【ハンドケア】自己流で効果出てる?
忙しい女性こそ知るべき「手と爪の正
しい守り方」

仕事にプライベートに忙しい毎日を送る女性たち。そんな中、自己流でハンドケアやネイルケアをしている方もいるかもしれませんが、本当に効果がありますか? 必要なのは正しい知識。今回ご紹介するケア方法をチェックして、この機会に見直してみるのもいいかもしれません。

アンリです。顔の肌ケアは意識していても、ついハンドケアはおざなりになりがちではありませんか?
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開き直ってしまえれば楽かもしれませんが、やはりキレイな手や爪、あきらめたくはないですよね。
自己流でケアをせっせとしているつもりの人、ちゃんと効果は出ていますか?
実は、世に出回るハンドケアやネイルケアの中には、効果が疑わしかったり、皮膚に負担がかかるものも少なくないんです。
この際、生半可ではなく、ちゃんとした知識を身につけ、指の先までキレイな女性を目指しましょう!
びっくり! 知っておきたいハンドケア、ネイルケアの本当就寝中のハンドクリームと手袋はやりすぎ!?
夜寝る時は、ハンドクリームをたっぷりつけた手に専用の手袋をしているから大丈夫! と思っていたら、大間違いです。特に今の時期にそれをやってしまうと、ハンドクリームの油分と肌の水分が混じり合って湿度が上昇し、もともと肌の上にある菌(常在菌)の大繁殖を招きかねません。
就寝中のハンドケアをするなら、手袋だけでじゅうぶん。その場合、保湿性や静電気の起こりにくいシルクなどの天然繊維を選んでくださいね。
適度な常在菌や皮脂は美肌の必須条件
繁殖しすぎると困る常在菌ですが、適度にないと、逆に潤いがなくなり、カサカサ手になってしまいます。
除菌シートや手指消毒剤を多用していると、雑菌だけでなく、自分の肌や身体全体を守ってくれる常在菌まで殺してしまいます。
また、「肌に優しい」と信じられている石鹸は、実は人間の弱酸性の皮膚を一時的にアルカリ性にしてしまいます。すると、弱酸性の状態を好む常在菌はうまく活動できなくなってしまうのです。
手を守ってくれていた常在菌や皮脂がいなくなれば、慢性的な肌荒れになることも。
潤いのある手を目指すなら、手は洗いすぎず、殺菌剤を使うことは避けましょう。
スクラブ、ゴマージュは使うなら月1で!
人間の肌は、古くなった角質が自然にはがれ、新しい角質が生まれることで、健康な状態を保っています。ですから、市販のスクラブで安易に古い角質を取ってしまうという発想は、あまりに乱暴です。
まだ必要な角質まで取ってしまい、肌は身ぐるみはがされた状態に。
ゴマージュは、ゲル成分を肌に塗って転がすと、汚れを吸着してくれるとうたった商品ですが、ボロボロととれるのは角質ではなく、ゲル成分が固まったもの。この中にどれだけ古い角質が含まれているかは疑問です。
一時的にしっとりしたり、美白になった気がしますが、頻繁に使うものではありません。
セルフネイルは「化粧品」を選んで!
忙しい人の中には、ネイルサロンに行く代わりに、自宅でセルフネイルを楽しんでいる方もいるかもしれませんね。
でも、ちょっと待って。ジェルネイルやネイルポリッシュのなかには、「化粧品」ではなく「雑貨」のものがあります。あまり安価すぎる場合は、そこを疑ってください。
法律で定められた基準をクリアし、許可を受けた化粧品メーカーの「化粧品」のネイル用品と、化粧品として販売していない「雑貨」とでは、成分まで違ったりするのです。「雑貨」のなかには、主成分が接着剤というものもあるんですよ!
ネイル用品をそろえる時は、製造販売会社、内容量、使用上の注意、成分表をよく確認してからにしましょう。
手のために気を付けたい生活習慣
生活の中から見直せること食器洗いはこまめにしない!?
洗い物をためるのがイヤで、ちょこちょこ食器を洗ってしまっていませんか?
「脱脂力の強い食器用洗剤」「手が濡れている時間の長さ」「皮脂を奪うお湯」など、手荒れを招く3点セットが揃う食器洗いは、手へのダメージの高い家事ランキングでぶっちぎりに1位なのです!
料理をすれば、汚れた食器は出るもの。そこで、家事と美肌を両立させるには、使い捨てのビニール手袋を使ってのお皿洗いをおすすめします。
ゴムだとどうしても中が蒸れてしまうし、何度も使ううちに雑菌も繁殖してしまいますからね。使い捨てなら、その心配はいりません。
どうしてもゴム手袋を使用する場合は、必ず中に綿やシルクの「ムレを吸う」手袋をつけてください。
食器洗いはこまめにすると、手袋をするのが面倒になってしまいますから、なるべくまとめて洗ったり、手袋をしないなら、皮脂を奪うお湯の温度をぬるま湯にするなど、気をつけましょう。
気をつければつけるほど、数十年後に違いがはっきり出てきますよ。
日焼け止めは強ければ強いほど肌には負担
毎日外出する人も多いと思いますが、気になるのはむき出しになっている手などの日焼け。
紫外線対策に、強いSPF値の日焼け止めを塗りまくっていませんか?
市販されている日焼け止めに入っている紫外線吸収剤は、紫外線を吸収して熱エネルギーに変えることで肌を日焼けから守るのですが、それは、熱の発散時に肌から水分を奪うということなのです。
当然、お肌は乾燥してしまいます。乾燥した手は美肌の大敵。
日焼け止めを選ぶなら、紫外線吸収剤ではなく、紫外線散乱剤の入ったものを選びましょう。肌への負担を減らすことができます。
爪の切り方を見直してみる
「年々、爪のサイズが小さくなっている」という方、もしかしたら、爪の切り方に原因があるのかもしれません。
爪は繊細な指先を守る大事な部分。先端の白い部分まで切ってしまっていたら、それは切りすぎです。
手のひら側から見て、指からちょっと爪がのぞくくらいを目安にしてください。
すきま時間にできるハンドケア
手はもともと心臓より下にあるため、むくみやすい部位です。疲労がたまったり、睡眠不足が続いたりで血流が悪くなると、だんだんくすんできます。そうなると、それまで目立たなかったようなシミやシワがくっきりと強調されてしまうのです!
疲れてきたと思ったら、手もくすみはじめているはず。
そんな時におすすめの、数分でできる「血行をよくするハンドケア」のやり方をご紹介します。
用意するものは、綿素材のタオル、クッション。
まずタオルをぬらしてラップに包み、電子レンジで30秒から1分ほどあたためてホットタオルを作ります。タオルを広げて、熱すぎない温度を確かめてくださいね。仰向けに横になり、おなかにクッションを置き、その上にホットタオルを載せた手を置きます。手を心臓より高くすることで、血流効果が高まります。タオルがぬるくなったら終了です。週1、2回でふっくらハンドを目指せますよ!
ネイルサロンやエステに行かなくても、美しい手やネイルを保つために、適度な油分を取り、バランスのよい食事を心がけるなど、日頃からできることはあります。
忙しいからこそ、正しい知識とケアの方法を身につけて、いつまでもキレイでいたいですね。

ウレぴあ総研

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