「ガンダムNT」ヨナ・バシュタ役の榎
木淳弥、熱演のあまり立ちくらみ キ
ャスト・主題歌など新情報も続々

 劇場アニメ「機動戦士ガンダムNT」の公開目前イベントが10月16日、東京・お台場のZepp DiverCityで開催され、主人公ヨナ・バシュタ役の榎木淳弥らが出席。冒頭映像の上映や追加キャスト、主題歌など新情報の発表が行われた。
 同作は、OVA「機動戦士ガンダムUC」から1年後の宇宙世紀0097年を舞台に描く、「ガンダム」シリーズ40周年記念作品。2年前に消息不明になり、再び地球圏に姿を現したユニコーンガンダム3号機“フェネクス”をめぐる争奪戦に、同機と浅からぬ因縁をもつヨナ・バシュタが駆る新型モビルスーツ“ナラティブガンダム”が投入される。
 イベントでは、本編冒頭23分をいち早く上映。ナラティブガンダムや物語の鍵を握るフェネクスに加え、ディジェやグスタフ・カールといった過去の「ガンダム」シリーズに登場したモビルスーツの戦闘シーンが披露された。また、ゾルタン・アッカネン役を梅原裕一郎、ブリック・ テクラート役を古川慎、イアゴ・ハーカナ役を中井和哉が演じることが判明し、「ガンダムUC」にも登場したミネバ・ラオ・ザビ役で藤村歩、マーサ・ビスト・カーバイン役で塩田朋子が続投していることも明らかになった。さらに、最新キービジュアルや、ナラティブガンダムの新武装“B装備”も公開された。
 上映後は、ヨナ役の榎木、ミシェル・ルオ役の村中知、リタ・ベルナル役の松浦愛弓に加え、脚本の福井晴敏氏、小形尚弘プロデューサーが登壇。戦闘シーンに感動し、早く続きを見たいと口をそろえて語るキャスト陣に、福井と小川プロデューサーは制作スタッフとしての喜びを隠せない様子。榎木からは、ナラティブガンダム搭乗時にパイロットにかかるGのすさまじさを表現しようとして、立ちくらみを起こしてしまったという、収録時の裏話も飛び出した。
 続いて、音楽を担当する澤野弘之も合流し、主題歌「narattive」を使用した本予告映像が初公開。同楽曲を、澤野とアニソンシンガーのLiSAがタッグを組んだ「SawanoHiroyuki[nZk]:LiSA」が担当していることも明らかになり、LiSAからのビデオメッセージが上映された。澤野は同作の音楽について、前作「ガンダムUC」から方向性を変え、デジタル音楽を駆使することで差別化を図ったことを告白。小川いわく、メインテーマ「Vigilante」は、「これは勝った」と確信するほどの、すばらしいでき栄えだったという。
 澤野もピアノの生演奏で参加したライブコーナーでは、東京・お台場に建造された実物大ユニコーンガンダム立像のテーマソング「Cage」や、テレビアニメ「機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096」のオープニング主題歌「Into the Sky」をTielleが熱唱したほか、mpiとGemieのツインボーカルが「Vigilante」を披露した。
 「機動戦士ガンダムNT」は、11月30日から全国90館で公開。

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