Nimmo / Orange Skies メジャーから
離れ、再起を果たすNimmo。テクノ・
クイーン、Maya Jane Colesとのコラ
ボ曲で描き出す「生と死」

ロンドンを拠点とするデュオ、Nimmoが11月にリリース予定だという新作EPより、新曲「Orange Skies」のMVを公開しました。

Sarah NimmoとReva GauntlettからなるNimmoは、元々Nimmo And The Gauntlettsという5人組バンドとして活動しており、〈Kitsuné〉のコンピに楽曲が収録されるなど、英メディアを中心に期待のニュー・カマーとして取り上げられていた逸材。(2014年には こんな記事も(https://spincoaster.com/nimmo-others) )

その後名前を変更し、2人組となってからは〈Sony UK〉から数枚のシングルとリミックス盤をリリースするも、2016年の「Dancing Makes Us Brave」を最後にレーベル脱退。その後およそ1年半ほどのブレイクを挟み、今年3月にはカムバック作となる「Too Late」を自主リリース。その音楽性はそのままに、より純度を高めたかのようなサウンドで話題を集めたました。

そんなこんなで業界の酸いも甘いも噛み分けてきたNimmo。今回公開された新曲「Orange Skies」はThe xxやSam Smith、Florence + The Machineなどのリミックスも手がける、現代のテクノ・クイーンとの呼び声も高いMaya Jane Colesとのコラボ曲。彼らとは長年の親交を深めていた仲らしく、そのどこか冷ややかで洗練されたサウンドは彼らとの相性抜群。UKガラージのような前のめったビートに、他者を突き放すような凛としたボーカルの相性が素晴らしくクールです。

リリックは生と死をテーマとしているようで、自分の死をコントロールできないというパラノイアに関して書かれているそうです。MVも彼らの馴染み深いロケーションで撮影されているらしく、フットボールをしていたり、自転車に乗ってカットに入り込んでくる男の子はRevaの甥。他にもSarahの母や親友、バンド仲間、そして友人の犬など、身近な存在でキャストを固めているのだそう。
先述のカムバック・シングル「Too Late」もぜひチェックを。こちらはどこか80’sのシンセ・ポップ〜ニュー・ロマンティックあたりを想起させる、艶めかしい音像とベタな展開が魅力。

Spincoaster

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