【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#65 フ
ォークシンガー・小室等の言葉

作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、バンドマン、振付師、……そして、歌手。きらびやかな日本の歌謡界を支えてきた偉人たちを紹介するとともに、その方々が発したエネルギー溢れる言葉を伝えます。常軌を逸した言動の裏に、時代を牽引したパワーが隠されているのです! このコラムで、皆様の生活に少しでも艶と潤いが生まれることを願います。

僕らミュージシャンがやるべきことは、
ハレやケの時に必要とされる者としてい
つでもスタンバイしていることだと思う
んです

『津田大介の「メディアの現場」』(vol.27/2012.3.28.)より

2011年3月11日に起きた東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故。著者の津田大介は、震災直後の2011年4月8日に小室に会い、それに続いて2012年1月23日にインタビューを行った。2011年7月11日、小室の音楽活動50周年記念コンサートは「復興」をテーマに開催された。それは、井上陽水をはじめ、総勢23人のミュージシャンが即興でパフォーマンスをするというイベントだった。そこには、「支え合うことによって肯定的に生きられるんだ」というメッセージが込められており、今回の名言に繋がっている。

小室等(こむろひとし)
1943年11月24日生まれ、東京都葛飾区出身。1963年、フォークグループPPMフォロワーズを結成。唯一のアルバム『君はある日』(1967年)を発表。1968年、フォークユニット六文銭を結成。上條恒彦とともに歌った「出発(たびだち)の歌」(1971年)が約70万枚を売り上げる大ヒットとなる。その後、新六文銭、ソロ活動を経て、1975年に、吉田拓郎、井上陽水、泉谷しげるとともにフォーライフ・レコードを設立。初代社長となる。詩人・谷川俊太郎とのコラボレーション、テレビドラマや映画などの音楽プロデュース、アーティストへの楽曲提供と、活動の幅を広げる。そのかたわら、チェルノブイリ連帯基金の理事に就任。被災地の支援を行う。1992年にはチェルノブイリにも訪れている。1995年、TOKYO MX開局に合わせて「LOG IN TOKYO」の月曜パーソナリティに就任。現在、実娘である歌手のこむろゆいと親子デュオLagniappeとしても活動中。2018年9月29日、新宿文化センターにてLagniappeのライブが行われる。

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