iriが担うクラブシーンの未来。彼女
こそが新時代のマストだ!

90年代から続くR&Bディーヴァの系譜。
次世代最有力歌手の呼び声高いiriの音
楽とは

90年代後半、日本のミュージックシーンをR&Bが席巻しました。それまでは鈴木雅之久保田利伸といった男性シンガーに支えられてきた日本のR&Bですが、この頃から女性シンガーが台頭が目立つようになります。

95年デビューのUA、ACO。97年デビューのSugar Soul。98年デビューのMISIA宇多田ヒカル。99年デビューのbirdTinam-flo。それぞれがそれぞれに思うR&Bを体現し、やがて彼女たちはディーヴァと呼ばれるようになりました。彼女たちが生み出した女性によるR&Bのムーブメントは、2000年代、2010年代と、脈々と受け継がれてきています。

そして、2020年が目前まで迫った今、次世代のR&Bディーヴァ最有力と目されている1人の女性シンガーソングライターがいます。彼女の名前はiri。この記事では、R&Bやヒップホップといったクラブシーンで要注目とされる新星、iriの魅力に迫ります。

iriはどんなミュージシャン?

iriは神奈川県逗子市在住、1994年3月15日生まれの24歳。母が所有していたアコースティックギターがきっかけで独学で演奏をはじめ、じきに当時アルバイトしていたジャズバーのステージへと立つようになります。
幼いころは少しハスキーな自分の声がコンプレックスだったそう。そんな気持ちを前向きなものに変えてくれたのは、2005年グラミー賞授賞式の映像で聴いたアリシア・キーズの「If I Ain’t Got You」だったと、過去のインタビューでは話しています。
自身が触れてきたミュージシャンとして名前が挙がっているのは、久保田利伸、PUSHIMCOMA-CHIといったブラックミュージックに造詣の深いミュージシャンたち。その一方で、弾き語りスタイルでは七尾旅人向井秀徳に憧れていたとも話しています。トレンドのトラックに合わせてリリカルに歌う彼女のスタイルは、それらの音楽の延長線上なのかもしれません。
2014年には、ファッション雑誌「NYLON JAPAN」と大手レコードレーベル「Sony Music」が共催したオーディション「JAM」でグランプリを獲得。一気に注目度を高めた彼女の快進撃はここからはじまりました。

メジャーデビュー前の2016年にはドノヴァン・フランケンレイターの来日公演、メジャーデビューを挟んで2017年にはコリーヌ・ベイリー・レイの来日公演でオープニングアクトを務め、「アンダーグラウンドのR&Bシーンにおける注目の若手ミュージシャン」という立ち位置に彼女を隔てていた境界線は、2018年現在、より曖昧なものとなっています。彼女がR&Bディーヴァとしてチャートを賑わせていく。近い将来にそんな日がやってくるのかもしれません。

また、2018年12月には、STUTS、KEIJU、唾奇、tofubeats、SIRUPといった、今をときめくミュージシャンたちをゲストに迎え、自主企画ライブを予定しています。

iriが担うクラブシーンの未来。彼女こそが新時代のマストだ!はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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