新曲も披露! ももいろクローバーZ主
演ミュージカル『ドゥ・ユ・ワナ・ダ
ンス?』初日前会見&ゲネプロレポー

ももいろクローバーZ主演のミュージカル『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』がいよいよ2018年9月24日、舞浜アンフィシアターで開幕する。開幕前日の23日に行われた、初日前会見と公開舞台稽古(ゲネプロ)の様子を写真とともにお伝えしたい。
『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』の公開舞台稽古の様子
『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』の公開舞台稽古の様子
『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』の公開舞台稽古の様子
物語は、高校のダンス部員であるカナコ・シオリ・レニ・アヤカの4人が、大会決勝の前日に交通事故に巻き込まれるところから始まる。自分が命を落としたことに気がつかないカナコは、天使ミーニャ(シルビア・グラブ)と執事の坂上(妃海風)と出会い、この世界は無数に重なるパラレルワールドでできていることや、シオリ・レニ・アヤカの3人が別の人格として生まれ変わって過去の記憶が失われてしまったことを知る。
カナコは再び4人で踊るため、結婚式を控えた花嫁シオリ、看護師として働いているレニ、演劇部の部長を務めるアヤカのもとへ時空の旅に出かけて……というあらすじだ。
『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』の公開舞台稽古の様子
『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』の公開舞台稽古の様子
『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』の公開舞台稽古の様子
ももクロにとっては、『幕が上がる』(2015)以来3年ぶりの舞台で、初のミュージカル作品となる。
百田夏菜子が会見で「普段と曲のアレンジも違うし、お芝居の中に組み込まれることによって歌うときの心情や曲の表情も全く変わってくる。こういう聞こえ方や感じ方ができるのだと新しい発見があって楽しい」と語るように、アイドルとして歌も踊りも慣れている彼女たちだが、ミュージカルとなるとまた別の挑戦らしい。
『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』の公開舞台稽古の様子
『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』の公開舞台稽古の様子
『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』の公開舞台稽古の様子
ジュークボックスミュージカルと言う名の通り、本作品では、「行くぜっ!怪盗少女」「LOST CHILD」「サラバ、愛しき悲しみたちよ」「黒い週末」など20曲を超えるももクロの既存曲と、10月12日に配信販売される新曲「天国のでたらめ」(作詞/作曲:志磨遼平、編曲:ケンモチヒデフミ)が披露される。
ライブシーンがあるので、ももクロのライブに来ているような感覚にもなるのだが、実力派のシルビア・グラブと妃海風がしっかりと楽曲を歌い上げて、芝居をリードしたり、大勢のダンサーたちが難易度の高いダンスを見せたり、曲のアレンジを変えてそこまで違和感なく楽曲を物語の中に組み込んでいたりしたので、うむ、確かに“ミュージカル”でもあるなと思った。
『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』の公開舞台稽古の様子
『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』の公開舞台稽古の様子
『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』の公開舞台稽古の様子
全編を通して印象的だったのは、やはりももクロたちの笑顔だ。多少シリアスな場面もあるのだけれど、いつも笑顔を忘れず、楽しもうとする彼女たち。物語の中でメンバーが脱退してゆくシーンがあるのだが、そんな時でも笑顔で見送る姿は、どこか現実世界にも重なるような気がして、心が動かされた。
共演する妃海風も会見で「普段から、ハッピースマイル、ハッピーオーラ、まっすぐに向き合っていく姿勢は素晴らしい。いつもハッピーを充電させてもらっている」と語っていた。
『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』の公開舞台稽古の様子
『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』の公開舞台稽古の様子
『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』の公開舞台稽古の様子

1幕65分、20分休憩を挟んで、2幕75分。
回転舞台やリフト、さらにはフライングなど、半円形舞台である舞浜アンフィシアターの機構を隅々まで駆使した演出で、とにかく相当な運動量と熱量の舞台だった。モモノフ(※ももクロファンの愛称)にとっては、随所に懐かしさや気づきを感じるような場面やセリフが散りばめられており、宝箱のような特別な作品になることだろう。たとえモモノフでなくても、きっとももクロの魅力に引き寄せられる舞台で十分楽しめると思う。10月8日まで。ぜひ劇場で。
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