【打首獄門同好会・山人音楽祭 2018
】うまい棒片手に大人も子どもも熱狂
! みんなで叫んだ「働きたくな~い
!」
打首獄門同好会
バンド名はおどろおどろしいし、鳴らす音もラウドだが、ひたすら食べ物で攻める歌たちはどこまでもキャッチー。だからこそフロアには、子連れの姿も目立っていた。「今年もこのステージに帰ってきました。相変わらず熱いし、空気が薄い!」と大澤。その言葉のとおり、キャパオーバーの榛名ステージはものすごい湿気と熱気に包まれていた。
打首獄門同好会
そんな「はたらきたくない」が、新曲にしてすでにライブのニューアンセムの貫禄でフロアを盛り上げたあと、最後は「いま日本人の主食となる食べ物が収穫の時期を迎えている。ここ群馬は北関東。北関東は、関東地方では米どころと言われています。栃木県、茨城県、かなりの成績をあげているが、群馬県の米収穫量全国ランキングを調べてみたら、その順位は……(ドラムロール)30位以下でした!」(大澤)というオチで湧かせた「日本のコメは世界一」でフィニッシュ。今日も打首のライブに死角なし。食べ物ばかりネタにして、エールソングなんて1曲もないけれど、終わってみれば元気になれる。それが打首獄門同好会だ。
文=秦理絵 撮影=半田安政[Showcase]
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