが脱退ということですが。

ファームハウス:エビデンスの脱退に関して、僕らがそんなに語ることはないんですけど……全員が楽しく音楽を続けていくためには正しい判断だったというか。脱退したからといってSUSHIBOYSがなくなるわけじゃないし、何年後かにエビデンスが戻ってきて、もっとヤバいグループになるっていうシナリオも、僕のなかにはあります。

――ツアーは12月からはじまりますが、意気込みについて教えてください。

ファームハウス:もっと盛り上げたいですし、ライブに来てくれる人をがっかりさせたくないって気持ちがあります。来てくれたひとりひとりが楽しんで、明日からもSUSHIBOYSを聴きながら、がんばろうっていうくらいのテンションで帰ってもらいたいというか。そのために僕らも楽しい仕掛けを考えています。ある意味ショウもPVと同じというか。前回のツアーならアヒルのボートを客席に投げ込んだり、ああいう変わったハプニングもあったらいいなって思ってます。あと、前回のツアーもMCのシナリオみたいなものを仕込んでいたんですけど、それは今回もやろうかなって思っていますね。

――ツアー初日は渋谷WWW Xですね。

サンテナ:ツアーのなかで一番大きい会場だし、やっぱりツアーの初日でもあるので、来てくれた人に行ってよかったなって思ってもらえて、“渋谷のライブ、マジでヤバかった”って噂が広まるようなものにしたいです。

――SUSHIBOYSのライブをより楽しむために、知っておいたほうがいいことってありますか?

サンテナ:1曲でも僕らの曲を知っていたら楽しめると思います。あと、PVを観てもらって、一緒に歌えるフックを覚えてきてもらったりすると、もっと楽しめるかなと。そうは言っても、1人ひとりライブの楽しみ方は違うと思うので、好きに楽しんでくれたら、僕らも嬉しいですね。

取材:伊藤大輔

『SUSHIBOYS ワンマンツアー2018』
12月02日(日) 東京・Shibuya WWW X
12月07日(金) 愛知・CLUB ROCK'N'ROLL
12月09日(日) 北海道・SPIRITUAL LOUNGE
12月12日(水) 大阪・心斎橋Pangea
12月14日(金) 福岡・graf
12月22日(土) 埼玉・川越G-style
<チケット>
前売¥2,800(税込)※ドリンク代別途

■特設ページ:http://sushiboys.jp/archives/349
SUSHIBOYS
ミニアルバム『350』

『SUSHIBOYS ワンマンツアー2018』

12月02日(日) 東京・Shibuya WWW X
12月07日(金) 愛知・CLUB ROCK'N'ROLL
12月09日(日) 北海道・SPIRITUAL LOUNGE
12月12日(水) 大阪・心斎橋Pangea
12月14日(金) 福岡・graf
12月22日(土) 埼玉・川越G-style
<チケット>
前売¥2,800(税込)※ドリンク代別途

■特設ページ:http://sushiboys.jp/archives/349
ミニアルバム『350』2018年11月21日発売
    • TRGR-1010/¥1,500+税
    • <収録曲>
    • 01.Shopping Cart Racer
    • 02.味の素
    • 03.Drivin'
    • 04.8月32日
    • 05.遊戯王
    • 06.USB
    • 07.とりま-Bonus Track-

OKMusic編集部

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