【ライヴレポート】umbrella、春(B
)プロデュースワンマン「今日地球が
無くなるならこの曲を」

umbrellaがメンバープロデュースワンマンシリーズの初日、春(B)プロデュース公演を地元大阪:北堀江club vijonで開催した。オフィシャルのレポートで当日の模様をお届けする。
台風が近づく中、小雨が降っていた10月4日(木)。定刻前には雨は止んでいたが、ここ北堀江club vijonでは、umbrellaのメンバープロデュースワンマンが開催されようとしていた。メンバープロデュースワンマン初日となる本日は、Ba.春のプロデュース。一体どんな雨を降らせてくれるのかと、期待を膨らませ開演を待つオーディエンスに、ミラーボールとムーディなBGMがはやる気持ちを抑えてくれていた。

暗転し、幕にumbrellaという文字が浮かび上がる。あれ?いつもとは違う??SEすらもプロデュースしているのか、いつもと違うSEで登場するメンバーにオーディエンスは拍手で迎え、まずは春からの挨拶が。少し話した後、『宜しくお願いします!』と伝えると「軽薄ナヒト」へ。どことなく硬く感じるメンバーに、オーディエンスも緊張気味なのだろうか…。続く「ワスレナグサ」は胸をグッと締め付ける聴かせるナンバー。そこに縛り付けられた様に聴き入るオーディエンス達へ次に届けられたのは「ハイキ」。暴れるだけがライブではない、と言わんばかりに立て続けに聴かせる3曲を披露した後に間髪入れずに「シェルター」へ!
待ってましたと言わんばかりにオーディエンスの腕が上がる!!Vo.唯が煽り、5曲目の「掌ドロップ」を披露する頃にはお馴染みのumbrellaの世界になっていた。最初の緊張感はここまで計算されたものだった様だ…策士・春に一本取られた様である。印象的な歌詞と共に届けられた「造花」へと続き、『ありがとう』と唯。雨雲から陽が射すような楽曲「Frontier」で遂に髪を振り乱すオーディエンス!!『こいよ!』と煽る唯、満面の笑みでギターソロを弾く柊、負けじと髪を振り乱す春、軽やかにリズムを刻み込む将に会場のボルテージが段々と上がっていくのがヒシヒシと伝わってきた。と、そんな中披露された名曲「五月雨」。ここまで8曲連続で披露しているのだが、予測不可能な構成で披露され続ける楽曲達は、さながらここ最近の天気の様である。
続く「hollow」、「anima」、「流星群」とロックバンド然とした楽曲で攻めたて、オーディエンスは息を飲むばかりである。本日の「管」ではumbrellaの良さがより際立って見え、個々の音が一つの塊となりオーディエンスの胸へと響いていた。「造形アリス」、「WALK」と続き、ふと思い出した。今日のプロデュースワンマンではumbrellaの中でもVo.唯がギターを持つ曲のみ披露するとの発表であった。続く「イト。」は2014年に発売された2nd Single 『Knocking...』の3曲目に収録されていた楽曲であり、続く「東へ」もまた2014年に発売されたオムニバスCD、『DEAD WEST VOL.1~西日本V BATTLE!~』に収録の楽曲である。

中々聴けない楽曲を披露してくれる貴重な1日に立ち会っているかもしれない…と考えていると「夕立」へ。こちらは最新アルバム『ダーウィン』の最後を飾る楽曲であり、自身最大キャパである梅田TRADワンマンにて初披露されたumbrellaにとって大切な楽曲でもある。メンバー達を暖かく包み込む照明も相まって、心地よい夕立の後には「Door」では、『行こうぜー!』と叫ぶ唯に呼応して、手を振るオーディエンス。

「叩けば誇り。」、「ヤマアラシの涙」と続き、「僕達が描いたパノラマ」へ。終わりにはニコッと笑い、口元でありがとうと言った唯。そして、「ヨルノカーテン」ではオーディエンスのタオルが舞う。最後にもう一度『ありがとうございました。』と伝えた唯。全22曲をMCなしで駆け抜けたumbrella…と思いきや、まさかのここでMCへ!!各メンバーからの本日の感想などを伝え、演奏とは打って変わってゆる〜い感じのトークもらしさ全開である。

本日のプロデューサーである春より『今日地球が無くなるなら、最後に演奏したいのはこの曲です。』と伝えられ、演奏された「月」へ。こちらもまたumbrellaを代表する名曲の一つである。大きな拍手で締めくくられた「月」からまさかの選曲で流れたエンドSEを堪能しながら、オーディエンスは笑顔でメンバーを見送っていた。

あっという間の全23曲を披露し、最新のものから過去の楽曲まで、過去も現在も、そして未来も良質な楽曲を作るumbrellaだからこそ、ブレる事なく多くのオーディエンスに届け続けられるのであろう。

しかしながら、現在では入手困難な音源からの選曲もあった今日のセットリスト。ぜひ、どうにか入手出来る様umbrellaには検討して頂きたいとオーディエンス代表として書かせて頂こう(笑)。まだまだumbrellaの楽曲が届く先は沢山あるのだから。

文◎森孟司
写真◎海苔。

<umbrella Member Produce OneMan【Case春 「持」】>2018年10月4日北堀江club vijon セットリスト

1.軽薄ナヒト
2.ワスレナグサ
3.ハイキ
4.「シェルター」
5.掌ドロップ
6.造花
7.Frontier
8.五月雨
9.hollow
10.anima
11.流星群
12.「管」
13.造型アリス
14.WALK
15.イト。
16.東へ
17.夕立
18.Door
19.叩けば誇り。
20.ヤマアラシの涙
21.僕達が描いたパノラマ
22.ヨルノカーテン
23.「月」

<umbrella Member Produce OneMan>

<Case柊 「CONTACT US ASAP!!」>
10月25日(木)SHIBUYA REX
開場18:00 / 開演19:00
ライヴ内容:上手ギター始まりの曲のみのセットリストとなります
当日限定:柊専用お立ち台あり
前売:¥2,400 / 当日:¥2,900(ドリンク代別途)
限定物販:柊 デモ音源
チケット情報:バンド予約 umbrella.information@gmail.comにて受付中
お一人様4枚まで。バンド予約者にメルマガ配信
入場順:バンド予約→当日券

<Case将 「噛めば噛むほど味がある」>
11月25日(日)寺田町Fireloop
開場17:00 / 開演17:30 / 終演予定時間 19:30
ライヴ内容:通常のバンド演奏+アコースティック演奏の2部構成ワンマン
来場者特典:イベントライヴドラムカメラDVD(25分or30分ステージ)
前売り:¥2,910 当日:¥4,030 (ドリンク代別途)
限定物販:将デモ音源
チケット情報:
A:イープラス https://goo.gl/7BNWfe  ※発売中
B:バンド予約 umbrella.information@gmail.com
入場順:A→B→当日券

<Case唯 「自論」>
12月23日(日・祝)池袋手刀
開場17:00 / 開演17:30
ライヴ内容:唯の作曲した楽曲のセルフカヴァー、録画可能タイム有り
前売り ¥3,000 当日:¥3,500 (ドリンク代別途)
限定物販:唯 デモ音源(タイトル未定)収録曲数未定
チケット情報
A:オリジナル手売りチケット 物販で発売中
B:イープラス https://goo.gl/Juj9Ck  ※発売中
C:バンド予約 umbrella.information@gmail.comにて受付中
入場順:A→B→C→当日券

<危険因子>

〜東京アウトブレイク〜
2019年1月24日(木)EDGE Ikebukuro

〜大阪アウトブレイク〜
2019年1月31日(木)北堀江Club Vijon

開場18:00 / 開演18:30
出演:Mr.ChickenHat Timers、THE NOSTRADAMNZ、umbrella
前売:¥3,500 当日:¥4,000 (ドリンク代別途)
チケット先行受付:A:先行チケットチケットデリ http://ticket.deli-a.jp/
10月4日(木)21:00〜10月17日(水)16:00
抽選受付となります。受付期間内にお申込み下さい
初めてBARKS×TICKET DELIを利用される場合は新規会員登録(無料)が必要です
ご利用ガイドをご確認の上、お申込みください
チケット一般発売:10月28日(日) B:イープラス
入場順:A→B→当日券

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