【速レポ】<中津川ソーラー>LOW I
Q 01 & THE RHYTHM MAKERS、「初老の
集まり(笑)」

開演前の雨模様が嘘のように、ギラつく太陽が眩しくなってきた13時45分。REDEMPTION STAGEに熱狂の嵐を巻き起こしたのがLOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERSだ。
LOW IQ 01(Vo,B)、フルカワユタカ(G,Cho)、DAZE(Dr)の3人は2018年もツアーを敢行しており、そのアンサンブルはもはや盤石とも言えるが、それでもまだまだこのメンツで鳴らすのが楽しすぎ!といったテンションを感じさせる素晴らしいアクトだった。
「ハロー中津川! 俺は晴れ男だから雨は降らさんよ、調子はどう?……ア・バ・レ・ロー!!」──LOW IQ 01

と、挨拶代わりに「Little Giant」をドロップ。間髪入れず、SUPER STUPID時代の「WHAT’S BORDERLESS?」と来たもんだから、観客たちは早くも狂喜乱舞のお祭り騒ぎ。クラウドサーフが続出するなか、スタンディングエリアの後方へ目をやると肩車や抱っこをされながら楽しそうにノる子どもの姿もたくさんあった。まあそれほど珍しい光景ではないのだが、「異世代共存」を掲げファミリー企画も多数用意されている本フェスにとって、シンボリックな瞬間であったことは間違いないだろう。
「Makin' Magic」を経てMCタイム。ファンから声を掛けられるが、「ごめん、耳が遠くて聞こえない、初老なんでね。意外と今日ね、シアターブルックのタイジくんとかもね、みんな初老の集まりなんで(笑)。ほんと最後まで楽しんでって、俺が踊らしてやるからよ!」──LOW IQ 01

と相変わらずの饒舌ぶり。プレイのアツさも右肩上がりで、ヘヴィな倍音が狂騒を呼ぶ「Delusions of Grandeur」、心躍らせるリフが楽しい「So Easy」を披露していく。特にアウトロで、フルカワユタカと向かい合い、じゃれるように弾く姿にはグッとくるものがあった。
「Hangover Weekend」「Swear」と畳み掛け、「よっしゃ最後にもうひと振り絞りしてもらっていい?」とラストスパート。年を経るごとに歌詞の説得力が増す「WAY IT IS」、これぞメロディックパンクという「Snowman」をもって最高の締め。またここに帰ってきてほしいと切に思う。
取材・文◎秋摩竜太郎
撮影◎柴田恵理

【LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS@REDEMPTION STAGEセットリスト】

01. Little Giant
02. WHAT'S BORDERLESS?
03. Makin' Magic
04. Delusions of Grandeur
05. So Easy
06. Hangover Weekend
07. Swear
08. WAY IT IS
09. Snowman


■<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2018>

2018年9月22日(土) 岐阜県中津川公園内特設ステージ
2018年9月23日(日) 岐阜県中津川公園内特設ステージ

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