《前編》韓国要人の娘に「処女ですか
?」高田純次伝説

身体を張ったロケでおなじみ

 今ではテキトー芸人として名を馳せる高田純次。今でこそ関根勤、椎名林檎古田敦也、ドアラなど、多岐に渡るジャンルの著名人からのリスペクトを受けているが、1985年から『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の出演がなければ現在の彼はなかっただろう。高田が同番組に出演したのは38歳のとき。自ら「エポックメイキングな出来事だったね。アングラ劇団やってたのが、キー局のゴールデンタイムでレギュラーでしょ。あのときは家で赤飯炊いたっけ」と語っており、文字通り身体を張ったロケでお茶の間に絶大なインパクトと爆笑を届けてくれた。

 例えば沖縄のロケでは、プールサイドでインタビューしているときに、なんと小便をしてしまういう信じられない行動に出た。本人はバレないと思っていたらしいが、どうしても意識が下半身にいってしまい目が泳いでしまった。「純ちゃん、いま漏らしたんじゃない?」とディレクターにバレてしまったとか。
 全裸にスーツのボディペインティングをして新宿の街を歩いたロケでは、局部のペインティングをわざわざ女性に担当させ、「あそこの絵の具が落ちなくてさぁ、毛についたやつなんかタワシでも落ちないの」と後に発言している。もちろんこれらの映像はテレビで放送されている。

「処女ですか?」で入国禁止に

 この暴走ぶりは日本国内にとどまらず、海外でも健在。オーストラリアの番組に招待され、早朝バズーカを披露したところ、騒音被害などで指名手配された伝説がある。実は同じような事件を韓国でも起こしている。ソウルでのロケで、梨花女子大学の前で女子学生に「あなたは処女ですか?」と質問。高田節全開のテキトーな質問だったのだが、そのなかに韓国政府要人の娘がおり大問題に発展。ブラックリストに載せられ「5年間入国禁止令」を言い渡されてしまったという。
 その他にも『元気が出るテレビ』は、本人が「2、3回死にかけた」と語るようにハードなロケも多かった。藁で縛られた状態で海に流されるという沖縄のロケでは、身動きがとれずにどんどん沈んでいった。さすがにこのままでは死んでしまうと思い、「助けてくれー」と本気で叫んだという。
 さらに、冬の海中でフルフェイスのヘルメットをかぶって自転車をこぐというロケでは、「身体が冷え切って、もう少しで死ぬところだった」と後に語っている。意識が戻ったときは銭湯に浸かっていたという。まさに凍死寸前でロケに挑んでいるのだ。
(文・編集部)

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