ナタリー・エモンズ「子どもたちと一
緒に歌いたい!」今年の『ブロードウ
ェイ クリスマス・ワンダーランド』
の見どころは!?

2018年12月15日(土)から東京・東急シアターオーブにて『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド 2018』が上演される。2016年に日本初演を迎えた本公演は、NYで80年以上にわたり親しまれている「ラジオシティー・クリスマス・スペクタキュラ―」に続く“劇場で楽しむクリスマス”の東急シアターオーブ版。昨年に引き続き、ホテル比較サイト「トリバゴ」のCMをはじめ、歌手、俳優、ナレーターなど日本で様々な活躍を続けるナタリー・エモンズが、今回の出演についてたっぷりと語った。
ーー昨年の『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド 2017』から1年。ナタリーさんの日本での活動がさらに活発になったように感じています。今は一年の間でどのくらい日本にいらっしゃるんですか?
今は旅番組『じょんのび日本遺産』(TBS)が始まったので、毎月1~2週間は日本にいる生活なんです。2019年はたぶん一年の半分くらい日本にいると思います。
ーー先日はドラマ『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系列)に出演されていました。ナタリーさんが着物姿で老舗高級旅館の若女将役! とびっくりしながら観ていたんですが、歌手だけでなく俳優のお仕事にも興味があるんですか?
はい。最近はお芝居の仕事も積極的にチャレンジしているんです。
ーーだから日本語がそんなに上手になったんですね。今もインタビューをしていますが、通訳さんなしでほとんど日本語で話していますし。
いえ、まだまだです(笑)。最近はNetflixの『テラスハウス』を観て、より普通の日常会話としての日本語を勉強しているんです。あとはTV番組をよく観るようにしています。
ナタリー・エモンズ
ーーナタリーさんの日本語力も期待されて、今年の『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』では、シンガーとしてだけでなくストーリーテラーの役も務めることになったとか。
昨年はあまり日本語で説明することができなかったから、会場に来てくれた子どもたちとコミュニケーションが取れなかったんです。今年は子どもたちともたくさん話がしたいし、一緒に盛り上がりたいと思っていたんです。そんな時に公演のスタッフからも「MCのような仕事もお願いしてもいいですか?」と相談され、ものすごく喜びました。絶対やりたいと思って。もちろんすごく緊張していますが、一生懸命頑張りたいと思います。
ーー今ちょうど昨年の公演の話が出てきましたが、ナタリーさんとして、出演された事によって得られた事は? あと、ご自身としては2年目となる今年、挑戦してみたい事は?
ソロで、あんなに大きな劇場で歌えた事が本当に楽しかったです。演目の中でゴスペルの曲があったんですが、そのパワフルな歌声に舞台袖で感動して泣いていましたね。また、昨年の公演は私の両親も観に来てくれたんですが「ナタリーの声が大人の声になったね」と言ってもらえたのも嬉しかったです。
今年は歌ではジャズ系のクリスマスソング……例えばフランク・シナトラや、ジュリー・ロンドンがジャズバージョンで歌ったような楽曲に挑戦してみたいです。今年一年、歌のレッスンにも通っていたので、昨年よりはもっと上手に歌えるんじゃないかな(笑)? まだセットリストも何も決まっていないので、個人的に希望しているだけなんですけどね。
あと……子どもの頃にタップダンスを学んだ事があって、昨年の公演でも踊ってみたかったんですが、あいにくタップのコーナーは私の衣裳チェンジの時間だったので参加できず(笑)。
ーー公演全体としてやってみたい事は?
公演全体の事で考えると、今年の公演では観客のお子さんたちと一緒に歌える歌がもっと増えるといいなと思っています。私はジブリアニメが好きなんですが、ジブリの曲を聴いているとクリスマスソングを聴いているようなリラックスした感覚になれるので、もし可能ならそういった曲も歌えたら……。今年は子どもの出演者も何人か参加するので、その子たちとも一緒に歌いたいですね。ああでも日本の子どもたちは歌ってくれるかな?
ーーナタリーさんが子どもたちに指揮を振ってみるとかどうでしょう?
それ、やってみたいです(笑)!

ナタリー・エモンズ

ーー昨年のインタビューでは、子どもの頃のクリスマスの過ごし方について伺いました。家族全員で楽器演奏をする音楽一家だったお話がとても印象的でした。ふと思ったのですが、ナタリーさんが子どもの頃、もらっていちばん嬉しかったクリスマスプレゼントは何でしたか?
そんなにたくさんプレゼントをもらう事はなかったんですが、ベルベット素材のレオタードをもらった時は嬉しかったですね! すべすべで手触りがとっても気持ちよくて……当時、体操に通っていたんですが、体操の時だけじゃなく、学校にも着ていったくらいです。
ーーえ? 周りの同級生はびっくりしませんでしたか?
最初は笑われたんですが。レオタードにパンツを合わせておしゃれに着こなしてみたので、やがてカッコイイと言われるようになりましたよ!
ナタリー・エモンズ
ーーそんな子どもの頃から大人になった今までの中で、ナタリーさんにとっての「クリスマスソング ベスト3」はどの曲をピックアップしますか?
うわー悩みますね……(しばし考えこむ)「O Holy Night」は好きです。あとかなり古典ですが「Have Yourself A Merry Little Christmas」「Walking In A Winter Wonderland」。家では、私と母と姉でコーラスで歌っていました。素敵な思い出です。
ーーそんなお家でクリスマスを何度も迎えていたナタリーさんにとって、日本のクリスマスの過ごし方ってどこか違和感はありませんか? 家族と一緒、というより恋人たちのためのクリスマスとなっている事とか……。
そうですね。アメリカのクリスマスは日本のお正月の過ごし方の方が似ているかもしれません。家族や親せきが集まってプレゼント(お年玉)をもらったり、ワイワイ楽しんだり。逆にアメリカのお正月は恋人たちがデートする日です。0時を超えるタイミングでキスをして!
ーー言われてみれば確かに逆ですね!
アメリカのクリスマスはキリスト教の祝祭日ですから。だからこそ、クリスマスの曲も「冬」「雪」という純粋に明るく楽しいテーマの曲もあれば、「神」「愛」「世界平和」といった真面目なテーマの曲もあるんです。
今回の『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』ではどちらの曲もきっと楽しめますよ。昼の公演の後にはディナーを楽しみ、夜の公演の後にはホットチョコレートを楽しむ、なんて事も試してみてはいかがですか?

ナタリー・エモンズ
取材・文・撮影=こむらさき

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