『モンスターストライク プロフェッ
ショナルズ2018 トーナメントツアー
』東京大会優勝、この勢いで全国を回
れるか!? 『モンスト』初のプロチー
ム「今池壁ドンズα」インタビュー

1月に開催された『闘会議2018』にて、『モンスト』初のプロチームとしてライセンスが発行されたのが今池壁ドンズαと【愛】獣神亭一門の2チームだ。その後、『モンストグランプリ2018』に向け、全国5カ所で地方予選を行い、6チームのプロチームが加わった。初のプロチームのみの大会となった『モンストグランプリ2018』では、今池壁ドンズαが優勝し、実力人気ともにナンバーワンのチームとなった。
そして、10月に『モンスターストライク プロフェッショナルズ2018 トーナメントツアー』の開催が決定、全国を周り、プロチームによるトーナメントツアーが行われる。
第1回目となる東京大会は、秋葉原のアキバ・スクエアで行われ、またもや今池壁ドンズαが優勝を決めた。そこで大会終了後、今池壁ドンズαにプロチームとしての活動やプロツアーへの意気込みなどを聞いてきた。
トーナメント初戦で勝利した「今池壁ドンズα」とは?
試合後、控え室でインタビューに答えていただいた今池壁ドンズαの面々
――『闘会議2018』で準優勝、『モンストグランプリ2018』で優勝、そしてツアー初戦優勝と『モンスト』のプロチームではダントツの強さを誇り、人気も高いのですが、まだ『モンスト』のeスポーツを見たことがない人に向けて、今池壁ドンズαについて教えていただけますか。
なんとかキララEL(以下キララ) もともと『モンスト』好きで遊んでいたメンバーでチームを組み初期の大会から参加していました。名前の由来としては、今池は地名です。地名+チーム名と言うのにしたかったんですよ。プロ野球とかJリーグみたいに。壁ドンズはべーこんが言い出したんだよね。
べーこん 当時、壁にバウンドするほどに攻撃力がアップするストライクショット、通称「壁ドンSS」をよく使っていたんです。それで、壁ドンでいいんじゃない?ってことで、すんなり決まりました。
――『モンスト』をあまりプレイしていない人がチーム名を聞いたら、世間一般的な壁ドンをイメージしますが、ちゃんと『モンスト』由来だったんですね。
キララ イケメンが女の子を壁を背にして肘を付けるやつとか、隣の部屋から「うるせーぞ」ってやる感じのどっちかですよね(笑)。一応、『モンスト』が元になっているんです。
――αは後からついたんですよね。
キララ 以前はちぇめめさんと言う方がメンバーだったんですけど、婚活するって辞めました(笑)。そこでちょうどチームを抜けていたpkrnさんをスカウトして、今のチームになりました。それより以前に大会で優勝したときにM4(モンストうまい4人組)とエキジビションをするときに、そふぁ。さんが出られなくて、急遽、他の人を入れて対戦したんですけど、その時、このメンバーは今池壁ドンズではないよねってことで、どうしようって思っていたら、今池壁ドンズαで良いんじゃないってスタッフに言われてそのまま採用されました。
リーダーのなんとかキララEL選手
pkrn 今池壁ドンズαに入る前は極楽元町会と言うチームに所属しており、2016年の『闘会議』に中部地区1位として参加していました。その後、【愛】獣神亭一門に所属したのですが、あそこは若いチームじゃないですか。なので、若い人たちでチームを作った方が良いかなってことで抜けたんです。そこを今池壁ドンズに声かけていただきました。
チームのαがつくきっかけを作ったpkrn選手
――『モンストグランプリ2018』のようなワンデイトーナメントではなく、初めてプロチームのみが戦うツアーが開始されましたが、このことについていかがでしょうか。
キララ 長めのクエストができた感じですね。みんなで『モンスト』のイベントを攻略していく感じです。
pkrn 今年の『闘会議』でプロライセンスを頂いて、プロになったわけですが、『モンストグランプリ』への参加は毎年のことですし、プロになって何か変わった? っていうと何も変わってなかったりするんですよね。でも、今回のツアーはプロとしての活動をしていると実感しています。
実はもともとタイムアタックラウンドが得意なチーム
――初めてのツアーはいかがでしたか。
キララ 初戦で優勝できたのは大きいですね。全5戦なので、2戦優勝すればファイナル出場はマジック点灯すると思いますので、とにかく優勝できて良かったです。まあ、タイムアタックラウンドで失敗してしまったので、バトルラウンドでは身を引き締めて臨みました。勝つことも重要なんですが、負けても笑っていられるチームでいようと普段から言っていました。応援していて楽しいチームになれば良いかなって思っていたので、そういう意味でも優勝できて声援に応えられたのはほっとしています。
――前回の『モンストグランプリ2018』でも、今回のツアーでも、タイムアタックラウンドはあまり順位が振るわなかったのですが、タイムアタックラウンドよりもバトルラウンドを重視しているのでしょうか。

キララ 確かに現状だとそうとられてしまわれると思いますが、もともとはタイムアタックが得意なチームだったんですよ。タイムアタックで優勝もしていますし。
そふぁ。 タイムアタックラウンドでは、多少の失敗を許容できるような布陣で臨むのですが、今回はほとんど許容がなかったので、1度失敗すると取り返しにくい感じですね。それがこの結果になっているのかと。
べーこん選手(写真左)とそふぁ。選手(写真右)
――プロとして活動するうえで、何か以前と変わった点はありますでしょうか。
キララ 勝つことも重要なんですけど、僕たちを応援することで、応援する側も楽しめるチームにしたいですね。他のプロチームは特にライバル視はしていないんですけど、『闘会議』で一緒にプロライセンスを発行してもらった【愛】獣神亭一門はそうみられがちですね。今日、決勝で戦ったGVも、『モンストグランプリ2018』で決勝を戦ったアラブルズもみんなライバルですね。
pkrn プロの試合を見て、やってみたいと思ってもらえれば良いですね。まだプレイしていない人はやってみてほしい。『モンストスタジアム』をプレイしてみたり、大会に出場してみたり、参加してみると面白いのがわかります。
キララ アラブルズも(昨年の)『モンストグランプリ2017』を見て、出たいと思って、実際にプロになったわけですから。あと、プロと認定されていますけど、それほど大きな差はないと思います。今池壁ドンズαくらい倒せるんじゃないかって思って始めてほしいです。野球でいうと高校生とイチローくらいの差はないです。中学生と高校生くらいじゃないですかね。
そふぁ。 プロと言っても、『モンスト』の場合は、ほとんどが兼業なので、他のeスポーツ選手のように専業ではありません。eスポーツは必ずしも専業である必要もないと思いますので、ちょっとやってみようかなという感じに始めて貰えれば。もう少し兼業が当たり前の業界になってほしいですね。
べーこん 試合を見に来てくれれば分かるのですが、やはりeスポーツと称されるだけあって、スポーツとして見ることができます。他のスポーツのようにもっと手軽にeスポーツに参加できるように、ゲームの悪いイメージ、悪い部分を払拭して、"かっこいい"スポーツのイメージにしていきたいです。
『モンスターストライク プロフェッショナルズ2018 トーナメントツアー』の第2回大会は、10月27日に仙台で開催される。全5戦の結果を受け、年末にはツアーファイナルが行われる。地元に近い大会には是非とも足を運び、それ以外は配信で視聴してみてはいかがだろうか。そして年末にはツアーファイナルの盛り上がりに期待したいところだ。
取材・文・写真:岡安学

SPICE

SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。

新着