安田章大×古田新太が最強のタッグを
組む! 青木豪作・演出の音楽劇『マ
ニアック』の上演が2019年に決定

2019年1月、青木豪作・演出、安田章大主演、古田新太共演の音楽劇『マニアック』の上演が決定した。
本作の作・演出を手掛ける青木豪は、『東風』(05)、『エスペラント~教師たちの修学旅行の夜~』(06)で鶴屋南北戯曲賞ノミネート、『獏のゆりかご』(06)では第51回岸田戯曲賞最終候補など、その筆致の確かさは同年代の作・演出家の中でも群を抜いている。青木は硬派な社会派の作品から、『流星ワゴン』(06)、『ガラスの仮面』(10)、『八犬伝』『断色』『鉈切り丸』(13)、『9days Queen〜九日間の女王〜』(14)などの規模の大きいエンターテインメント作品まで様々で、その作風は豊かで次にどんな作品を書き上げてくるのか、今最も楽しみな作家とも言える人物だ。
また、古田新太は彼が出演するとなっただけで、人気と実力を兼ね備えたキャストの面々が共演を望むという稀有な存在のアクターと言われている。そんな古田と青木が、ちょっとブラックで危ない笑いがつまったものをやりたいと息が合い、この企画が誕生した。
そして主演には、バラエティ番組での共演を経て古田が熱いコールを送り、安田章大の出演が決定した。安田は2017年『俺節』で青森出身の演歌歌手を歌い演じ、渾身の演技は演劇界で話題となった。本作では愛する女性を救うために立ち上がる植木屋のアキラという、新しいキャラクターを演じる。さらに、わずか12歳で主演を務めたTVドラマ「瑠璃の島」では、類まれな演技力で視聴者の目を釘付けにし、演技派女優へと成長した成海璃子が出演する。
青木豪のダークで、ブラックな笑いに溢れたストーリーに、安田章大、古田新太、成海璃子の芝居巧者でエンターテイナーたちが、面白くも怖い、バカバカしさMAX! のエンターテインメントを目指す。来年の公演に期待が高まるばかりだ。
【ストーリー】
舞台はとある町の山の上、広い庭には樹木が生い茂り鬱蒼として不気味な、いやとても昭和的な佇まいの八猪(やずま)病院。この病院の院長・八猪不二男(古田新太)は、人当たりの良い柔和な人物と見せかけて、実はロボットと人体の融合=新しい医療の可能性を夢見て、入院患者を利用して人体改造実験を行っていたのだ。そんな院長の唯一の弱点は一人娘のメイ(成海璃子)。だが溺愛するあまり次第にメイの人生を支配し統治下におこうとする毒親となっていた。そんな狂気をはらんだ病院に、ある日庭の手入れに訪れる植木屋の犬塚アキラ(安田章大)。アキラとメイはひょんなことから出会い、恋に落ちる。しかし不二男の監視下にあるメイは病院からでてこようとせず、じれるアキラはメイに会いに病院に忍び込み、この病院の秘密を知ってしまう。そしてアキラは、不二男からメイを助け出そうと決心をして再び病院に入り込むのだが……。
実は病院を安く買いたたき、全国チェーンのホテルにしてしまおうと企む女社長やらその部下やら、怪しい雰囲気を嗅ぎ取って記事にしようと入り込んだフリー記者やその娘がいっせいに湧き出てきて、病院はてんやわんやになっていく。
果たして、アキラはメイを救出して解放させることができるのか、アキラは今度こそ自分が選んだ人を幸せにすることが出来るのか?!

青木豪 コメント
古田さんからお声がけいただいて、マジすか!? 嬉しい! でお引き受けしてしまいました(笑)。とにかく意地悪で不道徳、更にハレンチな話の音楽劇を、とのことで、“変態全開、だけど痛快”な作品にしたいと思っています。安田君は熱量の高さを常に感じますし、見るたびに顔が違う、いろんな人になれるんだろうなと思っていて、ご一緒できることが実現できて嬉しいです。
安田章大 コメント
初めてこのお話を聞いたときは、青木豪さん、古田新太さんというすごいタッグに参加するんだな、と思ったら「……」って気持ちになりました(笑)。作品を担う責任ももちろんありますが、どんな世界になるんだろう! と感じたのが一番の印象です。新太さんがいる以上はとてつもない世界になると思いますし、ステージ上では全力でぶつかって、ふざけるときは一生懸命出来たらいいな、と思っています。台本を読んだときは、これが青春ラブストーリーなの?! とびっくりしましたが、いろんなストーリーの要素がかみ合うことで絶妙で奇妙な面白さが湧き出てくるんだと思います。人から発動するエネルギーは生ものでしか伝わらないので、それが2年ぶりの舞台で直接届けられると思うと嬉しいです。しかもそれを新太さんと一緒に、いろんなジャンルの作品を書いている豪さんの作品でできること、どんなパッションが爆発するか楽しみです!
古田新太 コメント
これまでいろいろな作品を見てきて、青木豪さんといつか一緒に仕事がしたいと思い、今回お願いしました。青木さん特有の意地悪な目線で意地悪な作品を書いてもらい、くだらないオリジナルの音楽劇を作りたいと思っています。安田君は、バラエティ番組でも共演していますし、『俺節』(2017年上演)がとても良くて一緒に舞台に立てたらと思っていました。なので出演が決まったと聞いて嬉しかった。バカバカしい作品は、演技も歌も上手な人がやるのが頭が悪く見えていいんです! アットホームなカンパニーを作って、ハートウォーミングな感じでお届けしたいと思っていますので、ぜひご期待ください(笑)
成海璃子 コメント
楽しそうな予感しかしません! 音楽劇ということで慣れないことばかりですが、精一杯頑張りたいと思います。

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