マルケスが王者を決めるか? MotoGP
™ 第16戦はもてぎ開催

日本GPは、F1でもMotoGPでも、そのシーズンを決する大会になることが多い。1989年のF1“セナ・プロスト対決”における、鈴鹿サーキットのシケインでの接触決着は有名だが、そんなドラマが起こるが、この日本GPなのだ。それは今年のMotoGPも例外ではない。
今週末の10月19日(金)~21日(日)、『2018 FIM MotoGP™世界選手権シリーズ第16戦 MOTUL 日本グランプリ』がツインリンクもてぎで開催される。今季7勝を挙げている天才ライダー、マルク・マルケス(スペイン/Repsol Honda Team)が、この日本GPでチャンピオンになるか? 世界中が注目している中でのレースとなった。
今年のMotoGPは昨年から1戦増えて、全19戦が開催される。マルク・マルケスは初戦のカタールGP(3月16日~18日)では2位でフラッグを受け、1位をアンドレア・ドヴィツィオーゾ(イタリア/Ducati)に譲ることになった。しかし、第3戦目のアメリカGP(4月20日~22日)で今季初優勝を飾ると、第4戦のスペインGP(5月4日~6日)、第5戦のフランスGP(5月18日~20日)と3連勝。その後も4勝を挙げて271ポイントを獲得し、2位のドヴィツィオーゾ(194ポイント)を抑えて、ダントツのランキングトップをひた走っている。
マルケスの歓喜のシャンパンシャワーが見られるか、世界中が大注目する (c)ツインリンクもてぎ(写真は第15戦のタイGP)
日本GPを含めて、残るレースはあと4戦。日本GPでマルケスがドヴィツィオーゾより前でフィニッシュラインを通過すれば、年間チャンピオンが決定する。
こうなると、マルケスが自己最高ポイントを更新するかにも注目したい。マルケスは2013年、2014年、2016年、2017年と4回チャンピオンになっているが、自身最高ポイントは2014年の362ポイント。この記録を更新し、さらには2010年に383ポイントを獲得してチャンピオンになったホルヘ・ロレンソ(Ducati Team)を超えられるだろうか?
一方、コンストラクターポイントでは熾烈な争いが続いている。マルケスの活躍でホンダが1位を死守しているが、ドヴィツィオーゾ(2位/194ポイント)、ロレンソ(5位/130ポイント)に続き、7位のダニロ・ペトルッチ(イタリア/126ポイント)、そして12~14位までをドゥカティのマシンが占める。
ではホンダ勢はというと、マルケスを除くと、6位のカル・クラッチロー(イギリス/128ポイント)、11位のダニ・ペドロサ(スペイン/87ポイント)、15位のフランコ・モルビデリ(イタリア/33ポイント)といった顔ぶれだ。
コンストラクター争いは混沌。凱旋帰国の中上貴晶(ホンダ)の奮闘に期待したい (c)Honda
さらに、もう一つ注目したいのが、今年からMotoGPに昇格した、日本人ライダーの中上貴晶だ。現在18ポイントで20位につけており、地元開催の日本GPでの活躍に期待がかかる。
300kmを超える領域でのコーナリングバトルは、常人では想像できない世界。そこで戦うライダーでしか成し遂げられない、まさに“神業”だ。それがゆえに、世界中の多くのファンを惹きつけ、その迫力とスピードを確かめようとファンがサーキットに集まる。
マルケスのシャンパンシャワーが見られるか。はたまたドヴィツォーゾが一矢報いるのか。世界が愛する天才ライダーのバレンティーノ・ロッシ(イタリア)の優勝が見られるか。
『2018 FIM MotoGP™世界選手権シリーズ第16戦 MOTUL 日本グランプリ』は、世界中のモータースポーツファンが注目しているプレミアレース。ぜひ、その模様をサーキットで確かめたい。

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