ここ一年のドラマ出演数第3位の俳優
・高橋努が描く長屋で育まれた家族の
物語「付きまとう褐色」が上演される

社会に生きる同年代を等身大に、そして俳優の普段の生活感覚を尊重し飛躍させることにより、状況、感情の中にある切なさを表現する奥深い舞台を重ね、人気をよんでいる演劇チーム渋谷ハチ公前が、2018年11月7日(水）～11月14日（水）まで、浅草九劇にて、長屋で育まれた家族の物語「付きまとう褐色」を上演する。

作：演出は、舞台では世界各国で公演された「海辺のカフカ」に出演し、新国立劇場小劇場「焼肉ドラゴン」に出演した俳優・高橋努が、演劇チーム渋谷ハチ公前ならではの世界観で表現する。

出演者には、映画「フラガール」や「グッドモーニングショー」などに出演し、映画・ドラマ等で活躍中の上野なつひをヒロインに、俳優だけでなく映像制作や音楽など幅広く活動している是近敦之をはじめ、成松修、長尾卓磨、まつながひろこに加え、イタリアの即興芝居団体「テアトロコメディア・デラルテ」を主宰し映像だけでなく舞台にも精力的に活動している大塚ヒロタを呼び、渋谷ハチ公前のメンバーである石田将士、植木祥平、大対源、田浦傑という豪華役者陣が揃っている。

あらすじ

とある下町の世間には長屋と呼ばれている集合住宅の二部屋。長男・次男、継母の連れ子の三男・四男の家。一組の布団を横に敷き、四人で寝ていた子供時代。

布団は、母親が出て行き二組になった。父親が死に三組になった。
大人になるにつれ一人溢れた。

夫の帰りを待ち続けている女。なんとか生活してきたが、もう底をついている。最悪な事態により、なんとか生き延びられる方法を体験してしまう。壁を一枚隔てた隣人。どこか世間から遮断され、窮屈な世界に住み続ける住民達。未だ一組の布団に想いを耽け続ける四人。自由を感じず、不自由に固執し生きてしまう女。
その人達に関わる未来ある物語。

真骨頂ともいえる世界観だけに、期待は膨らむ。