《後編》中森明夫がアイドル評論家と
して今年もアツい!

今年ブレイクするのは、やっぱり能年玲

 他に注目株として挙げているのは広瀬すずさん。「ジャニーズとのラブホ画像が流出」という報道がされてしまいましたが、いかにも処女厨そうな中森さん、それを踏まえても注目し続けてくれるといいですね。
 さらに偉そうに展開される中森さんの持論が「アイドルは南からやって来る」。この言葉は交通期間が発達すると、地方からアイドルが生まれ、まず南から出てきて、その次に北から出てくる、みたいな意味合いで中森さんが以前から言い続けていた“テーゼ”らしいです。ここでもこの「南から」論を持ち出してきます。指原莉乃さん擁するHKT48LinQ、橋本環奈さんなどの名前を持ち出してきて、「アイドルは南からやって来る」論と繋げてるんですが、それ、単に現在のアイドルで、活動拠点が南のコ達を挙げているだけじゃ……。北にもドロシーリトルハッピーとかNegiccoとか注目のアイドルいっぱいいますよ~。この全くもって論として成立してない論は一体なんなんでしょうか。
 何もかも自身の狭い知識と結びつけたご都合主義の論を展開した挙句、最後14年ブレイクするアイドルは誰かというと……「能年玲奈」!! えーーーーっ。結局それ? 自称“大予言者”として、どんな先見の明を見せてくれるのかと思いきや能年玲奈さんって……。まあ予言者なんてものは、世界一有名な予言者・ノストラダムスを見ても分かる通り、予言が当たっているかのごとく振る舞うのが上手い人達なので(もっともノストラダムスの場合は五島勉さんとかの振る舞いが秀逸だったのかもしれませんが)、そういう意味では中森さんは確かに一流の予言者かもしれません。そういう意味も含んで自身を予言者とおっしゃっているのであれば、さすがです! 分かりました。“大予言者”と自身のことをおっしゃるのは構いませんので、“アイドル評論家”と名乗るのは勘弁してもらえませんか。“80年代までのアイドル評論家”とか“あまちゃん評論家”とか“AKB評論家”とかならまだ分かります。

問題のプロフィール写真

 でも、2010年以降のアイドルシーンで、一番これまでと違う盛り上がりを見せているのはグループアイドルシーンなのに、そのグループアイドルのことを、AKB以外一切知らず、ももクロすらろくなことを知らない語れない中森さんが“アイドル評論家”と名乗るのはちょっとねえ。そもそもAKBや『あまちゃん』に関してもろくなことを語っているのかというと微妙なところですが。
 話を『週刊ダイヤモンド』の記事に戻します。この中森さんの「アイドル予測」。一番注目なのは最後のプロフィール写真。……えーーっと、誰? 僕の知ってる、太ってて、いかにもオタクそうな中森さんとはちょっと別人に見えるんですが……あ、若い頃の写真ですか! 編集者に「この若い頃の写真使って」とかって頼んだんでしょうか。いやいや、いくら中森さんでもそんな恥ずかしいことをするワケがないでしょうから、きっと編集者の側から現在の中森さんの写真を使うことを憚って、幾分マシなビジュアルの昔(一体何十年前の写真なんでしょうね)の写真を使ってあげたに違いありません。さすがに、そうですよね? 自分から若い頃の写真プロフィール用に送ったりしてないですよね? ね? 中森さん? あと中森さんがいかにアイドル評論家として面白いかは
でも書いているので、お暇な方はお読みくださいませ。(文・橋上トオル) オススメDVD:『NICE IDOL (FAN) MUST PURE!!! vol.3』[DVD](NI(F)MP編集部)/出演:うしじま、ライムベリー、監督:岡島紳士
オススメ書籍:『午前32時の能年玲奈』[単行本(ソフトカバー)](河出書房新社)/著:中森明夫

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