大人も子供も楽しめる<朝霧Jam'18>
の極上な過ごし方

音楽、ファッション、そしてアウトドア。これらを見事に融合させるのが<It’s a beautiful day〜 Camp in 朝霧Jam>だ。日本全国津々浦々で催されているフェスの中でも、キャンプ・イン・フェスの名の下にそれら3つの要素が見事に揃ったフェスと言えば<朝霧Jam>がその答えである。

2017年、筆者は約10年ぶりに<朝霧Jam>に参加した。10年も経てば何かしら変わってしまっているかもしれないという不安と共に足を踏み入れたが、そんな心配は無用だった。クオリティの高い音楽も、ゆるやかなタイム感も、ただ見つめていたいと思わせる富士山の美しさも高原の広大さもそのままに、唯一大きな変化を感じたのはオーディエンスであるキャンパーたち自身と彼等の装備するギアが時代と共により一層オシャレになっていたことくらいで、その本質は何も変わっていなかった。

しかし! そうした変わらぬ定番に新たな魅力が年々加わり、進化を続けてきた<朝霧Jam>において、過去には知り得なかった新たな魅力を筆者は発見したのである。それは、<朝霧Jam>は子連れが楽しめるキャンプ・イン・フェスであるということだ。
開催まで2週間となり、昨日には待望の日別・タイムテーブルが発表され、いよいよ本腰で<朝霧Jam>への参加準備をする時期が訪れた。開催前に今一度、キャンプ・イン・フェス<朝霧Jam>の魅力とその過ごし方について振り返ってみよう。

  ◆  ◆  ◆
■ 世界規模の著名アーティストが多数出演するキャンプ・イン・フェス

<朝霧Jam>には、<フジロック>などの大型フェスでヘッドライナーを務めるワールドワイドで活躍中のミュージシャンが毎年必ず出演する。これは<朝霧Jam>の醍醐味のひとつであり、他のフェスでは真似できないブッキング力と音楽クオリティの高さだ。国内からも個性豊かなアーティストを揃え、<朝霧Jam>独特の“らしさ”を追求しているように映る。今年は、ヨ・ラ・テンゴ、ジョン・バトラー・トリオ・プラス、ゴーゴー・ペンギン、J・ロック、ジェイ・ダニエルなどの海外アーティスト10組、もはや海外枠での紹介が正しい気もするニューヨークで活躍中のBIGYUKI、ボアダムス、クラムボン前野健太などの日本勢14組の総勢24組が出演する。
■ しかし、チケットはリーズナブル!

入場券(2日通し券)は、¥15,000 (お一人様・税込み)でキャンプ料金も含まれている。大事なことなのでもう一度言うが、上記のアーティストのライブを最高のロケーションで観られるこのチケット価格をリーズナブルと言わずしてなんと言う。まだチケットを買っていない参加予定の人は、この記事を読んだらすぐにeプラス等で購入手続きをするか、コンビニまたは岩盤へ走ったほうがいい。なぜなら<朝霧Jam>は必ず売り切れるからだ。

同時に、便利でストレスフリーな直行バスツアーも最終受付締切(9月25日)まであとわずか。オプションで入場券も買える上、バスツアー利用者限定の宅配サービスが用意されているので手ぶらで会場内まで直行できるのも魅力だ。
■ 最高の音楽、最高のロケーションでの自己解放

キャンプ・イン・フェスがお手軽な時代になってきた昨今、そのパイオニアとして支持され、フェスのクオリティを高くキープしている<朝霧Jam>は自由度が高く、都会で背負い込んだ肩の荷を富士山麓に降ろして素の自分に戻ることのできる解放の場だ。

最高の音楽と朝霧高原の壮大さや雄大にそびえ立つ富士山の圧倒的な大自然が、自分を含めた周囲の物事すべてを小さきものとして映し出してくれる。そうした大自然を前に人間の小ささを知ることはけして悪いことではない。むしろ良いことだと筆者は思う。それを子どものうちから知っておくのはベストのような気もするが、どのみち人間は忘れっぽい生き物だから、いい大人年齢になってからでもけして遅くはない。都会で呼吸することを忘れてしまっていた人が、好きな音楽や大自然の中で深呼吸できる場へ出向き、そこで休み、自分を癒やすことは、人として生きていくためにとても大切なことである。

また、この時期は富士山頂上から朝日が昇る「ダイアモンド富士」や朝日や夕日で赤く染まる「赤富士」が有名で、初冠雪が見られる年もあるようだ。昨年はダイアモンド富士を2日連続で拝むことができ、あまりの自然美に圧倒されて口が開いたまま眺めていた。
■ 絶品フェスごはん

<朝霧Jam>での過ごし方は参加する人それぞれ違うだろうけれど、地元に根付いた絶品フェス飯から放たれるいい匂いからは、たとえ食いしん坊でなくとも避けて通れない。しかしながら、久しぶりに<朝霧Jam>に参加した昨年の筆者とその仲間は、キャンプ=自炊というステレオタイプな考え方に囚われてしまい、山ほど食料を持ち込んでしまったために、<朝霧Jam>の誇るフェスごはんを楽しむことが出来なくてとても後悔した。

直火禁止(場内キャンプサイトAでは裸火禁止)だが、野営生活におけるメイン・イベントの自炊をすること自体、とても魅力的であるものの、そこでしか味わえないフェス特有の食文化も存分に楽しみたいものである。特に今年は、定番・鉄板メニューである朝霧食堂の富士宮焼そばや高原のシチュー屋さんの元祖朝霧のクリームシチューに加え、フレッシュチーズを楽しめるうしづまチーズ工場や、地産素材の地ビールやジビエメニューもあるFUJIYAMA HUNTER'S BEERなどの新たな店舗も増え、ワンコインでも楽しめるというから期待大だ。
■参加スタイルで選べるキャンプ

今年はすでに売り切れてしまった券種が多数だが、<朝霧Jam>は参加スタイルに応じて選べるキャンプ(=駐車券)もまた魅力のひとつだ。ライブをひたすら楽しみたい人ならば「場内駐車券」または「場外駐車券」をを入手すると、メインステージ(RAINBOW STAGE)前に広がるキャンプサイトAにテントを構えるのがベストであるし、ライブも観たい・自炊もしたいという人ならば同じく緑豊かで自然に溢れた静かなキャンプサイトBを利用できる。

そして筆者が最もお勧めしたいのは、富士山を臨めるロケーションの中、車を停めてそのままキャンプを楽しめるオートキャンプだ。オートキャンプの利点は荷物を運ぶ必要もなく、そのままテントやタープを張ることができる。それに、会場まではシャトルバスで10分程度(時間帯によってかなり待つこともあるようだが動く時間をほんの少しズラすだけで快適に過ごすことができる)。昨年、筆者はふもとっぱらでのキャンプ生活を選び、当時2歳11ヶ月の息子は<朝霧Jam>でキャンプ・デビューした。朝は気球に乗り、近所のワンちゃんの元へ足繁く通うなど楽しく過ごし、夜はピーターパンカフェで光やキャンドル・アートを一緒に愛でることができた。こちらは、「ふもとっぱらオートキャンプ駐車券」または「ふもとっぱらキャンプ駐車券」が必要だが、既にソールドアウトしている。


■ 子連れも楽しめるキャンプ・イン・フェス
先に<朝霧Jam>の本質について何も変わっていなかったと言及したが、以前と大きく違ったことは筆者の右手に当時2歳の息子の左手が握られていたことだ。これは参加者側の参加スタイルが独身時代から変化したために知り得たフェスの持つ一面なのだが、<朝霧Jam>はこどもも大人も楽しめる子連れも楽しめるキャンプ・イン・フェスだった。

青空の下、雄大な富士山を眺めながら子どもたちとのんびりキャンプを楽しめる上、KIDS LANDやワークショップなどの親子で参加できるコンテンツやファシリティも充実している。小学生以下は入場無料(保護者同伴に限る)なので、アウトドア好きな親御さんには子どもと一緒の参加をお勧めしたい。
特に今年はEテレの大人気番組から飛び出してくるバンド、ムジカ・ピッコリーノという強力なアクトが初日のトップバッターだ。OKAMOTO'Sオカモトショウペトロールズの長岡亮介らがベルカント号に乗って仲間たちとやってくる。朝霧高原にいるモンストロがどんな歌に反応するのか、子どもたちと一緒に目撃してみてはいかがだろうか。


▲ムジカ・ピッコリーノ

  ◆  ◆  ◆

麓に広がる朝霧高原で、日本一の山・富士山と寝起きを共にする最高のロケーションと、<朝霧Jam>のフィルターを通してチョイスされる世界的なミュージシャンと日本のミュージシャンら最高のパフォーマー、そして道具やファッション、もちろん音楽にこだわりを持った粋なオーディエンス兼キャンパー。3つのうち、どれをとっても最高峰である<朝霧Jam>と肩を並べられるキャンプ・イン・フェスは日本にまだ存在していない。

すべての要素が研ぎ澄まされた極上のリラックス空間では、ゆるやかな時間が流れているのが常で、セレブはそれをお金で買うが、音楽やアウトドア・アクティビティに敏感で遊び心を持った洒落た人たちは<朝霧Jam>のチケットを買い、年に1回、唯一無二の時間をリーズナブルに難なく手に入れている。

<朝霧Jam>とは、富士山麓に広がる緑豊かな朝霧高原でキャンプをしながらライブを楽しむ、まさに富士山と共に寝起きする至福のオール・キャンプ・イン・フェスだ。百聞は一見にしかず。今なら便利な直行バスツアー(全国7都市から発着)への申込みにもまだ間に合うだろう。気兼ねなく自由を満喫できる一人でソロキャンもいいだろうし、友達、または恋人や家族など、大切な誰かと一緒にキャンプ飯を作って舌鼓を打つのも、キャンプファイヤーを囲んでゆったり過ごして語らうのもいいものだ。もちろん子連れでも、大人も子どもが伸びやかに楽しめる安心安全なフェス、まだ予定のない人はぜひ一度、体験してみることをお勧めする。
文◎早乙女‘dorami’ゆうこ
朝霧Jam 写真◎宇宙大使スター

  ◆  ◆  ◆

<“It’s a beautiful day” Camp in 朝霧Jam>

2018年10月6日(土)7日(日) 富士山麓 朝霧アリーナ · ふもとっぱら
※総合問い合わせ/オフィシャルサイト:http://asagirijam.jp

[OPEN/START]
■開場・キャンプ開始 10月6日(土)10:00 〜
■開演 10月6日(土)14:00 〜
■終演・閉場 10月7日(日)20:00 ※予定
■キャンプ終了 10月8日(月)11:00 ※指定キャンプサイトに限る
※場内駐車場、ふもとっぱらオートキャンプ駐車場、ふもとっぱらキャンプ駐車場:10月8日(月)11:00まで指定場所でのキャンプが可能

[TICKET]
■ 入場券(2日通し券):¥15,000 (お一人様・税込み)
こちらのチケットでキャンプも行って頂けます
小学生以下のお子様は保護者の同伴に限り入場無料です

■ 駐車券(2名以上〜受付)
場外駐車券:¥4,000(車1台・税込み)
場内駐車券:¥8,000(車1台・税込み) ※SOLD-OUT
ふもとっぱらオートキャンプ駐車券:¥9,000(車1台・税込み) ※SOLD-OUT
ふもとっぱらキャンプ駐車券、¥6,000(車1台・税込み) ※SOLD-OUT

※お車でご来場の場合は、必ず入場券と併せて駐車券をお求めください。駐車券のみの販売はございません。
※「場外駐車場」以外は売り切れとなっています。
※場外駐車場、ふもとっぱらオートキャンプ駐車場、ふもとっぱらキャンプ駐車場から会場まではシャトルバスでの移動となります。
※全券種売り切れ次第販売終了となります。

[TICKET 購入方法]
http://asagirijam.jp/ticket/

[ACCESS]
http://asagirijam.jp/access/

[問い合わせ]
■ SMASH:03-3444-6751
■ HOT STUFF PROMOTION:03-5720-9999

▲<朝霧Jam'18> チケットページへ(e+)

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