SUPER BEAVERこそ正真正銘のインディ
ーズバンド!
インディーズバンドの星!SUPER BEAVE
R。多くの苦悩を乗り越え結成14年目を
爆進中!
初の日本武道館単独公演を満員御礼で成し遂げ、全国ワンマンツアー真っ最中のSUPER BEAVERが歩んできた長い年月は苦悩の連続でした。この世界にたったひとりしか居ない“あなた”に届ける言葉の伝道師SUPER BEAVERはまさにインディーズバンドの希望の星なのです!
SUPER BEAVERとは?
SUPER BEAVERは、2005年に高校の先輩後輩で結成されました。(先輩:渋谷、上杉/後輩:柳沢、藤原)当時のライブ活動の拠点は下北沢や渋谷。10代限定のコンテスト【YAMAHA TEENS’ MUSIC FESTIVAL】に2年連続出場し、2005年にオーディエンス大賞、2006年にはグランプリとオーディエンス大賞の2冠を手に入れる快挙を成し遂げます。
2007年頃から関東近郊にまで活動を広げ、2枚のミニアルバムをリリース。少し話が脱線しますが、渋谷龍太の友人ONE OK ROCKのTakaと出逢ったのはこの頃です。もう廃業してしまっている二子玉川にあったライブハウスで対バンをしたのがきっかけで知り合い、バンドを結成した時期も同時期ということもあり意気投合。今は別々の山の頂点を目指して歩んでいますが、毎日のように会っているほど仲良しな二人です。
話を元に戻しますね。来たる、2009年にSONY内のレコードレーベルEPIC Records Japanからメジャーデビューが決定しますが、僅か2年でメジャーから離れ、インディーズシーンに出戻りすることとなり、現在に至ります。この事に関しては後ほど深く掘り下げます。
バンドの由来は、ギターの柳沢が動物の名前を付けたかったという理由で “ビーバー” が先に決まり、後から “スーパー“ が頭にくっつく流れでSUPER BEAVERに決まったそうです。ファンからはビーバーと呼ばれています。
SUPER BEAVERの苦悩と転機(1)2009年メ
ジャーデビューを果たすも2年で離脱。
今から約9年前。ライブの動員数も増え、SHIBUYA O-WEST(収容人数600人前後)をソールドアウトにさせたSUPER BEAVERにメジャーへの話が舞い込んでくるのも不思議ではありません。
1枚目から大人気アニメのタイアップを任される恵まれた環境ではあったものの、右も左も分からない状況下でメジャーという大舞台に立たされ、決められた過程や多くの発注内容を落とし込むかたちで音楽を作っていくことに少しずつ違和感を覚えるようになっていきました。当然、バンド内の空気も悪くなり…。
最終的には追い討ちをかけるかのようにボーカルの渋谷が倒れる始末。これを機にレーベル側とバンド側が話し合って体制が変わっていくこととなりますが整えることが出来ず、セルフタイトルアルバム『SUPER BEAVER』のリリースを持って当時のマネージャーと共にレーベルを離れます。
世間からは “メジャー落ちしたバンド” だなんて囁かれていますが、見捨てられたという意味で捉えて欲しくはないです。
バンドの経験値が浅いほど、表現したいものに釘を刺すことは成長プロセスに必要なことかもしれない。しかし最終的にバンドが見つめる先にモヤがかかってしまったら、何の為にやっているのかすら分からなくなってしまうのでは思うのです。
そうなってしまったら、元もこうもないですよね。
SUPER BEAVERの苦悩と転機(2)2011年、
アルバイトをしながら年間で100本以上
のライブ。翌年自主レーベルI×L×P×
RECORDS設立。
メジャーから離れてまず最初に始めたのは、全国にSUPER BEAVERを広げるためのライブ巡業でした。
総出演本数は1年間でなんと100本以上!移動用に中古の車を購入し、その車で全国を駆け抜けたそうです。
今までは事務所が用意してくれた宿泊先も自分たちでなんとかするしかない中、活動資金を貯める為にメンバー全員がアルバイトをしなければならないほどに生活環境にも変化が起きます。
そんな中で作られたミニアルバムが『未来の始めかた』です。このアルバムは自主レーベルI×L×P× RECORDSの設立とともにライブ会場限定販売された第1弾シングル「歓びの明日に」を経て、リリースされました。
リリースされました。
いろんな人との繋がりが生んだこのアルバムは、現状があるからこそ見える未来に向けて歩んでいくSUPER BEAVERなりの決意表明が詰まっています。
“歓び” という言葉を聞くと、明るく微笑んでいるイメージがありますが、この「歓びの明日に」の歌詞はどちらかというと明るいものではありません。
前向きな思考には後ろ向きの思考はつきもので、不安な気持ちが顔を出してきます。そこから逃げずに向き合ってこそ、くしゃくしゃなひどい顔で笑って過ごせるのです。
真実の笑顔に出会う為に。歓びの明日を迎える準備をこの曲と共に。
SUPER BEAVERの苦悩と転機(3)2014年、
新ロックレーベル[NOiD]よりフルアルバ
ム『361°』をリリース。
自主レーベルを設立してから約2年後、渋谷にある老舗ライブハウスeggman内に発足された新ロックレーベル[NOiD]の第1弾所属アーティストとして移籍します。同年には以前にミーティアで筆者が執筆したsumikaが第2弾アーティストとして所属しました。
大きな挫折を味わい、痛みを知り、表現者としても人間としても大きくなったSUPER BEAVERが自らの足でここに立っているのです。
SUBER BEAVERのソングライター柳沢亮太
が紡ぐことばがグッとくる曲5選
1つ疑問に感じませんか?フロントマン渋谷龍太はマイク一本でステージに立っています。SUPER BEAVERのソングライティングをしているのは一体誰なのか?と。
その答えは、ギターを担当している柳沢亮太にありました。彼は作曲のみならず作詞も担っています。 その研ぎ澄まされた感性で、渋谷が自分の言葉として歌っているかのように聴こえるほどに一心同体と化しているのです。
「ありがとう」
ありがとう 見つけてくれて ありがとう 受け止めてくれて ありがとう 愛してくれて ありがとう ありがとう 憶えててくれて ありがとう 受け入れてくれて ありがとう 大切をくれて ありがとう
「らしさ」
個性を出さなきゃいけない そういう流行の無個性で 悟ったように 一歩引いた 匿名希望の傍観者 ちょっと待ってよ 星空は 変わらずあの日と同じだよ 理解されずとも宝物は今でも宝物のはずでしょう
「青い春」
会いたい人がいる 胸の奥をぎゅっと 掴む想いは 明日を見つめる 始まりは 青い春
「正攻法」
太陽を見て 掴める気がしていた頃の 最上級の純真で 一発勝負に挑むのさ 正攻法でいい 斜めに構えるせいで 綺麗なもの 見逃してしまいたくないな
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ミーティア
「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。