おすすめCD:淋しい熱帯魚/Wink(ウィンク)(ポリスター/ユニバーサルミュージック)※シングル入手困難

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アタシたちCDデビューするよ!:ドラァ
グクイーン・エスムラルダ連載229

エスムラルダの「勝手にワイドショー!」
連載第229回 アタシたちCDデビューするよ! 前にもこのコラムで取り上げたことがあるけど、2018年はアイドルユニット「Wink」のデビュー30周年イヤー。
 1996年3月31日付で、約8年に及ぶユニット活動を停止し、以後はそれぞれソロで活動しながら、レコード大賞などで、何度か「一夜限りの復活」をしてきたWink。今年も残念ながら、コンサートが行われるという情報は今のところないんだけど、8月に『第50回思い出のメロディー』に出演したり、相田翔子のライブに鈴木早智子(さっちん)が飛び入り参加したり、全アルバムが再発されたり……といったアニバーサリー企画が行われ、今週火曜日(10月16日)には、渋谷で、イベント『Special To Me』を開催。というわけで、アタシも観に(聴きに)行ってきたわ!
 このイベント、第1部は司会者や、デビュー当時から二人を知っているという、オリコンの垂石さんを交えてのトークショーだったんだけど、とにかく、ゆるすぎるトークのテンポ感が最高で、アタシも爆笑しまくり。
 ちなみに、この日のトークの目玉となったのが、「Wink失踪事件の真相」。なんでも人気絶頂時、あまりにもスケジュールが過密で、だんだん何をやっているのか自分たちでもわからなくなり、テレビの生放送番組の控室から二人でふらっと抜け出して、タクシーに乗り、なぜか伊香保温泉に行ったことがあるらしいの! 結局、翌日には東京に戻ったらしいんだけど、そんなことがあったなんてアタシ、今まで全然知らなかったので、当時、事務所も番組側も全力で隠し通したのね。80年代の芸能界パワー、ハンパない。今だったら、すぐにツイッターとかで、目撃情報が拡散されそう。それにしても、番組内で、Wink不在の理由をどのように説明したのか、激しく気になるわ……。
 そしてイベントの第2部は、Winkのヒットメドレー。『淋しい熱帯魚』『愛が止まらない』『One Night Heaven』『咲き誇れ愛しさよ』『夜にはぐれて』をノンストップで披露するという大盤振る舞いに、客席は大興奮。二人ともきれいだし、歌や動きも以前と比べてまったく遜色なかったし、やっぱりフルライブをやってほしいと、つくづく思ったわ。どうか実現しますように!
 ところで! 突然だけどここで、みなさんにお知らせしたいことがあるの。
 実はアタシ、ドラァグクイーン二人(ドリアン・ロロブリジーダ&ちあきホイみ)と共に「八方不美人」というユニットを組み、12月にCDをリリースすることになったの。
 しかも作詞は、『淋しい熱帯魚』をはじめとするWinkの名曲の数々や『残酷な天使のテーゼ』を手がけた及川眠子先生、作曲は、小柳ゆきの『あなたのキスを数えましょう』や、アンルイス『WOMAN』などを手がけた中崎英也先生という、豪華すぎる作家陣。先生方……本当にアタシたちでいいの……?
 というわけで、先生方に後悔させないためにも、このプロジェクトを成功させたいアタシ。どうかみなさん、お力を貸して! まずはツイッターやインスタで @HappoFuBijin をフォローしていただけると嬉しいわ! アタシたちもいつか、失踪したくなるくらい、忙しくなりますように(おい)
<水曜連載>
※今回木曜公開
おすすめCD:淋しい熱帯魚/Wink(ウィンク)(ポリスター/ユニバーサルミュージック)※シングル入手困難
https://books.rakuten.co.jp/rb/3925672/
【エスムラルダ:プロフィール】
えすむらるだ…1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。著書に「同性パートナーシップ証明、はじまりました。」(ポット出版、共著)
twitter:@esmralda001
連載バックナンバーはこちら →
https://wp.me/p95UoP-4L(コピペして検索窓に)
おすすめ書籍:「同性パートナーシップ証明、はじまりました。渋谷区・世田谷区の成立物語と手続きの方法」エスムラルダ、KIRA著(ポット出版)
http://books.rakuten.co.jp/rb/13507222/

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