新進”奇形”のヒップホップ・グルー
プ、WHALE TALXのMC・似非animalがソ
ロ曲「feel」MV公開

新進“奇形”のヒップホップ・グループ、WHALE TALXのフロントマンを務める似非animalが9月10日（月）にデジタル・リリースした初のソロ・シングル「feel」のMVが公開された。

今作の指揮を取ったのは、先日の“りんご音楽祭2018”での共演も記憶に新しい盟友annie the clumsyとのコラボレーション第2弾「New Era」のMVを手がけた謎の映像作家JayNey。iPhoneのライトを即席照明にするなど、その場でラフな感覚で撮られた今作は、スタイリッシュなDIY感でHip Hopのオリジナルな精神を感じさせる仕上がりになっている。

「feel」で始まった似非animalのソロ作品群『a_part』、このプロジェクトの楽曲はすべて、WHALE TALXの自主レーベル〈SANDWICH Co.〉からリリースされる予定になっている。

【リリース情報】

Release Date：2018.0910 (Mon.)
Label：SANDWICH Co.
Tracklist：
1. feel

■

WHALE TALX所属のMC。詩心のお食い初めは吉井和哉。敬愛する詩人はGary Snyderとナナオ・サカキ。ファーストバイトで醍醐味を感じさせるクロワッサンのような、耳心地抜群かつ口馴染みのいい歌を、とんねるず石橋貴明の「オナラじゃないのよ、オナラじゃないのよ、空気が入っただけ」が孕む、かなり月日が経ったある日、ふと理解したその瞬間にのぼる大人の階段のような含蓄があり、ゆえに無駄のないラフな詩で、紡ぎだしたい。

歌詞という概念を突き詰め、歌と詞として仕立て、味の消えないチューイングガムとして仕上げる職人肌。無類の感覚派兼無類の理屈屋。

■

“apart”は「離れて」「別々に」「ばらばらに」「区別して」などを意味する副詞。そのapartを実際に“a”と“part”に分けると「一部」という意味になる。冷静に振り返ったり、感じなおしたり、観察したりすること=別々に区別することを通して、自分の一部一部が浮き上がってくる。そして、ここで提示されている似非animal観というのも似非animalの一部でしかないということも暗示している。