市川海老蔵の六本木歌舞伎、第三弾は
三宅健を迎えて『羅生門』(原作:芥
川龍之介 演出:三池崇史)

六本木歌舞伎の第三弾として芥川龍之介の代表作『羅生門』が、2019年2月22日(金)~3月10日(日)東京・EXシアター六本木で上演される(3月には大阪、札幌を巡演)。出演は市川海老蔵、そして共演に歌舞伎初出演となる三宅健が決定した。演出は第一弾から引き続き三池崇史が担当。
六本木歌舞伎は、2015年2月EXシアター六本木で幕を開けた。演目は『地球投五郎宇宙荒事』。市川海老蔵と中村獅童の歌舞伎への熱い想いから始まった宇宙規模の新作歌舞伎では、脚本に人気脚本家の宮藤官九郎、演出に“日本一忙しい映画監督”という異名をとる鬼才・三池崇史が参戦、連日会場は超満員の賑わいだった。
2017年2月には、第二弾として、超売れっ子マルチタレントのリリー・フランキーが新解釈で描き出した『座頭市』を、前作に引き続き、三池崇史が演出。出演には海老蔵に加え、三池の熱望により日本を代表する女優・寺島しのぶを迎え、海老蔵と寺島しのぶの22年ぶりの共演を実現させた。海老蔵の代名詞とも言える“眼力”を封印したこの公演では海老蔵の新たな境地を開いた。
そして第三弾となる今回は、芥川龍之介の代表作『羅生門』を歌舞伎化する。出演は海老蔵、そして共演には歌舞伎初出演となる三宅健。演出は第一弾から引き続き三池崇史が担当する。生きるための悪という人間のエゴイズムを克明に描いた文学作品を、三池がどう解釈し、どのように見せるのか。海老蔵と三宅健の共演が織り成す劇世界に期待が高まる。海老蔵、三宅、三池からコメントが届いたので紹介する。

市川 海老蔵 コメント
今回で3回目となります、六本木歌舞伎。芥川龍之介の「羅生門」に、三池監督、三宅健さんと共にチャレンジします。人間のエゴイズムを描いた名作を、歌舞伎という舞台でいかに表現するのか。今からとても楽しみにしています。
日本各地で自然災害で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興をお祈りいたします。

三宅 健コメント
海老蔵さん、三池監督、憧れのお二人とお仕事をご一緒させていただけることを大変光栄に思います。悪と正義の存在理由。三池監督が描く羅生門の世界を追求できる喜びを噛み締めています。
各地での度重なる災害に胸が痛みます。
皆さんの日常が一日も早く戻りますよう心よりお祈り申し上げます。

三池 崇史コメント
芥川龍之介も驚嘆!歓喜!やっぱ歌舞伎は面白い!が私のテーマです。
芥川龍之介✕市川海老蔵✕三宅健!何かが起きぬワケが無い。
六本木歌舞伎、ここに極まる!

≪市川海老蔵 プロフィール≫
十二世市川團十郎の長男として東京に生まれる。1983年歌舞伎座『源氏物語』の“春宮”で初お目見得。1985年歌舞伎座『外郎売』の“貴甘坊”を勤め七代目市川新之助を襲名。2004年歌舞伎座にて市川海老蔵を襲名。2014、2015年2年連続でシンガポール公演、2016年2月UAE、また3月にニューヨークのカーネギーホールにて「GRAND JAPAN THEATER」に出演。日本の伝統芸能を次世代に伝えるべく、自ら企画した「古典への誘(いざな)い」「ABKAI」「六本木歌舞伎」などの自主公演にも力を入れている。歌舞伎だけでなくの映像の世界では、2014年に映画「利休にたずねよ」で、第37回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。またNHK Eテレ「えいごであそぼ」では2018年1月に初の親子共演。以降も「LET'S MEETほりこしさん」コーナーに出演中。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 文化・教育委員会委員をつとめている。
≪三宅健 プロフィール≫
1995年11月1日、「MUSIC FOR THE PEOPLE」でV6としてデビュー。2015年はデビュー20周年を記念して全国ツアーを開催。2017年も「V6 LIVE TOUR 2017 The ONES」を全国7箇所で開催した。舞台は2000年の野田秀樹作の『二万七千光年の旅~世紀末の少年~』で舞台初主演し、映画は「親指さがし」(2006年)で単独初主演を果たした。TVドラマは「ほっとけない魔女たち」(CX)、「トットちゃん!」(EX)など、話題のドラマに次々に出演。さらにグループとして数々のTV、バラエティに出演。現在、V6として「アメージパング!」(TBS)に出演。NHK Eテレ「みんなの手話」では2014年よりナビゲーターを勤め、2018年のNHK総合「みんなで応援!ピョンチャン2018オリンピック」「みんなで応援!ピョンチャン2018パラリンピック」でもユニバーサル放送のメインパーソナリティーを勤め、手話を駆使して競技のルールや見どころを伝えた。

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