キッスのP・スタンレー「欲しくもな
いくせに、新曲作るのかと質問する」

キッスは来年、ラスト・ツアーを開催するが、ポール・スタンレーいわく、新曲をリリースする予定はないという。ファンが聴きたいと思う曲がすでに多数あるのに、わざわざ新しい音楽を作ることに「意味はあるのか?」と思うそうだ。
<Rock 'N' Roll Fantasy Camp>で、ティーンエイジャーのリポーターから「ラスト・ツアーが終わる前に、新曲を聴けるチャンスはあるか?」と問われたスタンレーは、こう答えた。

「いや、そうは思えない。もし俺がいま"Let It Be"を作れたとしても、ファンは"素晴らしい曲だ。でも"Detroit Rock City"を聴こう"って言うだろうよ。俺はそれを理解できる。君との歴史がある曲は、君の人生のスナップショットみたいなものだ。それは一晩で成し得ることではない」「俺は"Modern Day Delilah"(2009年)や"Hell Or Hallelujah"(2012年)は初期の作品と同じくらいいいと思う。でも、人々が昔の曲により繋がりを感じるのはわかる」

「"いつ新曲出すんだって?"って訊かれると、いつも面白く思うよ。彼らは、やってくれ、作ってくれって言うけど、同時に、欲しいわけじゃないんだ。だから、ある時点で"ホントか? 意味あるのか?"ってなったよ」

キッスが現時点、最後にリリースしたスタジオ・アルバムは2012年の『Monster』。セールスは、前作『Sonic Boom』(2009年)同様、それまでキッスのアルバムではお決まりだったゴールド・ディスク(50万枚)にはほど遠かった。

Ako Suzuki

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