【速レポ】モンパチフェス<WWW!! 1
8>、PUFFY「ババッとやりますよ〜」

脱力系イメージあるPUFFYも、すでに今年で結成から23年目。ダラダラしているようで、しっかりとユニットとしての歴史を作りながら、しかも多くの楽曲をヒットさせている。またアメリカツアーや、彼女たちをモデルにしたアニメが全米でブレイクしたことも記録に新しい。
マングースSTAGEも、霧雨が降り続いている状態だが、ライブ直前になると老若男女の幅広いファンがめいっぱい詰めかけた。PUFFYだからこそ、だろう。その大勢のファンの拍手と歓声が、SEと共に出てきたバンドメンバーを、そして揃いのコスチューム姿のPUFFYを迎えた。
小気味いいドラムのリズムで始まったのは「HiHi」。PUFFYをモデルにしたアニメ番組のテーマソングでもある。ノリのいいロックン・ロールと、番組名がそのままサビというキャッチーさで、たちまちオーディエンスを巻き込んでいく。続く「海へと」は、PUFFYをずっとプロデュースしてきた奥田民生の作詞作曲によるナンバーで、まっすぐ届くメロディや大貫亜美と吉村由美の歌いまわしなど、これぞ、PUFFYである。そこからファンをさらにひとつにしていったのは、なんと、GREEN DAYのカバー「Basket Case」。と思ったらMONGOL800の「あなたに」へと展開。その大胆不敵なアレンジに、驚きながらも嬉しさ満点の笑顔で楽しむオーディエンスばかり。

「みんな、PUFFYだよ」と、曲が終わってまず挨拶したのは亜美。由美は「ここに出たのは4年前」と久しぶりの<What a Wonderful World!!>出演に嬉しそう。でもダラダラと話すよりも曲を聴かせたいということなのか、「ババッとやりますよ〜」と由美。
そこから始まったのは、ついさっきまで隣のハブSTAGEでライブをしていたThe BirthdayのチバユウスケがPUFFYに提供した楽曲「誰かが」。できる女性は違う、さすがの選曲である。バンドメンバーのロック度120%のプレイもクール極まりない。百戦錬磨のミュージシャンの集合体でもあるPUFFYのバックバンド、できる男たちは違うのである。また、テクノ要素も降り混ざった「パフィピポ山」では、息の合ったユニークな振り付けで視覚を奪うPUFFY。それを目の当たりにしたオーディエンスは次の瞬間から一緒になって踊り出してもいる。

そのテンションをさらに高めたのが、誰もが知っているPUFFYナンバー「渚にまつわるエトセトラ」だった。完全ライブ仕様の4つ打ちリズム強化バージョンで、これで踊り出さなきゃ、相当な頑固者。そんな意固地はいるはずもなく、美らSUNビーチはまるでダンスフロアに。そしてラストに用意されていたのは「アジアの純真」。背中合わせで歌ってみたり、お互いに口に手を当てて笑いだしてみたり、自由気ままにライブを楽しむPUFFY。彼女たちの眼の前に広がるのは美らSUNビーチと大勢のファン。「オキナワー!」と歓喜の声を上げるPUFFYだった。

取材・文◎長谷川幸信
撮影◎(c)WWW18 OFFICIAL

【PUFFY@マングースSTAGE セットリスト】

01. HiHi
02. 海へと
03. Basket Case (Green Day)〜あなたに (MONGOL800)
04. 誰かが
05. パフィピポ山
06. 渚にまつわるエトセトラ
07. アジアの純真


■<MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!!18>
2018年11月3日(土・祝) 沖縄県 豊見城市 豊崎 美らSUNビーチ 特設会場
2018年11月4日(日) 沖縄県 豊見城市 豊崎 美らSUNビーチ 特設会場

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