【ローホー・山人音楽祭 2018】弾き
語りスタイルを武器に変え、人間味溢
れるライブで観客を掌握

山人音楽祭 2018【妙義ステージ】 ローホー
大阪はストリート発の弾き語りアーティスト、ローホーが『山人音楽祭 2018』に初参戦。曇り空の過ごしやすい天候の中、「遊べますか? アコースティック・タイム!」と告げると、「ASOBO」で妙義ステージに集まった人たちの心にスッと入り込む。
「アコギ一本でかましに来ました、ローホーです!山人に出させてもらうのは初めてで……後輩と一緒にG-FREAKのライブを観て、暴れてた。遊んでたら、いいことあるね」と屈託のないMCで場を和ませる。それから次の曲に行くためにチューニングし直しているが、これがうまく行かない。「チューニングがわからなくなったぜ!」とぶっちゃける陽性キャラに観客も好反応。
ローホー

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リズミックに言葉を吐き出す「浮き草」に入ると、体を横に揺らして乗る観客が目に入り、曲が終わると、「かっこいい!」という男性客の声も耳に飛び込んできた。音楽性はもちろん、初見の人をも魅了するローホーの人間力は相当高いと言っていい。
そして、約2年ぶりにニュー・アルバムが完成したことを報告し、しかもマスタリングはロンドンで敢行。クラッシュ、セックス・ピストルズ、マドンナなどを手がけた人にやってもらったと嬉々として語り、「弾き語りというハンディキャップを武器に変えるから!」と胸中にある熱い思いを吐露。
ローホー
それから「This is that」を挟んで、「ブルース、レゲエ、ファンクをやったんで、次はR&Bやりましょうか」と言うと、「ドライフルーツ」をプレイ。男臭さだけではなく、爽やかな歌声でも観る者をグッと惹き付けていた。
後半、明るい高揚感に満ちた「土砂降りの休日」でさらに観客を踊らせ、「Asian Meditation.」では多くの人たちを笑顔にするステージングを見せつけ、最後は「じゃ、物販で!」と言い放ち、颯爽とステージを去る姿も印象的だった。

文=荒金良介 撮影=タマイシンゴ
ローホー

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